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還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

よいお年を

2017-12-31 21:49:19 | 日記
年を重ねるごとに時の経過が加速度的に早くなるようで、いよいよあと数時間で2017年も終わります。
個人的には充実した一年だったように感じていますが、皆様にとってはどんな一年だったでしょうか?

恒例の紅白も知らない歌手の方が多くなり、ここにも年令差を感じつつ、年越しを迎えています。

また、ことさらに北朝鮮の脅威をあおりながら外交努力を放棄し、それを口実に防衛費だけを増やし続ける現政権。
来る年にはいよいよ戦争が始まるのでは・・・?といった不安を抱えたままの年越しです。

もう年なので世間の動きに一喜一憂せずに悠々と過ごしたいものですが、そんな暢気なことを言ってはおれない世の中になりそうです。
とは言いながらやはり新たな気持ちで新年を迎えたいものです。

どうぞ皆さんもよいお年をお迎え下さい。

伊方原発運転差し止め判決に思うこと

2017-12-14 20:39:02 | 日記
下級審では住民寄りの判決が出ても高裁、最高裁と上級審に行くにしたがって政府・行政寄りの判決に覆されるのが常のわが国の司法ですが、
上級審としては初めて広島高裁で「伊方原発運転差し止め」が認められました。

勇気ある良心的な決定を下した裁判官には敬意を表したいものですが、残念に思うのは定年を一週間後に控えた裁判官だから下せた判断なのではないかということです。
まだ立身出世が頭の中にある中堅の裁判官でも同じ結論になったのだろうか?という疑問があります。
それほど私の中には現在の司法に対する不信感がある。

三権分立とは言え最高裁の裁判官の指名権は内閣にあり、出世すればするほど政府に厳しい判断を下すのは難しい。
「忖度」が問題になった官僚機構といい行政、司法ともに政府の顔色を伺わなければ出世できない仕組みになっているのがおかしい。
人事権は司法、行政それぞれの組織で持つべきだろう。
そうして初めて真の三権分立が確立されるのだと思う。

ホシ(犯人)はジイジ

2017-12-02 21:30:32 | 日記
全く面識のない人を刺したり、逆恨みで簡単に他人を殺めたりと、訳のわからない事件が多い昨今ですが、まさか身内に振りかかるとは思いもしませんでした。
近くのマンションの駐輪場に置いていた高1の孫娘の通学用自転車のタイヤが何者かに切り裂かれていた。

普通のイタズラなら刃物でタイヤをパンクさせるぐらいが関の山。

ところがこれはご丁寧にもチュウブを取り出して切り裂いています。

娘や孫は気味悪がり警察に被害届を出すことに。
最初は近くの交番から警察官が一人で現場検証に来られたが、現状を見て「これは尋常ではない」と応援の警察官を呼び、指紋採取や「恨みをかうような覚えは?」とか事情聴取を受けた。
その高校では同じような被害が数件あり、どうやら学校に恨みを持つ者のしわざか?
しかし防犯カメラもあるマンションの駐輪場で孫の自転車だけが狙われたことに、姿の見えない犯人を思い孫たちは気味の悪い嫌な数日を過ごしていました。
最近の世相を思うにジイジ、バアバも心配で心配でしかたがない日々でした。

ところが休みに入った今日、娘が自転車屋に修理に持っていったところ、これは空気の入れ過ぎでチュウブが破裂したのが原因とのこと。
そう言えば事件の前夜に孫の頼みで、私がエアポンプで空気を入れたのだった。
ちょっと入れ過ぎたかなと思いつつ、今は冬なので膨張しすぎることもないだろうと孫に渡したのでした。
「ホシはジイジだった」とドラマのタイトルのような事件。
原因がわかり一同ほっと一安心したものです。
しかしジイジの信用が落ちたのだけは間違いのない事実のようです。


地方が元気だった頃

2017-11-22 23:20:13 | 日記
昭和30年代から40年代にかけて、我が故郷は田舎だが播州織りと呼ばれる先染め(織物にしてから染めるのではなく、染色した糸を織る工法)織物で栄えていた。
当時からバスが一時間に一本しか走らないような田舎町にまで九州や四国から中学を出たての女工さん(いつの頃からか女子従業員さんと呼ぶようになったが)がたくさん来ていたものだ。

