こんばんは、ひろみです。
社交ダンスの楽しみかたは、千差万別ですが、指導をする立場からすると、競技志向にも教える事はできるし、コミュニケーショのの手段や楽しいダンスとしても指導する事ができるので、どちらの方向性でいくかは、大変悩むところです。
インターナショナルスタイルやアメリカンスタイルなどの違いはあるものの、海外での社交ダンス事情は、日本では、考えにくいですが、子供の習い事として定着している国が多く、学校でもマナー教育、教養の一部として授業にも取り上げられたりしている国もあり、子供の頃からダンスに触れる機会が多いので、10代後半になると大人顔負けのスタイルで、社交ダンスを踊る子供達も実在しています。
私が、最初に子供たちに社交ダンスを指導してみようと思ったのは、ちょうどjbdf日本ボールルームダンス連盟の方で、ジュニア育成の為、16歳未満のお子様を対象としたジュニア・スクールを全国的に開校しようという試みがなされたのをきっかけとして興味を持ち、お子様をお持ちの元生徒様やご近所の方のお声かけしたからでした。
そして当時、英国のブラックプールのタワーボールルームダンスで練習していたダンスホールで、親子で社交ダンスを一般市民の方が踊りにいらしている光景を見かけ、日本では、子供が社交ダンスを普通に踊るところを見た事がなかったので、イギリスでは、日本の盆踊り的な感覚で社交ダンスを踊りにくるのかな❓なんて、とても新鮮に思いました。
財団のジュニアスクールは、無料で開講という事だったので、当時の私は、ダンスを無料で教えるということに疑問をいだき、1時間1000円で、ご指導させていただきました。【子供のダンスといえば、バレエはとても人気ですが、個人レッスン主体の社交ダンスよりも、グループレッスン主体のバレエの方が、平均は高額な月謝かと思われますし、無料にすると質の良い指導を続けていくのが困難になりがちなので、少なくともお金はいただきたいと思いました。】
最初の子供達の指導は、お母様たちにも協力してもらって、始まりましたが、土曜日に開講していたので、シルバー世代対象の方のダンスグループと、子供のダンスグループと同日だったので、テンションのたもちかたが、とても大変でした。かたや、ゆっくりペースで、かたやアップテンポで…その日は、へとへとでしたが、みんなの笑顔で癒されました。発表会にも2回挑戦しました。
いつも送り迎えをしてくださってるお母様方にご意見を伺うと、テレビやアニメ、社交ダンスを習っている保護者の方の情報などで社交ダンスの存在を知り、バレエやヒップホップではなく、子供が社交ダンスを習いたいと言ったから、子供の社交ダンスの指導をしている教室を探していらした方が多くいることがわかりました。
日本では、マイナーな子供の習い事としての社交ダンスですので、実際は、最初の子供の社交ダンスのイメージは、ちょっと楽しそうという程度のものだったかもしれませんが、それだけに興味を持った社交ダンスを続けたいと子供達に思ってもらうためには保護者の方の協力と、もっと多くの子供たちに社交ダンスの存在をしってもらい、ダンスを好きになってもらい、先生や教室を好きになってもらい、競技志向、楽しいダンスと偏ることないダンスレッスンと、定着させるまでの目標を明確にする事が大切かと思われます。
発表会に出場した子供たちは、いつも、本当に、楽しそうでした。