cuminseed

ちょっとだけスパイシー

中国障害者北海道へ

2010-08-16 | 障害者
尼崎での『中国障害者画家羅麗艶作品展』が終わり、
羅麗艶さんも日本での滞在があとわずかになった。

1か月の間、作品展や日本の方々との交流活動を積極的にこなしてきたが
ほとんど日本の観光をしていない。

羅麗艶の希望で、何処に行きたいか尋ねたところ、
『北海道』との答えが返ってきた。

中国のテレビで、
北海道を舞台としたドラマが放映され大ヒットしたらしい。
中国では北海道旅行が憧れの的となっているそうだ。
羅さんもそのドラマを見ていたそうで、
もし連れて行ってもらえるなら、
是非とも、北海道に連れて行ってほしいらしい。


北海道旅行が決まったのが7月の終わり。
日程が夏休み(お盆休み)の一番帰省や旅行の多い日。
飛行機のチケットや旅館の手配をする時間もなく、
JTBにお願いすることにした。

「札幌の時計台」や「北の国から」のドラマなどはまったく興味がなく、
景色がよく、花がたくさん咲いているところとのリクエスト。
8月は、すでにラベンダーもなく時期外れの感もあるが、
行けば何とかなるだろう(?)
「富良野・美瑛」の方と場所はすぐに決まった。

理事長が2002年に第6回DPI世界会議札幌大会に、
通訳として中国からの障害者約30名を引率した経験があるのだが、
観光は札幌市内だけでバリヤフリーの行きとどいた場所がほとんどだった。
富良野・美瑛・旭川周辺で、
バリヤフリー完備のホテルや旅館は殆どない。
あっても満室か凄く料金が高い。
パンフレットを見ながら電話をかけてもらい、
部屋の前までは車椅子で行くことが出来るホテルを探してもらった。

そして移動なのだが、、、
電車は駅員にスロープを設置してもらうと何とかなるのだが、
バスは車椅子対応のバスしか乗れない。
尼崎市営バスは全車車椅子対応なのですが、
富良野・美瑛には・・・
車椅子対応バスがありませんというお言葉が返って来た。

悩みに悩んで(サイフと)
3日間の移動はすべてタクシーに^^;

いよいよ出発!
この日に限って台風が接近。
飛行機が飛ばないことも覚悟の上、
大阪(伊丹)空港へ。




前もって搭乗は障害者、その内一人は障害者と連絡済み。
1時間前には、窓口に来てくださいと連絡を受け、
朝7時に空港へ到着。



すでにたくさんの人がチェックインに並んでいた。



並んでいる人とは別に、
サービスカウンターへ。
ここで航空機用車椅子に乗りかえ、
それまで乗っていた電動車椅子のバッテリーを外し梱包、
手荷物を預けるなど結構時間を費やす。





搭乗口まで案内してもらい、
飛行機には優先搭乗で乗るように説明を受ける。




かなり激しい雨が降っている中、
他の乗客の前に飛行機に乗り込む。




この車椅子、
後輪(大きな車輪)が外れるようになっていて、
座席の横まで運んでくれる。




離陸した時は大雨だったが、
飛び上がると、
そこは晴天の雲海の世界。



中国障害者北海道一名と、
日本人障害者一名
日中ハーフ(?)障害者1名が
北海道へと旅立った
コメント
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