我が家はしがない地方公務員の家庭だったので無縁だったが、周りは金持ちが多く、田舎の割りには裕福な家庭が多かった。
最盛期には「ガチャ万景気」(織機がガチャンと一往復する度に万札が入ってくる)と呼ばれるほどだった。

ところがアメリカが繊維輸入に厳しくなり、特に「糸で縄を買った」と言われた沖縄返還交渉後は円高も作用して急激に衰退していった。
今では見る影もない。

つぶれてしまった旧織物工場(当時の姿をそのまま残して農業倉庫として使われている)

過去との邂逅

わずかな残照

夢破れて
今ではこのような織物工場を見られる地域もほとんどなくなっている。

時代とともに業種の盛衰が入れ替わるのは仕方がないことなのだろうが、全国的に地場産業に元気がなくなっていくのは寂しい。
必然的に地元では若者の仕事が少なく年寄りばかりの限界集落になっていってしまう。

成果の見えないまま次々と新しいスローガンを打ち立てる安倍政権だが、こういう問題を何とかしてほしいものだ。


晩秋

2017-11-07 21:36:23 | 日記

11月に入りボチボチ喪中ハガキが届くようになった。
それも両親ではなく本人のものが・・・。
特に若い頃一緒に働いた同年令の人の訃報はこたえる。
自分もそういう年令になったということなのだが実感は全くない。
若い頃と同じでいつまでも生が続くような気がしている。
しかしもう終活を始めなければならない年令になったということだろう。
寂しいけど今は冬間近の晩秋といったところか。




さらばバネット

2017-10-11 21:07:43 | 日記

9年前に中古のバネットを利用して自作したマイキャンピングカーです。
北海道、東北以外の全国各地の旅を楽しませてくれた愛車ですが、走行距離が13万キロを越え走行音もうるさく感じ出したので手放すことにしました。
廃車にするので内部のキャンピング仕様のものを全て解体しました。
たとえ車であっても自作時の様々な思い出が蘇ってきて、人との別れと同様に寂しさがこみ上げてきます。

今度は軽トラの荷台に積み下ろしが可能なキャンピングハウスを乗せる予定です。
ハウスは300キロ近い重さなので走行性に不安がありますが、比較的簡単に積み下ろしが出来るので、畑仕事や普段乗りに気軽に使えるのが魅力です。

キャンピングカーを購入するときは居住性や走行性、経済性を検討することになります。
年に2~3回しか旅せず日常使用の方が多いのに、バネットは居住性は良いがどうしても車重が重くなり走行性と経済性(燃費が悪い、毎年車検)に不満がありました。
今度は経済性と居住性(二段ベッド仕様で意外と広い)は良さそうなのですが、何せ小さいエンジンなので走行性に不安があります。
しかしどんなキャンピングカーを選んでも全てを満足させることは不可能なので、どれかは犠牲にせざるを得ません。

来週には軽トラ納車、その後ハウスメーカーに発注し約2ヶ月後には使えるようになる予定です。


立憲民主党に期待

2017-10-10 19:38:28 | 日記
今日10月10日は53年前の東京オリンピックが始まった日です。
敗戦から19年目、苦難の日々を乗り越えてようやくオリンピック開催にこぎつけた興奮が昨日のことのように思い出されます。
まだみんなが貧しかったけど一生懸命働けば、明日は今日よりも必ず良くなると夢が見られた時代でした。

あれから半世紀が過ぎ、あの当時と比較して今の日本はどうなんでしょう?
将来に夢と希望を持てる人がどれくらいいるのでしょうか。

そんな中で衆議院選挙が始まりました。
今なら勝てそうだという見込みだけで、とって付けたような大義で国民をごまかしたような自分勝手な選挙だと思わざるを得ません。

おまけに民進党が今までの主張と真逆の主張をする希望の党の軍門に下った時には、初めて棄権せざるを得ないと絶望的な気持ちになったものです。

そんな中、筋を通して立憲民主党を立ち上げた枝野さんにかろうじて希望を見出した思いです。
自民党から出られないから仕方なく民進党にいるような保守的な人から旧社会党の流れを組む左派系の人まで、ごちゃ混ぜで統一した政策を示せなかった民進党ですが、これで随分スッキリしました。

