脱ケミカルデイズ

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犬のいる家庭の子はアレルギーになりにくい

2013年12月21日 | その他

iroiroニュース2013年12月18日 18時00分 更新日時:2013年12月18日 18時08分
犬のいる家庭で生まれ育った子どもは喘息やアレルギーになりにくい!?:米大学研究
http://irorio.jp/asteroid-b-612/20131218/96746/

ペットを飼っている人なら、その癒やし効果で心も体も健康になることは身をもって体験済みだろう。しかし、ペットによる健康効果はそれだけではない。新たな調査により、犬を飼っている家庭で生まれ育った子どもは、喘息やアレルギーを引き起こすリスクが低い可能性があることが明らかになった。

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校とミシガン大学の研究チームがおこなった実験では、①犬を飼っている家のほこりにさらしたマウスと、②犬を飼っていない家のほこりにさらしたマウス、そして③ほこりに全くさらしていないマウスを用意。それぞれのマウスを、ゴキブリまたはたんぱく質アレルゲンに触れさせたところ、①のマウスは肺の中にある喘息関係の炎症反応が、②や③に比べて著しく減少していることがわかったそう。また、①のマウスの腸内微生物は②と③とは違っており、①から採取したラクトバチルス・ジョンソニーと呼ばれる微生物をほかのマウスに与えたところ、アレルギーやRSウィルスによる炎症から気道を守る効果があることも判明したという。

今回の実験はマウスによるものではあったが、若齢期の環境が免疫反応にもたらす影響のメカニズムは人間でも同じとのこと。研究を率いたスーザン・リンチ女史は、腸の微生物群ゲノムを調整することで、肺感染症やアレルギー性気道疾患の新たな治療法が見いだせるかもしれないとしている。