テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ジェフベックの魅力にハマっているのだ(^O^)/

2012年05月16日 | 日記

新曲のご紹介の前に私の雑談に少々お付き合いいただきたいと思う



今まで色々なギタリストの作品に触れてきた

購入してきた数々のギターもその時にハマっていたギタリストの影響を多大に受けている

以前にご紹介したアイバニーズ製のギターもスティーブヴァイの影響なのだ


可能な限り、憧れのギタリストと同じメーカーのギターを所有したいというのは人情だと思う

普通の人の場合には最新のアルバムとか注目のアーティストに興味を惹かれると思う


いわゆる一昔前に人気があったアーティストには見向きもしないと思うのだ

読者の皆さんはどうだろうか・・?


実は若い頃に聴き逃した?作品を機会を見つけては聴き直しているところなのだ

ネット検索やyoutubeなどで情報を確認した後に気に入れば購入するという感じなのだ


最近はゲイリームーアー、ジミヘンドリクス、ジェフベックの作品を購入したのだ

 

特に新品には拘らない

中古で良品が見つけられればそれもOKだと思う


まぁ、実際のところ、本当に良い作品は中古市場に流通しないのがお約束なのだ

当然のことながら『良質な作品』に出会う為には少々の出費が必要だと思う


賢明な読者の皆さんはすでにお気づきだと思うが・・・

上記に挙げた三人のギタリストに共通している点は『ストラト弾き』ということなのだ


多彩な音づくりが可能なストラトだけにストラトマスターと呼ばれるギタリストたちの
奏法や音作りは今後のギター生活において大いに役立つと思う


ストラトの代表的な音色はブルースに代表されるようなクランチだが・・・

マーシャルのようなファットな歪み系アンプとの相性も良いといえる


とにかく、ストラトで色々な音を作ってみたいと考えているところなのだ



特に私のツボにハマったのはジェフベックなのだ



いまさら説明の必要もないと思うが・・・


三大ギタリストの一人なのだ

クラプトンと共にストラトを愛用していることで有名なのだ

違いはアームとジェフ特有の指弾きだと思う


レスポール弾きであるジミーペイジと仲良しだという事でも有名なのだ

2人に共通しているキーワードは伝説のバンド『ヤードバーズ』だと思う


ジミーペイジが残した有名な台詞がある

「ギタリストはジェフベックとそれ以外のギタリストだ!」

それほどジェフベックがギタリストとして『特殊な存在』であるということなのだ


ジェフベックのアルバムだけで連続で5枚ほど衝動買いしてしまった

代表作はもちろんだが少々マニアックなアルバムも購入してみた


とりあえず、これだけあれば多角的にジェフベックの魅力に触れることができると思う


ネットでもジェフベックに関する記述を見かける機会が多い

先日、ネットのコミュニティでジェフに関するディスカッションを見かけた


「ジェフベックの魅力って何ですか?」

「いまいち理解できないんですけど・・」


色々とジェフベックの魅力を力説している人がいたが所詮は徒労だと思う

「ストラトの魅力を最大に引き出したところだと思うよ」

「やっぱり、あの表現力だろうなぁ・・他にいないよな」


結局のところ、質問者に何を言っても無駄だと思う

おそらく、私の想像だが若年層だと思う

しかも、ギタリストの魅力は超絶な速弾きだと思い込んでいるのだ


ジェフベックに速弾きを求めるのはナンセンスだと思う


5枚のアルバムを連日聴いて楽しんでいるのだが・・・

とにかく、その表現力の凄さに驚かされる




指弾きの影響もあると思う

特にスローなナンバーでの強弱の付け方は絶妙だと思う

ボリュームもトーンも自在に操るのだ


独特のアームプレイも注目だと思う



殆どのギタリストはアームを飛び道具的に使うことが多い

いわゆるトリッキーなプレイなのだ


一方のジェフの場合には『音楽的な表現』なのだ

アームの音程の変化も音譜だという概念なのだ


ジェフベックの音楽の深さと難しさについてストラトマスターであるChar氏も語っているのだ

「ジェフのアームプレイって独特なんだよな・・・」

「何て言うか・・もっと音楽的なアプローチなんだよ」


最初の頃はこの言葉の意味が理解できなかったのだ

最近では良く理解できるようになってきた



先日もちょこっと説明したが・・・


ジェフのプレイを語るうえで欠かせないのが『ボトルネック奏法』なのだ

左手の薬指に筒をはめ込み弦をスライドさせる奏法なのだ

何故だかスライドの時にはテレキャスターを使用することが多いようだ


チューニングをスライド奏法用に変えているのだ

『オープンチューニング』という言葉をご存じだろうか?

つまりは開放弦を鳴らした状態で何かしらのコードになるような変則チューニングなのだ



スライド奏法も極めるのはかなり難しい

ビートルズのジョージハリスンもボトルネック奏法の達人なのだ

スライドプレイとは関係ないがストーンズのキースも変則チューニングの達人だった



若い頃に遊びでチャレンジしたことはあるが真剣に取り組んだことはない

これも私の中では課題の一つなのだ


自分の楽曲の中でどのように使うか?