改憲、原発、安保問題等々に対する主張がはっきりして選ぶ側からは随分スッキリしました。
議員になるためには今までの主張を変えても・・・と考えているような候補者は論外です。

枝野さんの悲壮な姿に、かつて管内閣不信任案採決の際に、同僚や先輩議員の説得にも涙を流しながら筋を通した松木謙公議員(今回は残念ながら希望の党に移られましたが)の姿が重なりました。

右翼的な自公、希望、維新が競合するなか、立憲民主党は意外と健闘するのではないかと思われます。

頑張れ 枝野さん

テディ池谷ピアノコンサート

2017-09-18 22:14:10 | 日記
完全退職後はや4年が経つ。
退職と同時に入った高齢者大学も4年目になり(現在大学院の一年生)残すところあと2年余りとなった。
地元に知り合いを増やさねばとの思いで入学したのだが、おかげで親しく付き合える友人も増えた。
その中の一人M夫人は私より年上だがご主人の趣味(家庭菜園)や嗜好(下戸、甘いもの好き、麻雀好き)が私と同じで、
妻ともども家族ぐるみで親しくして頂いている。
以前お宅にお邪魔したおり居間に立派なピアノが鎮座していた。
「家人は誰も弾かないけど友達が来た時に弾くので置いてある」とのこと。

今日はその人が一年ぶりに訪れて当地で開くというコンサートに誘われて、妻と妻の友人達(高齢者大学の同級生)と行ってきた。

地元では有名な「三田屋」レストランのティーサロンで60名ぐらいの小規模なコンサートだったが、
すぐ目の前での演奏は迫力満点で久々に感動した。

かつて「東京キューバンボーイズ」のコンサートマスターとして活躍し、日本のカーメン・キャバレロとの異名を持つテディ池谷さんです。
83才とは思えぬ力強い演奏と、客のリクエストに応えてどんな曲も楽譜なしで即演奏されたのにはびっくりです。

レコードやCDもいいですが、やはり本物を直に聞くのは違います。
それも何百人も入るような大ホールより今日のような小規模なものは最高の贅沢でした。
久々に本物に触れて気持ちが若返った一日でした。

テディ池谷さんと若返った人たち



危惧すること

2017-07-19 22:53:08 | 日記

安倍政権のお友達閣僚のあまりのひどさには言うべき言葉もありませんが、稲田防衛大臣の国会答弁がウソだらけだった事が明らかになりました。
事あるごとに「責任は私にあります」と軽々しく口に出すが全く責任を取ることのない安倍首相自身の言葉の軽さを見習っているのでしょう。
言葉だけで国民をごまかせるという姿勢が顕著です。

多くの国民が危惧する安保法制や特定秘密保護法等を強行しても変わらずに高支持率を維持していた内閣支持率も急降下です。
高い内閣支持率自体が不思議だったのですが、この時期になって何故急降下したのかも不思議な感じがします。

うがった見方かも知れませんが、官邸に人事権を握られた官僚組織の反撃なのでしょうか?
マスコミへのリークも恐らく官僚側から積極的に行われ出したのでしょう。

今回の稲田防衛大臣の件も「こんな大臣に我々の命を預けられるか」といった防衛関係者からのリークによるものでしょう。
拍手喝采したい気持ちもありますが、よく考えてみればこれは恐ろしいことではないでしょうか。

自衛隊(自民党は防衛軍と呼びたいらしいが)が気に入らないトップ(防衛大臣)を辞めさせる事が出来るという前例になります。
文民統制という建前のもとで専守防衛に徹してきた自衛隊が牙を磨くことにならなければいいのですが・・・。



神戸帆船フェスティバル

2017-07-17 23:40:26 | 日記

神戸開港150年を記念して15~17日まで帆船フェスティバルが開かれ、
15日には帆船8隻による淡路沖から神戸港までパレードが行われるというので午前中から行ってきました。

