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cuminseed

ちょっとだけスパイシー

雲南省旅行記(7)

2006-08-24 | 雲南省旅行記
朝7時半に2階レストランで朝食のバイキングを頂いた。
学校が夏休みと言う事もあり、子供連れの家族もたくさん来ていて、
中華に洋食(和食はありませんでした)雲南地方の郷土食などもありました。

8時にホテルを出発。
今日は10時5分の飛行機で西双版納に移動する予定。
昆明を離陸してから40分ほどで景洪(ジンホン)空港に到着。
今まで見た事の無いような小さな空港で、今にも雨が降りそうな天気。
タラップを降りて、荷物を取り出口に向かうと
私たちの名前を書いた紙を持った若い女性が待っていた
ガイドの劉さんである。
景洪市内のホテルに荷物を預かってもらい、「原始森林公園」に向かった。
孔雀をイメージして作られた西双版納大橋をわたり、
瀾滄江(ランツァンジャン)に沿って車が走った。

赤茶色に濁った水が、悠々と流れている。
瀾滄江は国境を越え、ミャンマーに入るとメコン川と名前が変わる。
チベット高原を水源として、ミャンマー・ラオス・タイの国境を流れ、
カンボジアを下りベトナムより南シナ海へ注ぐ。
4,880キロの長さを持つ、東南アジア一の大河だ。

西双版納では温暖な気候と瀾滄江のめぐみを受け、
三毛作でお米が作られているそうだ。
しかし、劉さんが言うには、味はたいした事無いらしい。
西双版納にはタイ族が一番多く住み、漢民族、アイニ族、ヤオ族、
プーラン族、ラフ族などの民族が生活している。
劉さんがタイ族の風習について説明してくれた。
タイ族の男性は15歳になると、好きな女性の家に行って
その家の、家事や重労働を3年間一日も休まずしなければいけない。
3年経って18歳になった時、好きな女性や家人が認めると結婚ができる。
変わっているのは、結婚してから男性(夫)は、
仕事をしなくても良いのである。
3年経って、女性や家人が認めてくれないと、諦めるどころか、
ダメな男性とレッテルを貼られ、それが中に知れ渡り、
一生結婚出来ないそうである。
そして、その風習は今も続けられているそうだ。
劉さんは結婚1年目の新婚だそうで、
旦那は毎日遊んでいるのかと聞いてみた。
「知り合いの男性で仕事をしないで毎日遊んでいる人もいますが
私の夫は観光関係の会社で運転手をしています。遊んでも良いのですが、
仕事をしてもかまわないのですよ」


「雲南十八怪で、『お婆さんが猿よりも早く木に登る』って聞きましたか?
景洪を100キロほど北に行くと普洱(プーアール)という町があり、
そこから普洱茶と呼ばれるようになりました。
普通のお茶は低い木ですが普洱茶は10メートル以上になるのです。
だからお婆さんも木に登るのが早いのです」

その他にもたくさんの話をしてもらい、
1時間30分の車の旅を楽しく過ごさせて頂いた。

コメント
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