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サウル・アルバレス対フリオ・セサール・チャベスJr(2017/05/06)

2017-05-07 13:36:29 | ボクシング

スーパーミドル級12回戦

2階級制覇王者サウル・カネロ・アルバレス選手(Saul Alvarez)と元ミドル級王者のフリオ・セサール・チャベスJr選手(Julio Cesar Chavez Jr)。メキシコの2大スターが激突する注目の一戦は米国ネバダ州ラスベガスで行われ、一方的な内容の末にカネロ選手が12回完全フルマークの3-0判定を制しています。

スタートからいつもと変わらぬ様子でシャープなパンチを飛ばすカネロ選手。これまでよりも一気に10ポンド近く上げたことによる悪影響も心配されましたが、逆にきつい減量から解放されたことで動きはより鋭く、そしてパワーも増大、という風に映ります。
一方のチャベスジュニア選手は減量がきつすぎたのでしょうか。スタートから手数が少ないのは様子見なのかとも思いましたがラウンドを重ねていってもエンジンはかかりません。そうこうしている間にカネロ選手のシャープで力強いブローを次々に見舞われてよりジリ貧。カネロ選手のボディブローや右クロス、接近戦でのアッパーなどの強いパンチでのダメージも少なからずあったのでしょう。
結局最後までほとんど手も足も出ないジュニア選手をカネロ選手が12ラウンズに渡って痛めつけ続けたミスマッチでした。

公式のスコアはジャッジ3者ともに120-108のフルマーク。シロート採点も同じ。誰がスコアしてもこうなるでしょう。
まぁもともとこの二人のボクサーとしてのレベルが違うってのはわかりきっていた事です。こういう試合展開も考えてみればあり得ました。ただカネロにとって一気に体重を上げること、大きくて体力で大きく勝るジュニア相手に苦しむシーンもあるのでは、との予測・期待もありましたが現実は厳しかったっス。

試合後の演出なんかを見ると次にゴロフキンと、ということで話はついてるんでしょうか。なんか当人同士がそう言ってましたし実現するんでしょうね。カネロにとってはこの大一番に向けての試運転をこれ以上ないぐらいの完勝でクリア。
ウェイトを上げた事でよりパワフルでシャープな姿を披露できたこの日でしたので対ゴロフキン戦への期待もより膨らみます。楽しみに待ちたいです。


カネロ選手は49勝(34KO)1敗1分。チャベスJr選手は50勝(32KO)3敗1分。



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3 コメント

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Unknown (stdmffn)
2017-05-07 16:12:41
ゴロフキン戦は9/16で決定だそうです
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Unknown (オッドアイ)
2017-05-08 16:45:20
チャベスJr.は終始手数が少な過ぎましたね。
1~4Rポイントを取られ中盤戦から少しずつ自分に流れを引き寄せなければならない状況下のロープに追い詰めた際、連打に混ぜて強振のフックが見られませんでした。
以前までのチャベスJr.ならばリスクを多少犯してもスイングしてたはずなのに・・・

ラストラウンドの最後の10秒も手がまったく出ず終わると言う結果にがっかりしてしまいました。

セルジオ・マルティネス戦のようなどんでん返しを期待するような展開を待っていたのですがね。

アルバレスはコンビネーションを複数使っていましたがアミール・カーン戦のような複数ラウンドの複線を張ってのコンビネーションと言ったものは無く。

アルバレスのベーシックなコンビネーションが目立った気がします。

アルバレスはゴロフキンと戦うならば12Rまで目一杯使って戦いを挑む気がします。

連打で圧倒してしまうゴロフキンをわずかな時間でもいいから各ラウンドどう黙らせるか?
アルバレス自身のリングゼネラルシップをどこまで有意なものにするか?
今から楽しみです。
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Unknown (Unknown)
2017-05-21 04:47:29
これはミスマッチとしか言いようがないですね。無理な減量で動けないチャベスジュニア、そんな状態なのにパンチを効かせられないアルバレス、、、こんなマッチメークはどうなんでしょう?2人ともミドル級では戦えないのでは?
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