着岸予定の岸壁には昼頃からたくさんの人達が今か今かと待ちわびている中、
15時ごろになってようやくお目当ての日本丸と海王丸が相次いで入港してきました。

美しい姿の海王丸、まさに海の貴婦人の称号がふさわしい美しさです。
港内は帆を張って航行できないのが残念です。
翌16日には各船でセイルドリル(停泊中に帆を張ること)が行われるようですが、今日は帆を張った姿を見られないのが残念です。

夜には停泊中の帆船全てがライトアップされていました。
 
ロシアの訓練用帆船「パラダ」
海王丸よりも総トン数はやや小さいもののグレートで立派な姿です。

訓練生でしょうか、ロシアの若者が一生懸命携帯電話で話していました。
故国の母親か恋人の声でも聞いているのでしょう。
どこでも変わらない若者の姿です。

数十年前の若き日に海外に憧れ、少しの間だけだったけど船乗りを経験しただけに、
年老いた現在でもこういう船たちを見ると心躍るものがあります。

石の上にも13年

2017-06-05 13:36:34 | 日記

例年苦戦続きの我がタイガースの交流戦だが、嬉しいことに今年は少し様子が違うようだ。
もっともパ・リーグの5位、6位相手だったので油断禁物だが、糸井、福留のベテランが復調すれば今年は何となく期待が持てそう。

昨日は若い頃一緒に働いていた同僚の来阪を機に、かつての同僚4人で久し振りの旧交を温めていたので観戦できなかったのだが、
一昨日に続いて岡崎の活躍で劇的な逆転勝利。

滅多に出場することのなかった目立たない捕手の狂ったような大活躍。
出世には縁のなかった我が身に置き換えて、他人事とは思えない嬉しさだ。
願わくばこの調子が永遠に続きますように。

それにしてもプロ入り13年目にして初ホームランとは・・・。
家に帰ったら奥さんが泣いていたと言う。
腐らずにコツコツと努力していればいつの日にか陽に当たることもあるという道徳の教科書のような出来事だ。
誰でも努力すれば一度はヒーローになれるという見本でもある。
もっとも大多数の凡人にとっては唯一ヒーローになれるのは結婚式の時だけなのかも知れないが・・・。

そして悲しいかな、我々のような高齢者にとって残された唯一の機会は「葬式の時」だけ。
せめてその時には立派なヒーローだったと言われるように残された時間を生きていきたいものだ。



ニュータウンの変化

2017-05-16 23:26:16 | 日記
高度成長期にあちこちに誕生したニュータウン。
住宅ローンの苦しみと共にサラリーマンの夢と希望とを飲み込んだ憧れの住宅地でした。

私の住むニュータウンも開発から30年以上が経ち、街の様子も時代と共に大きく変わってきた。
当時入居したのはほとんどが小学生くらいの子供を抱えた人でした。
長女が小6の時に「田舎の学校へ転校するといじめがあるかも知れないので注意しなさい」と担任に言われ、小さな胸にいっぱいの不安を抱えて夏休みに引越したものです。
ところが夏休みが終わって2学期の初めには100人以上も転校生がいたのです。(当時は人口伸び率がずっと日本一だった)

時が経ち、子供が成人する頃には、ほとんどの家が車庫の拡張工事をしていたものです。
そして子供が新世帯を構えるようになると、今度は老人二人だけの家ばかりが増えてしまった。
今では小学校の新入生も30人程度まで減ってしまった所もあり、近い将来には学校統合が問題になりそう。

歴史のある古い街では長い間に人口構成は平準化されていますが、ニュータウンの場合は極端な構成変化になる。

現在シルバー人材センタに登録しているが、最近は家具の搬出廃棄の仕事が多くなっている。
新築時に夫婦の夢と共に購入した家具、思い出の詰まった家具も、年老いて独り身になると捨てるにも他人の手を借りなければならなくなる。
搬出廃棄の仕事をしていても近い将来のわが身を見るようで何となく切なくなってきます。

時は移り、人も替わる、
あのアランドロンも「もうこの年だ。人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」と引退する。
ああ無情!!


