徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

全日本フィギア選手権2010

2010年12月26日 21時52分08秒 | 日記
 男子も女子も接戦で盛り上がりました。

 今夜は女子のフリー。
 強豪ひしめくお姉さんスケーターにジュニア出身の若手が切り込む構図です。

 結局、完成度の高い安藤美姫が6年ぶりに優勝しリベンジ、
 今期不調だった浅田真央は復活のスケーティングを披露しましたが、一歩及ばず2位。
 3位は成長著しい村上佳奈子でした。

 私は昔から安藤さんのファンです。
 といっても、トリノ五輪で散々な結果に終わった頃からかな。
 あの頃はジャンプを一つ失敗すると不安な気持ちがすぐに表情に出てしまい、見ている方もつらくなりました。

 そのどん底を経験後、彼女は復活しました。
 コーチのニコライ・モロゾフさんの影響も計り知れない(?)。

 今のミキティは、吹っ切れて無駄な力が入らず、自分の世界をストイックに表現しています。
 それと積み重ねた練習の厳しさが体から想像されます。絞り込み、鍛え上げた肉体(背筋の盛り上がりがすごい!)。
 地獄のスランプを練習量で乗り越えてきた人間に恐いものはありません。
 「自分に勝てれば結果はついてくる」という信念があるのでしょう。
 今日の勝利に心からの拍手を送りたいと思います。

 さて、私が一番心酔したスケーティングは、表彰台に乗らなかった庄司理彩さんでした。
 若干14歳のジュニア王者ですが、演技と云うよりバレエの舞台を見ているような優雅な身のこなし。もう、天性のセンスとしか云いようがありません。
 数年以内に日本のトップ選手となり、観客を魅了することでしょう。

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