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ちょっとだけスパイシー

DPI世界会議韓国大会参加記(6)

2007-09-22 | DPI世界会議韓国大会参加記
会議3日目は、ホテルまでの送迎バスに乗らず、
ソウル市内観光をすることにした。
南大門・南大門市場はホテルに近いので、
会議が終わってから行くことが出来たが、
それ以外はバスの窓から見るだけだ。

KINTEXから地下鉄までの無料シャトルバスに乗りこんだ。
地下鉄切符売り場で、
「どこまで切符を買えばいいの?」
観光地がどこにあって、どの駅にあるかも知らないし、
駅名もなんて書いているのか解らない。
急に決めたので下調べをしていなかった。

今いる駅が終着駅で、
どの電車に乗ってもソウル市内に向かうことだけは確実だ。
「さぁ? 取りあえずソウル市内まで行ってタクシーに乗ろう」
韓国は日本と違いタクシー料金が安いと聞いていた。
切符売り場で同じように悩んでいる若い日本人女性がいた。
ガイドで韓国に来ていて、
今日の午後からは自由にしても良いと言われたそうだ。
友人がソウルにいるのでこれから会いに行きたいのだが、
駅名を読むことが出来ず苦労しているという。
ソウル市内で乗換えもあるそうだ。
私たち夫婦だけでは不安なので
「乗換える駅まで、一緒に行きましょう」
と言うと、その女性も一人では不安だったようで
「良いですよ。お願いします」
との言葉が返ってきた。
路線図を見て、切符販売機でなんとか買うことが出来た。
自動改札を通り階段を下りてホームにでる。
ホームにはすでに電車が停まっていた。



まだ新しいのだろう。
天井からテレビが吊り下げられたキレイな電車だ。
誰もいない電車に座ろうとしたら、
座席が金属製なのだ。
お尻がヒャ~~とする。



「ここから19個目の駅でおりるぞ」
駅名が解らなければ、数だけが頼りだ。
ガラガラで発車した電車が、だんだんと込み合ってきた。

駅を7つほど超えたとき、
不衛生で不潔な身なりをした60歳ぐらいの男性が、
20センチ四方ぐらいの紙箱を、
座っている人に差し出しながら歩いている。
物貰い(乞食)だ。

地下鉄の中にまで物貰い(乞食)がいるなんて凄い。
日本だと車掌か駅員、あるいは公安委員が引っ張っていくだろう。

さらに2駅ほど過ぎてから、
今度は年配の小太りの女性が、
コマつきの大きな旅行かばんを引っ張って、
手にパンティストッキングを持ち、
乗客に売り歩いている。
これも日本だと車掌か駅員、あるいは公安委員が引っ張っていくだろう。

韓国の地下鉄は、いろんなモノを見せてくれる。

降りる駅が近付いて来た。
想像通りハングルで書かれた駅名が解らず、
数が頼りになっていた。

無事降りようとした駅に到着。

「気をつけて行って下さいね!」
と女性と別れた。
コメント
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