徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

「ねずみ捕り」なんてやっている限り警察は尊敬/信頼されない

2013年12月28日 07時18分15秒 | 日記
 以前から疑問に思っていることが改善されるという、大いに頷ける記事;

時代遅れだった…「ねずみ捕り」生活道路重点へ
(2013年12月27日:読売新聞)
 ドライバーから「ねずみ捕り」と忌み嫌われ、警察行政のトップからも見直しを求められたスピード違反の取り締まりが、大きく変わることになりそうだ。
 これまでは幹線道路などでの取り締まりが中心だったが、警察庁は方針を転換。歩行者など「交通弱者」が巻き込まれる事故を減らすため、生活道路や通学路などでの取り締まりに力を入れる。そのために、小型の速度自動測定器の導入も検討する。

◆方針転換
 速度規制や取り締まりのあり方を話し合ってきた警察庁の有識者懇談会が26日、生活道路などでの速度取り締まりを強化するよう提言したのは、事故の実態と取り締まりの現状がアンバランスだったためだ。
 住宅地の生活道路や通学路は、歩行者や自転車と車が混在して利用している。同庁によると、生活道路での事故では、死傷者の35・7%は歩行者や自転車利用者。道幅が広い幹線道路での19・6%より格段に割合が高い。
 一方で、取り締まりは「やりやすい場所」に偏っていた。全国の警察が速度取り締まりを行うのは幹線道路が中心。速度を自動測定する取り締まり機器「オービス」は装置が巨大で太い支柱などが必要なため、住宅街などには設置できず、道の脇に設置スペースのある幹線道路がほとんどだった。

◆時代遅れ
 生活道路での取り締まりに重点を置く欧州の方式も、方針転換を後押しした。小型で持ち運びもできる無人測定器を活用することで、事故が多発する通学路などに設置することも可能だ。「日本のやり方は時代遅れだった」と反省を漏らす警察庁幹部もいる。
 懇談会は、生活道路での最高速度を30キロに引き下げる規制を進めることも求めた。歩行者の致死率は、衝突時の車の速度が50キロなら80%を超えるが、30キロなら約10%にまで減らせるからだ。警察庁は2016年度までに、住宅地など3000か所を30キロ規制とする方針だが、12年度末では455か所にとどまっている。


 いわゆる「ネズミ捕り」には私も何回か引っかかったことがあります。
 しかし落ち着いて考えてみると、歩行者の少ない直線ばかりで必ずしもそこで交通事故が多いわけではなさそう・・・。
 何となく普通に運転しているとスピードが出がちな準幹線道路で、人の揚げ足を取るという要素が無きにしも非ず。

 通勤途中で子どもが自転車で路地から飛び出してくる危ない交差点があるのですが、そこで取り締まりをしている姿をついぞ見たことがありません。

 こんなことをやっているうちは、警察が市民から恨まれても尊敬はされないだろうなあ、と常々感じていました。
 だって警察って市民を守るために税金で雇われているはずでしょう。
 税金を使って市民をいじめているという構図。

 ようやく見直されるようですが、遅すぎますね。
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