青春

2017-04-14 22:47:10 | 日記

例年に比べて開花が遅かった今年の桜もいよいよ盛りを過ぎつつあります。
桜といえば入学式。
一時期不登校に陥いったりと、いろいろと心配させてくれた我が初孫も何とか高校に合格することが出来、一安心です。
そこは決して進学校ではないが、校長先生のブログ「校長先生絶こうちょう」からは生徒たちののびのびとした楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

桜並木のなか自転車通学する高校生

いろんな高校へ通学する学生たちが交錯し、青春ドラマに出てくるような情景だという妻の言葉につられてカメラを抱えて行ってみました。

冒頭の写真は見知らぬ爺さんの求めに気安く応じてくれたこの学校の生徒さんです。
こんなところからもこの学校の伸びやかな雰囲気が伝わってきてほのぼのとします。

我が孫もこれからの3年間、いろんな事を経験することだろうが、すべて大人になるための準備・成長期間だ。
伸びやかに明るく過ごしてくれることを祈りつつ、自分の遠い昔のことを思い出している。
山奥の田舎から初めて瀬戸内海が望める地の高校に入学した時の、桜並木越しに見える真っ青な海が昨日のことのように目に浮かぶ。
思えば随分と遠くへ来たものだ。


清住かたくり園

2017-04-04 22:54:50 | 日記

今年はいつまでも寒さが続き、例年なら満開になっている時期なのにまだ桜の蕾も硬いままです。
今日は丹波市のかたくりが自生している清住かたくり園に行ってきましたが、やはりここも例年より開花が遅いようです。
この2日がかたくり祭りだったようですがほとんど開花してなかった様子。

今日でも2~3割ぐらいの開花状況でした。

それでも見物客(ほとんどがカメラマン)がひっきりなしに訪れていました。
どこへ行っても高齢のカメラマンが多いのには(自分のことを棚に上げて)感心します。

満開になればいい写真になりそうですが、まだ少し早いようです。
かたくりの開花は短時間で開いていくのでじっと見つめていると開花していく様子が見えます。
中にはインターバルタイマーで開花状況を撮影している人もいました。
開花した花は夜には閉じ、翌朝に開花することを3日ほど繰り返すそうです。

花蜜を求めてコバチも。


リバイバル

2017-03-24 22:45:41 | 日記
今月になって高校卒業50年目の同期会に久し振りに参加してきた。
電波高校という特徴から卒業生の多くが全国に散らばっている状況なので
120名余りの少ない同期生だが物故者を除けば約半分という参加者は少ないということはないのだろう。
ほとんどが寮生活で文字通り同じ釜の飯を食った仲間たちである。
昔の面影そのままの者や「あれ誰やねん?」という人もいて50年という歳月の長さを痛感しました。
それぞれの事情があるのでしょうが回数を重ねると毎回参加している者、何回か参加している者、一度も参加したことのない者に別れてしまう。
本当は一度も参加したことのない人の元気な顔を見たいのですが・・・。

卒業した当時はボーリングの最盛期で、ゲームの待ち時間が2時間というのもザラでした。
しかしブームが去ると全国いたる所にあったボーリング場がつぶれてしまい、ボーリング場の床板でギターを作ったということもあったようです。
最近は流行るというほどではないけれど、当時に熱中した我々世代がまたボーリングを始めだしたようで静かなブームになりつつあります。

というわけで私たち夫婦も高齢者大学の同級生と一緒に、近くのボーリング場で開かれている「健康ボーリング教室」に参加しています。
週一回3時間(講義と2ゲーム)を6週間で2000円と格安で楽しめるとあって4コースとも定員一杯(大多数が我々世代)の盛況です。
若い頃のベストスコアは200強と少しは自信があったのですが、長いブランクは如何ともしがたく最初は100未満しか出なくて悔しい思い。
4回目でやっとベストで160まで出るようになり一安心。
スポーツは何でもそうですが、特にゴルフとかボーリングのように止まっているボールを扱う球技はメンタル面での影響が大きいものです。

少子高齢化が叫ばれて久しいですが、最近は特に子供よりも高齢者が商売のターゲットのようで
様々なサプリメントや介護付老人ホーム、はては霊園墓石までのTV-CMが目立つようです。
ボーリングもそのうちの一つなんでしょうか。
商売のヒントはこの大きな塊(団塊世代)が若かりし頃に流行ったものの中にあるのかも知れません。