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身近な気になる古道たち②

2013-05-02 | 身近な旧街道run!!

★愛知郡東郷町傍示本周辺

これまた普段のランニングのエリア内で。

名古屋市緑区と愛知郡東郷町に跨る、「白土」の交差点。
(正確には東白土らしいけど、普通に白土と称することが多いかな)
ドライバーには悪名高い、7叉路の交差点だけど。

そもそもここ自体、由緒ある地点で、よく見ると、神社やお地蔵さんもあり、歴史をかすかに感じ取ることができる。

古よりここは街道の要衝だったらしい。
だから今もややこしいんだよね。

平針から延びてくる県道56号が、かつての岡崎街道。
徳重方面からやってきて合流するのが県道36号で、東海道鳴海宿で分岐するかつての白土道で、鎌倉時代からの古道らしい。
南からは、豊明方面から県道236号が合流する。

岡崎街道はこの交差点を道なりに直進するんだけど、左手の坂を上ると神社があり、さらに50mほどの信号を左折したところに祠がある。
この祠も結構由緒あるらしいけど。

岡崎街道はまたの機会に譲るとして、気になるのはこの左折した道やね。
主に県道36号ってことになるんだけど。
コスモタイガー的には、runningだけじゃなく、みよし市や豊田市方面に行く際の抜け道として、車でも良く利用している道だ。

祠の裏から狭い生活道路が出てるから、これがかつての古道かな?
坂を登る感じ。

住宅地を抜けると、再び県道36に合流し、音貝小学校西の交差点に出る。
ここからは県道36を走る。

左手に大型パチンコ店。
さらに少し走ると、右手に100mほど、古道らしき道が残る。
住宅の庭先を走る感じなんだけど。

桝池は、歩道だけが池の上を渡る構造で、ショートカットして得した気分。

左手に幼稚園を見て、「深池」の交差点を直進。
やがて「傍示本」(ほうじもと)の交差点に出る。

少し南に行くと「春日神社」ね。
静かで、結構癒される場所だよ。

交差点に戻り、直進すると、道が少し狭くなるけど、この辺りが「傍示本」集落の中心らしい。
ちなみに「傍示」というのは、御醍醐天皇の頃に建てられた、国境を示す立て札のことらしい。
この傍示本集落を超えた所に境川があり、その向こうはみよし市、つまり三河の国になるからね、位置関係も考えれば、語源はそこにあることは間違いないかと。

この傍示本集落が結構おススメのポイントなんだ。
まずは円盛寺。
案内板が出てるから、それに従って左奥に入るとすぐ。
「城東四国33ヶ所巡り」なるものがあるらしく、その7番札所にあたるらしい。

引き返し、再び県道36号に出て、今度は反対側の小道に入ると、傍示本公民館。
ここがかつての傍示本城の跡と、立て札が掲げてある。
他にはかつてを偲ぶものは何もないけどさ。

代々丹羽氏が治めたということらしいから、お隣日進市にある岩崎城とは密接な関係にあったと思われるけどね。

コスモタイガー、あくまでもフランチャイズは時刻表とランニングであって、お城関係の詳細な知識は、その道の詳しい人に譲るけどさ、城跡巡り、嫌いじゃないよ♪

それ以外にも、分岐路にはお地蔵さんが所々残り、明らかに歴史を感じる民家もあり、この辺り、静かで走ってて楽しい空間ではある。

このままこの辺りをウロウロして自宅まで戻ることが多いけど、体調や時間の関係で、さらに県道36号で足を伸ばし、諸輪地区の史跡を楽しむこともある。
それもまた楽しいルートなんだけど、またの機会に。

「傍示本」は、コアなHPなどでは若干紹介されているようだけど、県道36号についてはほとんど記述が見当たらない。
ただかなり古くから道として機能していたことは走ってると感じるんだけど。

何の道かな?
「三好道」とか「諸輪道」とでも言ったのかな?
これまた御存じの方、ご教授を。

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