こんにちは、横瀬です。
「競技ダンスはスポーツか?芸術か?」というタイトルをよく見ますが、私はどちらも必要だと思います。
スタンダード種目は伝統的な格式高いダンス、ラテンもルンバなどはエレガントで品のある綺麗なダンスが魅力的です。そういう意味では芸術性が求められます。
しかしクイックステップやサンバ、チャチャチャなどは体力も必要ですし、瞬発力や身体の力の高さも必要です。そういう意味でスポーツでもあります。
競技ダンスはペアで組んで他のペアと争います。比較対照で勝ち負けはジャッジの主観にかかってます。
芸術性が高くてもムービングが弱くおとなしい踊りだと評価が低いでしょうし、スポーツ的に動きばかり重視してもエレガントで品がないとそれはそれで評価が低いと思います。
ジャッジの見るポイントは大きく分けると、ポスチャー(姿勢)、ムービング、音楽だと思います。
ポスチャーはお互いのコネクションをどう保つかに繋がります。一体感のあるコネクションはとてもエレガントです。
しかしただ単に形だけのポスチャーではムービングに繋げることはできません。ムービングの中でのポスチャーでなければなりません。
ムービングではフットワークがとても重要で正しいフットワークでなければよいムービングを行うことが出来ません。スイングの基本は正しいフットワークからです。
しかし逆にムービングばかりを重視して相手とのコネクションが良くないとエレガントに見えません。ペアのコネクションを良くしていかにダイナミックにムーブメントを行うか?
そうなるとお互いのバランスも重要です。音を外してる人は、元々音感がないか?バランスが悪くボディコントロールが出来てないかだと思います。
大半の人は音が取れないからではなく、バランスが悪いからボディコントロールが出来ずに音楽を外してると思います。
バランスのコントロールはフロアクラフトで他のカップルとの接触を少なくできます。よくぶつかってばかりのペアはバランスのコントロールが出来てないからです。
コネクションよくバランスがよくてフリーにムービングできてやっと音楽が表現でると思います。
音楽表現できるようになればあとは感性が大事ですね。感性は良い踊りを見たりして養っていくものだと思います。
ポスチャー、ムービング、音楽それぞれがブレンドされ、よいダンスになると思います。(言うのは簡単ですが…)
そういう意味でもダンスはスポーツの要素も必要だし、芸術的な感性も大事だと思います。