脱ケミカルデイズ

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厚労省検討委、降圧剤データ操作に関する千葉大の内部調査不十分と指摘

2013年12月26日 | 

産経新聞2013年12月25日 22:25
千葉大調査は「不十分」 厚労省検討委、詳細求める
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131225/crm13122522260025-n1.htm

 製薬会社「ノバルティスファーマ」が販売する高血圧治療の降圧剤「ディオバン」(一般名・バルサルタン)の臨床研究のデータ操作問題で、厚生労働省の検討委員会は25日、研究が行われた滋賀医大、名古屋大、千葉大の関係者から聞き取りを行い、千葉大の調査について「不十分」と指摘した。

 検討委では3大学が内部調査の結果を報告。滋賀医大は「恣意(しい)性は否定できず論文は不適切」と結論付けたとし、名古屋大と千葉大は「データが意図的に操作された形跡は見られなかった」と報告した。

 検討委は千葉大のケースについて、カルテと論文データの照合が、臨床研究に参加した患者約1千人のうち108人分にとどまったことについて、「極めて限られたデータを比較しただけの調査だ」などと指摘。

 千葉大が「(カルテと論文データの間に)相違はあったが、解析結果では数値に大きな違いは見られなかった」と結論付けたことについて「調査が不十分」と指摘し、より詳細な調査を求めた。千葉大側は「あくまでも内部調査なので、第三者委員会にお願いしたい」と応じた。