BOXING観戦日記

WOWOWエキサイトマッチなどの観戦記

第28回フェニックス・バトル アンダーカード

2008-05-01 22:07:52 | Boxing
ライト級8回戦 五十嵐圭VS岡田誠一

岡田 7ラウンドTKO勝利

レフェリー、3ラウンドの五十嵐のクリンチに注意するなよ。
杓子定規に裁けばいいってもんじゃない。
崖っぷち対決だということは分かっていたはずだ。
ある程度は試合の演出も担当してくれないと。

根性で立ち続けていた五十嵐だが、6ラウンドからは腕を上げるのも辛くなっていた。
多分、意識は朦朧としていただろうが、右と右のカウンターで最後の意識も刈り取られた。
お疲れ様でした。

岡田も基本は細野と一緒。
力を込めた一発を丁寧にヒットさせていく愚直なファイター。
このKOシーンは左右の違いこそあるが、
内藤がポンサクレックに34秒殺された時の構図と同じ。
このファイトスタイル大橋ジムの方針なのだろうか。


スーパーライト級4回戦 松岡政VS大崎展幸

松岡 判定勝利

左のオーバーハンドが全く出なかったな。
雑魚相手には出せても新人王トーナメントでは封印ということか。
松岡を見ていると随所に野球のバックグラウンドが感じられる。
とにかく腰が安定していて回転のついた連打が出る。
目もいい。
さすがに時速140km超の速球を打ってきただけのことはある。
ディフェンスで目を引いたのがグローブさばき。
距離に応じて即座にアームブロックからパーリングに切り替えられる。
競技は違えどgloveの扱いはお手のものということか。
身体面に目を向ければ、背中の筋肉が細かく割れているのが目についた。
ボクサーの肉体を作り上げたようだ。
素質・センスのみならず、基本的な技術でも牛若丸あきべぇより上なんじゃないの?

それにしても松坂に続いて成瀬まで引っ張り出すとはテレ東も演出が好きだな。
しかし、こういう飾りすぎない演出なら大歓迎。
ちなみに管理人は元阪神ファンの現千葉ロッテマリーンズファンである。


上間大貴VS小室裕一郎


上間 判定勝利

ダイジェストだったからよく分からんが、上間の勝ちなのか?
負けていたように見えたが・・・
「本能で打ち合う」と言っていたが、それが許される素質の持ち主には見えない。
クロスレンジでナックルが返らない癖は早急に矯正すべきだ。
The Prince襲名は大橋会長の勇み足か。


番外 日本ウェルター級タイトルマッチ 湯場忠志VS沼田康司

沼田 4ラウンドTKO勝利

両足がそろったところでガードの真ん中をぶち破られるのは
湯場にとってはもはやお約束か。
弓を引き絞るような体勢から振るう左は威力・迫力ともに抜群。
しかし、そのモーションの大きさゆえに返しの右がなかなかついてこない。
そこに沼田の右がきれいに放り込まれてしまった。
完全に対策を立てられてたね。
最後のコーナーでの沼田の左・左・右は見事。
崩れ落ちる相手にすべて正確にヒットさせていた。
レフェリーもカウントなんかするなよ。
やばい倒れ方だというのが分からなかったのか?

湯場はモチベーションを上げるのに苦労はあったと思うが、
ベルトを持っている以上、言い訳にはできない。
ところで沼田のセコンドがゴング直後に湯場に駆け寄ったのは何故だ?