ラストで「あっ!」どんでん返しの面白い本:だいたいあってるより引用
腰を抜かすラスト、これこそはという皆さんのお薦めをお話しませんか?
ただ意外な人物が犯人だったという広義解釈ではなく、
今までの土台が一気に180度変わること、という定義でお願いします。
悪を呼ぶ少年
アクロイド殺し
殺戮にいたる病
十角館の殺人
ハサミ男
この闇と光
しあわせの書
ロートレック荘
クリスマスに少女は還る
私が特に面白かったのは「クリスマスに少女は還る」。そんなつもり無かったのに泣けました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キャロル・オコンネルの『クリスマスに少女は還る』(東京創元社)を面白かったと書いてくれる人が居たのにまず感動(笑)私的にはすっごく奥深くて面白いお話だったんですが、売れたのかどうかは判らなくて・・・確か「このミス」でタイトルとあらすじを読んで、図書館で借りて読んだんだと思います。
私がこのリクエストに応えるなら、ジリアン・ホフマンの『報復』か、この間読んだばかりの、ロード・ダンセイニの『二壜のソース』くらいしか、ぱっと思い出せないなァ。アーロン・エルキンズの『暗い森』は、途中で180度見方が変わって、清々しい気持ちにはなりますね。
上記のリスト内で他に既読なのは、アガサ・クリスティの『アクロイド殺し』(ハヤカワ文庫)だけでしたので、ちょっと調べてみました。
*注意 以下、発行されてから随分月日が経っている作品ばかりなので、すれすれネタバレしています。
*書評はネットの海から引用させて頂きました。
・トマス・トライオン 『悪を呼ぶ少年』(角川文庫)
「エクソシスト」「ローズマリーの赤ちゃん」と並び称される70年代モダンホラーの古典作品。
・我孫子武丸 『殺戮にいたる病』(講談社文庫)
我孫子武丸氏の最高傑作ともいわれる本書。今までの作風からは考えられない猟奇的な一冊。少々の心構えが必要な作品です。
・綾辻行人 『十角館の殺人』(講談社)
この作品の内容を語る上でどうしても外せないのがクリスティの「そして誰もいなくなった」なんだけど、僕の評価では「十角館」の方が上。
・殊能将之 『ハサミ男』(講談社)
本書は、憎らしいまでに緻密に計算されてて、それでいて遊び心も忘れていない、実に巧妙な楽しい作品です。何しろ、殺人犯が犯人を捜すというのは、通常のミステリでありながら倒叙ミステリでもあり、さらに実は叙述トリックまで仕掛けてあって、それでいて傑作なのですから凄いとしかいいようがありません。
・服部まゆみ 『この闇と光 』(角川書店)
美しき闇、悲しき光。物語の前半、後半で180度世界が違う。
・泡坂妻夫 『しあわせの書』(新潮文庫)
お恥ずかしながら読み終わったとき「えっ、これで終わり?」とちょっと失望しました。ラスト3ページをもう一度再読・・・ん?これは?確かめてみて、なるほどこれか!冒頭、巻末に「どうか未読の方には明かさないでください」意味改めて分かりました。スゴイですね、まぁよくこの小説考えたな、が正直な感想です。
・筒井康隆 『ロートレック荘』(新潮文庫)
このトリックは正直言うと反則だと思う。反則だけど十分に評価したい。「宇宙衛生博覧会」を読んだ時私は「引く」という感覚を肯定的に受け止めることができた。今回は反則を肯定的に受け止めている。私は筒井によっていままでにない感覚を引きずり出されている。
作者さんが判って、あァこの人ならそりゃそうだと思った作品が、二作ありました(苦笑)泡坂さんと筒井さんね!残念ながらグロ描写がダメなので、読めそうに無い作品もありますが、他のは図書館で探して読んでみようっと。
腰を抜かすラスト、これこそはという皆さんのお薦めをお話しませんか?
ただ意外な人物が犯人だったという広義解釈ではなく、
今までの土台が一気に180度変わること、という定義でお願いします。
悪を呼ぶ少年
アクロイド殺し
殺戮にいたる病
十角館の殺人
ハサミ男
この闇と光
しあわせの書
ロートレック荘
クリスマスに少女は還る
私が特に面白かったのは「クリスマスに少女は還る」。そんなつもり無かったのに泣けました。
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キャロル・オコンネルの『クリスマスに少女は還る』(東京創元社)を面白かったと書いてくれる人が居たのにまず感動(笑)私的にはすっごく奥深くて面白いお話だったんですが、売れたのかどうかは判らなくて・・・確か「このミス」でタイトルとあらすじを読んで、図書館で借りて読んだんだと思います。
私がこのリクエストに応えるなら、ジリアン・ホフマンの『報復』か、この間読んだばかりの、ロード・ダンセイニの『二壜のソース』くらいしか、ぱっと思い出せないなァ。アーロン・エルキンズの『暗い森』は、途中で180度見方が変わって、清々しい気持ちにはなりますね。
上記のリスト内で他に既読なのは、アガサ・クリスティの『アクロイド殺し』(ハヤカワ文庫)だけでしたので、ちょっと調べてみました。
*注意 以下、発行されてから随分月日が経っている作品ばかりなので、すれすれネタバレしています。
*書評はネットの海から引用させて頂きました。
・トマス・トライオン 『悪を呼ぶ少年』(角川文庫)
「エクソシスト」「ローズマリーの赤ちゃん」と並び称される70年代モダンホラーの古典作品。
・我孫子武丸 『殺戮にいたる病』(講談社文庫)
我孫子武丸氏の最高傑作ともいわれる本書。今までの作風からは考えられない猟奇的な一冊。少々の心構えが必要な作品です。
・綾辻行人 『十角館の殺人』(講談社)
この作品の内容を語る上でどうしても外せないのがクリスティの「そして誰もいなくなった」なんだけど、僕の評価では「十角館」の方が上。
・殊能将之 『ハサミ男』(講談社)
本書は、憎らしいまでに緻密に計算されてて、それでいて遊び心も忘れていない、実に巧妙な楽しい作品です。何しろ、殺人犯が犯人を捜すというのは、通常のミステリでありながら倒叙ミステリでもあり、さらに実は叙述トリックまで仕掛けてあって、それでいて傑作なのですから凄いとしかいいようがありません。
・服部まゆみ 『この闇と光 』(角川書店)
美しき闇、悲しき光。物語の前半、後半で180度世界が違う。
・泡坂妻夫 『しあわせの書』(新潮文庫)
お恥ずかしながら読み終わったとき「えっ、これで終わり?」とちょっと失望しました。ラスト3ページをもう一度再読・・・ん?これは?確かめてみて、なるほどこれか!冒頭、巻末に「どうか未読の方には明かさないでください」意味改めて分かりました。スゴイですね、まぁよくこの小説考えたな、が正直な感想です。
・筒井康隆 『ロートレック荘』(新潮文庫)
このトリックは正直言うと反則だと思う。反則だけど十分に評価したい。「宇宙衛生博覧会」を読んだ時私は「引く」という感覚を肯定的に受け止めることができた。今回は反則を肯定的に受け止めている。私は筒井によっていままでにない感覚を引きずり出されている。
作者さんが判って、あァこの人ならそりゃそうだと思った作品が、二作ありました(苦笑)泡坂さんと筒井さんね!残念ながらグロ描写がダメなので、読めそうに無い作品もありますが、他のは図書館で探して読んでみようっと。