連日寒くてこたつから出られない日々。こういうときはDVD見ながらゴロゴロするのが一番。
というわけで、今更ながらなんですが宮崎駿監督の引退昨「風立ちぬ」を見たりして。
この作品、戦前の様子がよく出てて、昔人間のワタシなんかそうそう!あるある!と共感しながら見る部分が多かった(どんな生活してるんだ)でも作品の本質はノスタルジックな恋愛なんかではなくて、堀越二郎のエゴがテーマなんでしょうなー。
ここで表現される堀越二郎は周囲の思いや時代の流れなんかには見向きもせずに自分の作りたい飛行機だけ作ってる。周りのことに全然関心のない様子は声優ではない庵野さんが声を当てることでより強調されている。周囲の俳優陣から浮きまくったしゃべりとトーン。最初から最後まで変わらない違和感は二郎と周囲の人間の違和感そのものなんですねぇ。よくこんな浮世離れした男を菜穂子は愛したもんだ。結核が進行しても唯寝かせておくだけ。病人の横で平気でたばこを吸う二郎。妻をほったらかしにして自分の好きな飛行機に没頭するする姿はたぶん家族を犠牲に作品を送り出していた宮崎監督自身と重なるんでしょう。そんな二郎を妻がすべて許し、最後には「一番綺麗な姿だけ見せたかった」という理由で一人山の病院へ帰ってしまう。なんというデキたヨメだ。わがままし放題、家庭を顧みないでも素晴らしい作品だけ作ればすべて許されるという願望みたいなものが出てる気がする。実際の宮崎家では「お父さんは全然家のことをしない!」って生々しいバトルがあったんじゃないかなぁ。そんな願望をスクリーンで、どーんと観客に見せつけるって・・・恥ずかしくないのかなー。それが出来てしまうところが宮崎監督のエゴイスティックな所なんでしょうねぇ。
作品としては宮崎監督の心の叫びを吐露した独りよがりなモノでしたが、それを2時間まがりなりにも飽きさせずに見せるところが監督の才能なんでしょう。もう一度見直すとまた違う感想になるのかな?そんなもやもやしたものを感じさせる意味深なアニメでした・・・
というわけで、今更ながらなんですが宮崎駿監督の引退昨「風立ちぬ」を見たりして。
この作品、戦前の様子がよく出てて、昔人間のワタシなんかそうそう!あるある!と共感しながら見る部分が多かった(どんな生活してるんだ)でも作品の本質はノスタルジックな恋愛なんかではなくて、堀越二郎のエゴがテーマなんでしょうなー。
ここで表現される堀越二郎は周囲の思いや時代の流れなんかには見向きもせずに自分の作りたい飛行機だけ作ってる。周りのことに全然関心のない様子は声優ではない庵野さんが声を当てることでより強調されている。周囲の俳優陣から浮きまくったしゃべりとトーン。最初から最後まで変わらない違和感は二郎と周囲の人間の違和感そのものなんですねぇ。よくこんな浮世離れした男を菜穂子は愛したもんだ。結核が進行しても唯寝かせておくだけ。病人の横で平気でたばこを吸う二郎。妻をほったらかしにして自分の好きな飛行機に没頭するする姿はたぶん家族を犠牲に作品を送り出していた宮崎監督自身と重なるんでしょう。そんな二郎を妻がすべて許し、最後には「一番綺麗な姿だけ見せたかった」という理由で一人山の病院へ帰ってしまう。なんというデキたヨメだ。わがままし放題、家庭を顧みないでも素晴らしい作品だけ作ればすべて許されるという願望みたいなものが出てる気がする。実際の宮崎家では「お父さんは全然家のことをしない!」って生々しいバトルがあったんじゃないかなぁ。そんな願望をスクリーンで、どーんと観客に見せつけるって・・・恥ずかしくないのかなー。それが出来てしまうところが宮崎監督のエゴイスティックな所なんでしょうねぇ。
作品としては宮崎監督の心の叫びを吐露した独りよがりなモノでしたが、それを2時間まがりなりにも飽きさせずに見せるところが監督の才能なんでしょう。もう一度見直すとまた違う感想になるのかな?そんなもやもやしたものを感じさせる意味深なアニメでした・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます