還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

能登半島灯台巡りの旅(4日目)輪島~珠洲

2012-05-20 16:36:52 | 旅行
5月9日(水)
天気が良さそうなので朝7時頃から輪島市内(馬場崎通り~朝市通り~海岸)を歩いて見る。

電柱もなく景観がよく維持されている。

銀行も近寄らなければ銀行とわからないような造りになっている。


=竜ケ崎灯台= (0755-0815)
港から北西方向の小高い丘の上に灯台が見えたので早速車を走らせる。
道の駅から約3㎞、鴨ケ浦方面への途中から灯台への上り道に入ると大きな無料駐車場がある。
そこからすぐそこに灯台が見える、コンクリートの階段を2~3分登ると到着。
灯台の横が展望台ふうに整備されていてベンチも設置されている。

すぐ脇に輪島漁業無線局の送受信所(無人で遠隔制御されている)もありました。(すみません元無線屋なものでつい目がいってしまいます)



=白米(しろよね)の千枚田= (0830-0930)
竜ケ崎灯台からR249を約12㎞珠洲方面へ進むと道の駅「千枚田ポケットパーク」があり、そこが世界農業遺産に認定されているという「白米の千枚田」の絶好のビューポイントになっている。

最も小さい水田は0.2㎡であり全部で1004枚のミニ水田を13戸の農家が耕作を続けられているそうです。
名前の由来はこの水田枚数からという説と「狭い田なので」という説があるらしい。

ちょうど田植えの終わった田の畔の草刈り作業をしているところでした。

水田の中へも観光用に畔道が舗装されていて、平日にも関わらずひっきりなしに観光客が訪れていました。
グローバル経済の下で農業も大規模・効率化を余儀なくされている現在、山間部の棚田と言いこの千枚田と言い、先祖達が狭い国土に工夫をこらしてきた農業だが観光農業でしか生き残れないのでしょうか?

=白崎=

ここまでの能登半島の海岸は黒い岩や地肌がほとんどであったが、突然白い岬が見えてきたので思わずカメラにおさめた。
地図を見てみるとその姿の通り「白崎」であった。(文字通り「名は体を表す」地名)



=能登鞍崎灯台= (1010-1035)

R249の新鞍崎トンネル上にある灯台です。

輪島から珠洲方面へ向かってのトンネル出口に車を停めるスペースがあり、そこから少し入ると海上保安庁のメンテナンス用の道があります。
しかし現在、落石で危険な為「立入り禁止」になっていました。
せっかく近くまで来ているので「自己責任」でちょっと登ってみました。

途中からの写真ですが、近寄れば近寄るほど電線が邪魔になる方向になりNGです。。

灯台敷地は非常に狭くて広角レンズで撮ってもこれだけしか撮影範囲に入りません。
危険を犯してまで登る価値はなく、下の方から撮影したほうがいい写真が撮れそうでした。



=道の駅「狼煙」・禄剛埼灯台= (1100-1250)
予定ではこの「狼煙」で宿泊のつもりにしていたが、予想外に早く着いてしまった。
ここから禄剛埼灯台まではややきついスロープになっている道と階段を上る道があるが、上りは階段の方を通ってみた。約9分で灯台へ到着します。
下りはスロープの方を通り約6分で下ってきました。

能登半島で最も有名な灯台なのでしょう、平日でも結構観光客が来ていました。
高さは低いですが、石造りのどっしりとした立派な灯台です。
周辺は広い公園になっており、また内浦と外浦の境でもあり、朝日と夕日が同じ場所で見られるとのこと。
地元の人は「狼煙灯台」とも呼んでいるようです。

標高が46mあり、最近立てられたのか「緊急津波避難所」の表示看板がありました。

時代物のプレート。
菊のご紋章がついているのは全国でこの灯台だけです。
最初は何と書かれているのかわかりませんでしたが、右から縦読みで「明治16年7月10日初点灯」と読めます。



=長手崎灯台= (1550-1600)
禄剛埼灯台を出て宿泊予定地「道の駅すずなり」に13時30分過ぎに到着。
道の駅に車を置き、昼飯を求めて珠洲市内をさまよい歩きましたが適当な店はみな昼の営業を終了している(ほとんど1400で終了)
仕方がないのでコンビニのおにぎりで空腹を満たした後、狼煙から珠洲への途中にあった長手崎灯台を目指しました。

狼煙から珠洲まで海岸沿いに走る県道28号線を走っていると小泊漁港の手前に「小泊簡易郵便局」がありそのすぐ裏に立っている。

堤防灯台のように海の上に直接建てられている珍しい灯台。



=道の駅すずなり= 1610着

ここも輪島と同様に廃線になった珠洲駅を利用した道の駅で、市役所まで1㎞の距離にあり、すぐ隣に24時間営業のコンビニやガソリンスタンドもあって車中泊にも安心な場所です。私達の他には車中泊車なし。

ここ珠洲市でも感心したことがあります。
まだ時間が早いので市内を散策していた時、道ですれ違う中学生達が見知らぬ私達に「こんにちは」とか「さようなら」とか挨拶してくれるのです。
多分先生方がそういうふうに指導されているのでしょうが、素直に実行している生徒たちが素晴らしいと思いました。
高校生はさすがに照れ臭いのか無視でしたが・・・。