脱ケミカルデイズ

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上海を抜いたパリの大気汚染の解決策

2015年04月01日 | 化学物質

NEWSWEEK2015年4月7日号
上海を抜いたパリの大気汚染の解決策

走っていいのはナンバープレートの末尾が奇数の車か電気自動車か3人以が乗っている車だけ。制限速度は20キロで、違反車には22ユーロの罰金――そんな交通規制がパリで発動されたのは先週のことだ。

世界60都市の大気汚染を監視するプルーム・ラボは先週、パリが一時的に上海を抜いて、世界で一番大気汚染がひどい都市に踊り出たと発表。さらに危険な水準が5日間続いたため、パリのイダルゴ市長は緊急車両規制に踏み切った。

市内には150カ所以上の検問所か設置され、約750人の警察官か目を光らせた。この結果、初日の午前中だけで2803枚の違反切符か切られ、計6万1666ユーロの罰金が科された。

この措置のおかげで、車両通行量は40%減ったとされる。翌日は奇数ナンバーの車が規制されるはずだったが、前日夜までに汚染が改善されたため、規制は解除された。パリでは年末に国連の気候変動枠組条約締約国会議(COP20)が開かれるが、参加者は美しいエッフェル塔を見られるだろうか。(コナー・ギャフィー)