脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

シャンプー中のシリコーン(1)

2013年02月06日 | 合成洗剤と石鹸

朝日新聞2013年2月5日 
シリコーンなし大手も シャンプー 人気無視できず 「髪に悪い」には反諭


髪にツヤを出して滑らかにするシリコーンが入ったシャンプーを展開してきた大手メーカーが、シリコーンを含まない製品を相次いで発売する。「シリコーンは髪によくない」と主張する新興メーカーなどのノンシリコーン製品の売り上げが急増。「根拠がない」と反論してきた大手も、拡大する市揚を無視できなくなった。
ユニリーバ・ジャパンは4日、ノンシリコーンシャンプー「ティモテピュア」を4月に発売すると発表した。「ラックス」など同杜の主力商品は全てシリコーン入りだが、「ナチュラルなイメージを好む人が増えており、選択の幅を広げるのが狙い」という。資生堂も3月に「TSUBAKI」をリニューアルし、新たにノンリコーンの製品をラインアップに加える。
新興メーカー、ブームに火
こうした動きの習景にはノンシリコーン市揚の拡大がある。ブームに火がついたのは昨春だ。化粧品会杜ジャパンゲートウェイ(東京)が、人気女優を起用したCMなどでノンシリコーンシャンプー「レヴール」の宣伝を大々的に開始。「シリコーンは髪への保湿成分の浸透を妨げる恐れがある」などと訴えた。
こうした主張に、大手はそろって反論した。資生堂は昨秋、実験結果をもとに「シリコーンが髪や地肌に悪影響を及ぼすことはない。むしろ洗髪時のダメージを軽減する」とウェブ上に掲載。花王やP&Gジャパン、ユニリーバも同様の見解を明らかにした。
それでもノンシリコーン製品の売り上げは伸び、今は市揚の1~2割を占めるとされる。大手からは「シリコーンは髪に悪いというイメージが広まってしまった」(業界関係者)と恨み節が漏れる。ただ、「いち髪」を7年前から売り出して主力商品となったクラシエホームプロダクツは、ノンシリコーンを前面に出していない。
シリコーンを使っていないのは自然な風合いを出すためで、担当者は「シリコーンが髪に悪いわけではない。仕上がり感の違いで選んでほしい」と話している。(生田大介)


ブログ主コメント
シャンプーにシリコーンが含まれているということは、石鹸派の私としては初耳でした。
シリコーンは髪に害がありそうですが、有害論争は結着していないようです。
そもそも合成洗剤系のシャンプーそのものが「髪に悪い」というのが私の見解です。ツルツル、サラサラというのも髪の健康とは無関係の表面的なもの。家庭用化学製品は、一つの欠陥をなくすために別の物を添加し、さらにその欠陥を補うために…ということで数百種類あるいはそれ以上の多様な物質の混合物になっています。含有物質はできる限り少ないに越したことはありません。