cuminseed

ちょっとだけスパイシー

ありがとう

2006-12-02 | 本・映画・芸術
今日は11時頃から
松伯美術館に
「余白の美」~象徴空間の魅力~

を観に出かけた。
タダ券を新聞屋さんから貰ったからである。

昨日の天気予報では、
今日は『晴れ』と言っていたのに、
近鉄奈良線学園前駅から
バスに乗ったときは曇りだったのが、
5分後、美術館前のバス停に着いたときには、
どしゃぶりの雨!
美術館入り口までの100メートルを、
傘もなく歩いて行ったため、ボトボトになってしまった。

この美術館は、
上村松園・松篁・淳之三代にわたる作品を
紹介することを目的として作られたそうである。
私と妻は、特に母親の「上村松園」の絵が、
趣があり、ゆっくりと拝見させて頂いた。

美術館から帰る頃には雨が止んで来た。
どうやら一番雨の強いときに、
バス停から歩いてきたようである。
私の日頃の行いが、悪いのだろうか?

近鉄奈良線の終着駅難波に着いたのが3時半。
家に帰るのも少し早いので、
映画を観て帰ることにした。
最近、観たい映画がたくさんあったのだが、
上映時間の都合で、
「ありがとう」を観ることにした。

チケットを購入し映画館の中に入ると、
ガラガラである!

休憩時間が終わり、電気が消され、
CMが上映される頃に、少し人が増えたものの
全観客合わせて、30人ほどしか入っていないだろう。

本編が始まると、、、

阪神淡路大震災の映像や様子を再現したシーンでは、
私も自然と涙がこぼれ、
私より間近で自身を体験した妻は、
目が涙であふれていた。

後半のゴルフの場面では、
馬鹿らしいシーンもあったが、
上映が終わり出口に向かうと、
誰もが目を真っ赤にして、
涙を流した事を物語っていた。

トイレで出会ったおじいさんは、
目を真っ赤にし、顔を洗っていた。
阪神淡路大震災での想いが甦ったのだろう。

10年ひとむかしと言われるように、
阪神淡路大震災も過去の出来事として、
記憶から薄れてきたようだ。

懐中電灯に雨合羽、防寒具を、
ザックにつめて、非常事態に備えてはいるのだが、
懐中電灯など、乾電池を10年前に入れたままである。
明日は、新しい乾電池に取り替えておこう。

コメント (2)
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