WBCフライ級タイトルマッチ
フライ級王者の比嘉大吾選手(Daigo Higa)の初防衛戦はフランスからの5位トマ・マサン選手(Thomas Masson)を挑戦者に迎えて東京・国技館で行われ、比嘉選手が7回TKOで勝利して初防衛に成功した一戦でした。
スタートからハイペースな攻めで長身の挑戦者マサン選手を圧倒していった比嘉選手。ガードの固い相手に対してボディブローや顔面へのアッパー連打などで攻めまくります。時折見せるマサン選手の右ストレートや左フックでの反撃にちょっとヒヤリとした瞬間もあると言えばあったもののポイント、ペースともに比嘉選手が圧倒。
オープンスコアリングの途中採点を聞いてなのか5回から手数を増やした挑戦者でしたが、変わらぬハイテンポ、ハイペースの攻めで弾き返していった比嘉選手。続く6回に比嘉選手の右アッパーのボディブローで一気に失速したマサン選手で、7回に右瞼をカットした時点で戦意を失ってしまったのでしょう。自ら膝をつくノックダウンを喫した後のドクターチェックで続行を拒否して試合は終わっています。
初回からハイペースでの攻めを続けていた比嘉選手だったのですが、その攻めに費やすエネルギーと相手に与えるダメージ量とが釣り合っていない、攻めている割には相手にダメージをほとんど与えられていないように見えて、スタミナが落ちた場面でどうなるか・・などと不安を感じたのですが全くの杞憂だっということでしょうか。序盤からボディブローはよく入っていたのでそれの蓄積が導いたストップだったのでしょう。
比嘉選手は14勝(14KO)。マソン選手は17勝(5KO)4敗1分。
ディフェンス面ではシンプルなガード一辺倒ですが、これだけ攻撃力があればこれで十分でしょう。
井岡選手との試合を熱望してますが、比嘉選手が圧倒的に有利だと思います。
具志堅さんが年内は難しいって言ってたので
本人の年末の井岡戦希望は挑発込みのリップサービスだとしても
やるなら間に1戦を挟み浜田越えの16連続KO記録を井岡戦で挑戦!なら
凄く盛り上がりそう。
是非とも陣営はその青写真でお願いします。