フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

初心者のための使える会計知識 その9 損益分岐点分析

2010年01月31日 00時04分09秒 | ビジネス実用
日本政策金融公庫との相談では、
創業時の利益の有無について突っ込まれました。
創業時は、ほとんど利益を見込んでなかったので、
創業時からきちんと利益が出るように、
事業計画を見直してほしいとのアドバイスです。

創業時とはいえ、金融機関にとっては
やはり計画段階で利益が見込めないというのは
見過ごせないようです。

ちょうど、産業創造館のセミナーでのテーマが
損益計画の策定に関するものだったので、
グットタイミングです!

講義内容の一部を公開しますね。

講師の先生は、おもに管理会計のお話をされていました。
会計には2通りあって、財務会計と管理会計に大きく分かれています。

財務会計は、貸借対照表・損益計算書などの財務諸表を作成し、
過去を整理報告するのに使い、会社法・税法などで法定されています。

一方管理会計は、未来を数字でイメージするために使われる会計で
とくに法律で定められているわけではありません。
代表的な数字が、損益分岐点というわけです。

自分の事業の経費を賄える売上高はいくらか
をまず知ることが大事で、
それが損益分岐点になります。


まずは、赤字を出さないということが一つ目の目標。

二つ目の目標が、借入金の返済と自分の生活費が
まかなえるようにすること!
これが必要利益になります。

必要利益は財務会計で言うところの
純利益」に当たるそうです。

この必要利益をどの程度にするかを
決めることが社長の仕事です。

創業した企業の3年後の生存率は3割といわれています。
1年目と2年目の間が「デッドバレー」と呼ばれる谷間ができ、
2年間頑張れたらなんとか生き残れるめどがたつそうです。

事業を継続させる粘りが必要というわけですね。

では、具体的にはどのように損益計画をたてたら良いのでしょうか?
これも講義で述べられていました。

【損益計画策定の手順】

1 固定費を固める
  ①借入金元金は固定費に含めない
  ②支払利息・減価償却費は固定費に含める

2 必要利益額を算出する
  必要利益額=借入金-減価償却費+内部留保
  ※減価償却分は支出を伴わない費用なので、
   その分必要利益から控除する

3 変動費率を設定し、限界利益率を算出する

4 損益分岐点分析を行い、売上高を算出する
  ※損益計画においては、売上高は一番最後に決まる


固定費は、家賃や正社員人件費など、
売上が上がっても下がっても変化しない経費を言います。
変動費は、売上とともに変化する経費です。

それぞれの数字を出すための数式は以下の通りです。

変動費率=変動費/売上高

損益分岐点売上高=固定費/(1-変動費率)

限界利益率=1-変動費率

損益分岐点比率=損益分岐点売上高/売上高

売上高={固定費+必要利益/(1-税率)}/限界利益率


講義はこの後、具体的な事例が出され、
事例に出されている数字を、
数式に当てはめ、
必要利益や目標利益、目標売上高などを算定するという
グループ演習が続きました。

ハードでしたが充実した2時間でした!

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