電波少年

iPadにメロメロな今日この頃のワタシ。タブレットを持てばいつでもどこでも情報にアクセスできて、世間と常につながる姿を想像するだけでなんともクリエイティブな気分になるんですよねぇ。とはいえ現在の状況ではまだ購入する時期でないのも確か。欲しいけど買わない方がいい・・・頭では分かってるけど感情がー。このモンモンとした気持ちはなんとも歯がゆいですなぁ。

　なんとか手軽に情報をgetするには・・・そういえば「ラジオ」って手があった。ワタシくらいの世代はかつてみんな「電波少年」でした。小さかったころは短波放送全盛で、中国やソ連が大出力で日本語放送をガンガン流してました。「北京放送」なんて文化大革命終期だったから「偉大な指導者毛主席」と今の北朝鮮なんかメじゃないプロパガンダ放送をバンバンしてて「なんかスゴイ?!」と幼心に遙か夜空の彼方にある異国を感じてたもんです。学研の科学にも「鉱石ラジオ」があったなー。クリスタルイヤホン挿してニクロム線のアンテナを広げると電池を使ってないのにかすかにラジオ関西が聞こえて興奮した覚えがあります。そして中学時代はBCLの最盛期で、雑誌の広告に載ってたパナソニック クーガ ＲＦ－２２００を穴があくほど見つめてはヨダレだしてましたなぁ。ということで就職してしばらくしてからパナソニック プロシード ＲＦ－Ｂ４５を買ったんです。それからしばらく喜んで聞いてましたが東西冷戦が終わり、ソ連が崩壊したり中国が豊かになるにつれて短波放送はどんどんショボくなって競馬か株の放送くらいしか流してないようになり、ワタシ自身もCB無線に転向したから、BCLほったらかしになって20年くらい経ってたんです。

　しばらくぶりに聞くＲＦ－Ｂ４５は以前と変わらぬ音を出して経年変化はあまり感じません。ビゴレリ掃除しながら聞く中波のおしゃべりはあくまでかしましくて、いい感じ。ラジオはこうでなくちゃ。仕事のあいまに聞こえるオバチャンパーソナリティのたわいのないローカルな話題で笑い転げる甲高い声がなんとも昼下がりを平和にしてくれます。

　久しぶりに夜中ワッチしようかなー。