非常にセンスとテクが問われる作業だと思う




話は変わるが・・・

久々にコピー譜を購入したのだ

15曲ほど入って4500円ほどだった

「コピー譜って高いね~」

という感じだったのだが買ってしまったのだ


私が好きな曲である『蒼い風』を触りの部分だけコピーしてみたのだが・・

あらためてジェフベックの凄さを痛感したのだ

音遣いが非常に独特なのだ


文章では表現し難いが・・・

とにかく、私の指クセとはまったく異なる指運なのだ

「これは勉強になるなぁ・・・」

という感じなのだ


今後も楽しみながらコピーしてみたいと思っている

皆さんに御聴かせできるレベルに到達した際にはアップしてみたいと考えているのだ


良く考えてみればジェフベックのコピーをする人が少ないことに気付くのだ

やはり、正確な速弾きを越えた難しさがあるのだと思う

加えてアーム部分のコピーも難しいのだと思うが・・・

如何だろうか?


ジェフのようなアームプレイを目指す為に必須なのは完璧なアームの調整なのだ

音程を安定させるというのは当然だがアーム棒のトルク調整も必須だと思う



これはストラトのアーム部分なのだ

ロックペグもチューニング狂いにはかなり貢献しているのだ



ロックペグの紹介がてら、ストラトの背面もお見せしたい



少々斜めった画像になっているが・・・

ネックとボディの結合部分がカットしてあるのだ

この加工はハイポジでの演奏で非常に助かる

こんな工夫が現代版のストラトには随所に施されているのだ

定番のストラトオーナーが現代版のストラトに憧れて、
自分で『ヒール加工』に挑戦しているブログを見かけたことがある

アイバニーズのボディを削った経験がある私には痛いほど気持ちが理解できるのだ



話をアーム棒に戻そう・・

私のストラトはねじ込み式ではないのだ

穴の中にアーム棒を差し込むタイプを採用している

穴の中でバネがアームを支えているのだ

購入時にはかなりフィーリングが硬かったのだが最近は良い感じになってきた

グリスなどを注入して自分好みに調整したのだ




ユルユルになった場合にはバネの交換で対処できると思う

アリアのアーム棒も秀逸なのだ



六角レンチでトルクを好みの重さに調整できるのだ



実はネジがあまりに小さ過ぎて最初の頃は気付かずに使っていたのだ

定番のストラトのようにネジで締め込むタイプなので締め込み具合で調整していたのだ


「何だよ~こんなイイのがあったのか?」


自分のギターは良く観察するに尽きると思う



細かい話だが実はこういう部分こそギターにとって重要なのだと思う


さすがにゴトー製だと思う

本当に『痒い所』に手が届くメーカーだと思う

素晴らしい!


精度の低いパーツを平然と組み付けている某メーカーにも見習ってほしいと思う




ジェフベックの奥深さは誰にでも分かる世界ではないと思う

読者の皆さんも意見が分かれるところだと思う


”分かる人だけが分かれば良い・・”

という世界観を感じる



私のブログを訪問してくださる皆さんは流行のポップスを
BGM的に聴いている人よりは音楽的に造詣が深いと信じているのだ


おそらく、ジェフベックの良さを理解している人も多いと思う






久々の完成曲である今回の楽曲について少々解説させていただきたい

拍子は三拍子なのだ

いわゆるワルツに代表されるリズムなのだ


ジェフの楽曲を意識してスローなナンバーに仕上げてみた

参考までにBPM80という設定なのだ

楽曲のキャラを決定する上でテンポは非常に重要な条件の一つになってくる

厳密な話になるが・・・

テンポの設定しだいでディレイやエコーなどのタイム感の調整も異なってくる

ギター弾きの人にはご理解いただけると思う



ギターはストラトを使用しているのだ

フロントのハーフトーンとリアのハーフトーンを使い分けているのだ

さらにボリュームやトーンのノブをコントロールして表現力を増してみた


ピックは一切使っていない

ジェフを真似て全編にわたり指弾きで演奏しているのだ


アームに関しては小指にアーム棒の先端を挟みこみながら操作しているのだ

アタックと同時にアームを動かす『クリケット奏法』も部分的に織り交ぜてみた

雰囲気だけは・・

”なんちゃってジェフベックなのだ・・”

格好から入るのも悪くないと思うのだ



一聴するとフツーの曲に感じるかもしれないが・・・

私なりにジェフベック流のエッセンスが詰まって作品になっていると自負しているのだ

ジャズ的なアプローチを随所に盛り込んでみた


まぁ、分かる人だけ分かれば良いという感じだが・・・


私にとっては『意味がある作品』になった気がするのだ・・



自分で言うのも妙だが・・・

ギター演奏に関してはまだまだ『伸び代』を感じているのだ

ギター弾き冥利に尽きると思う



練習も大切だと思うが・・・

何より重要だと思うのは常に『新鮮な音楽』(自分にとって)に触れることだと思う

加えて、常に意識して音楽を聴くということに尽きると思う


他人の演奏を意識して聴くことは非常に意味があることだと思う

必ず、何かしらの形で自分の演奏表現のプラスになることは間違いない


これが伸びるギタリストとそうでないギタリストの決定的な違いだと私は考えているのだ

常に意識的なギタリストは練習も効率的に行えると思える


ちょっと偉そうになってしまったが・・・

中級以上の人はオヤジの独り言だと軽く聞き流していただきたい



今回はヴァイオリン奏法、指弾き、ボトルネック奏法、アームプレイ、ワウペダル
と盛りだくさんの内容なのだ

実際の演奏(スタジオ演奏など)を想定して通して弾いているのだ

昨日、ご紹介した『自作ケーブル』の効果も確認していただきたいと思う



ストラトらしさを表現できたと思うが・・・

如何だろうか?



長々と書き連ねてしまったが・・・

久々の『新曲』をタップリとお楽しみいただきたいと思う



ジェフベックっぽいでしょ?
















  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする