還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

伊方原発運転差し止め判決に思うこと

2017-12-14 20:39:02 | 日記
下級審では住民寄りの判決が出ても高裁、最高裁と上級審に行くにしたがって政府・行政寄りの判決に覆されるのが常のわが国の司法ですが、
上級審としては初めて広島高裁で「伊方原発運転差し止め」が認められました。

勇気ある良心的な決定を下した裁判官には敬意を表したいものですが、残念に思うのは定年を一週間後に控えた裁判官だから下せた判断なのではないかということです。
まだ立身出世が頭の中にある中堅の裁判官でも同じ結論になったのだろうか?という疑問があります。
それほど私の中には現在の司法に対する不信感がある。

三権分立とは言え最高裁の裁判官の指名権は内閣にあり、出世すればするほど政府に厳しい判断を下すのは難しい。
「忖度」が問題になった官僚機構といい行政、司法ともに政府の顔色を伺わなければ出世できない仕組みになっているのがおかしい。
人事権は司法、行政それぞれの組織で持つべきだろう。
そうして初めて真の三権分立が確立されるのだと思う。

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1 コメント

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高裁での判決、すごいですね! (鬼井江)
2017-12-16 21:46:38
阿乱怒論さんの今回のブログ内容の一部を、事前に了解をもらわずに、私のブログに転載させていただきました。了解のほど、よろしく。機会あれば、また原発反対集会に参加したいですね。私はその後、例の場所へ一人で行ってみましたが、あのグループはいませんでした。もう終わったようです。別のグループが細々といましたが…。
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