脱ケミカルデイズ

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木質バイオマス分解物に殺虫菌効果、農薬として実用化へ

2015年04月11日 | 農薬

2015年4月9日
木質バイオマス分解物に殺虫菌効果、農薬として実用化へ

稲わらなどの木質バイオマスを分解した物質に、農作物の病原菌の生育を抑制する効果があることが、東大や米ウィスコンシン大による研究チームが発見した。

チームの一人、大矢禎一・東大教授によると、「現在の有害な農薬に代わる新しい農薬になる可能性がある」そうだ。

 この物質は、チームにより、「ポアシン酸」と命名され、真菌の一種、出芽酵母を使った実験では、細胞壁の合成を妨げることが確認された。菌核病やジャガイモ夏疫病を引き起こす糸状菌、ダイズ茎疫病を起こす卵菌にも殺菌効果が認められた。今後畑での効果を確かめる実験に取り組む。