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WBAミドル級タイトルマッチ
大いに論議を呼んだ5月の一戦からのダイレクトリマッチ、WBAミドル級王者アッサン・エンダム選手(Hassan N'Dam N'Jikam)対ロンドン五輪金メダリストの挑戦者村田諒太選手(Ryota Murata)との注目の再戦は東京・国技館で行われ、村田選手が前戦同様に強打でペースを圧倒する中、7回終了後にエンダム選手コーナーがギブアップし、村田選手が新王者の座に就いています。
第1戦ではほとんど手を出すことがなかった初回の村田選手ですが、この日は初回から武器の右ストレート、棒立ち状態から打つ変な左右フックボディブローで攻めます。エンダム選手は足を使うのか、あるいは足を止めてファイトするのかちょっと中途半端な戦いを見せるなか、パンチの威力、クオリティで明白に上回る村田選手が確実にペースを支配していきます。
4回には左ジャブを強く決め、そして直後に決めた右ストレートで効かせ、さらに同じラウンド終盤には重い右ストレートから返した左フックのボディブローでさらなるエンダム選手の失速を呼んだ村田選手。6回に真正面からの右ストレートを決めてエンダム選手の腰を落とし、続く7回もハードなジャブを何度も決め、こすりつけるような右も決めてダメージを確実に刻み付けられていったエンダム選手。この回終了後にギブアップの意思を表して試合は終わっています。
CompuBox: Murata Lands a Big 56.5% of Power Shots on N'Dam
初回から村田選手の攻撃が終始ペースを支配していた試合。徐々に村田選手リードの流れが明白になっていく中、前戦もこんな感じだったんだけど意味わからん採点だったんだよなとか、スタートから結構ハイペースで戦っていた村田選手のスタミナ最後まで持つんかなとか、不安も感じつつの試合中だったのですが、終わってみれば村田選手のパワーと決意が圧倒しきった完全勝利でした。
これでWBAの世界王者となった村田選手ですが、ちょっと待てよWBAミドル級って本当はゴロフキンだよな、などと感じるのは誰もが同じでしょう。エンダムに勝って世界ミドル級王者、というのにも感じるところのある人は私を含めて少なくないでしょう。ましてやこの日のエンダムのパフォーマンス。
ただこの日の勝利で世界ミドル級戦線に参加する資格を村田選手が得たというのは確実で、これこそが重要。本物のミドル級トップファイターたちとの戦いが実現する日を早く見たいです。
村田選手は13勝(10KO)1敗。キャリア初のストップ負けとなったエンダム選手は36勝(21KO)3敗。
Ryota Murata VS Hassan N'Dam 2
アッサン・エンダム対村田諒太(2017/05/20)
村田諒太対ブルーノ・サンドバル(2016/12/30)
村田諒太対ジェシー・ニックロウ(2014/12/30)
村田諒太対アドリアン・ルナ(2014/09/05)
村田諒太対柴田明雄(2013/08/25)
ロンドン五輪結果
管理人さんが "棒立ち状態から打つ変な左右フックボディブロー" と言うように、村田は全くもって器用な選手ではないと私は思います(笑)。ただ、とても頭がいい選手なので、己の弱点と強みを理解したうえで今のスタイルを完成し、試合でもそれを完遂しきっているところが非常に素晴らしいとも思います。肉体的な強さも勿論ありますが、やはり頭のキレる選手だと感じました。
このボクシングスタイルが本当に世界のトップ中のトップにも通用するかは、確かに心もとない感覚です。ただこれほど自分とボクシングに真摯に向き合った人間がミドル級で金メダルを取り、そして今日プロで世界チャンピオンになったことは、素直に喜ばしくまた誇らしいことだと感じました。
まぁ勝ちは勝ちなんでいいんですが、ちょっと気になりました。
海外ではミドル上位陣には勝てないとか言われてますけど、レミューとか普通に勝てそうな気がするんですよね。
ヌジカムには勝ってるけどゴロフキン戦のやられ方が酷すぎる。
今回は相手の力量を十分把握していたので、自信を持って序盤から惜しみなくパンチを放ってました。特に左ジャブの威力が相当なもので、エンダムはどこを守れば良いのか分からずアップアップしていた様に見えました。
今回の勝利で村田選手は世界レベルのパワーファイターであることを認識されたと思います。
とりあえず、レミューとサンダースをぶっ飛ばして、真の世界一を目指して欲しいと思います。
王者の立場で相手の国での初防衛戦でこんな簡単に諦められるもんなのかね?
ダメージの蓄積?があったにせよ初回から一方的な展開でもなく結局ダウンすらせず白旗あげて終了・・・
これまでのキャリアで当然相手関係があるにしてもこれで38戦36勝の猛者とは思えない
日本にファイトマネーだけ稼ぎに来た印象しか受けなかった
村田には初防衛戦に期待します。
前回の手数の少なさがぶり返したら12Rをまたぐクソ試合になるのでは?と思っていたのですが、ヒットしなくても相手の前進の機を潰すパンチを出すようになったと思います。
全体的にラウンド支配をしていて今回の戦いは理想的だったと思います。
それにしてもアッサン多少ぐらついたけど打たれ強いのは前回同様だったなと思いました。
今後の強敵と戦うにはアッサンを倒しきる力を身に付けてほしいと思います。
でも今回のこの試合はちょっと楽しみにしていて、
素人ならではかもしれないんですがすっかり興奮しちゃって、
おもしろかったです。
記事が公開されるのも楽しみにしてました、
自分も見てた試合なのでより身近に読むことが出来ました♪