なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

投票率

2019年07月22日 | 

の低さをみると、どうも日本には「民主主義」が存在してないんじゃないかと思う。

 基本的には「お上にどうにかしてもらえばいいか」という無責任を感じるのね。

 

 韓国は投票率90%以上が当たり前。この国は大統領制をとっているし、民主化を、大きな犠牲を払って力づくでもぎ取った経緯もあるし、民主主義について真剣な感じがするんですよ。

 民主主義の根幹は「司法・立法・行政」の三権分立。どれも、お互いにおもねっちゃいけない、ことになってる。だから、行政に不利な判決が出ても、行政側からあーだこーだねじ込むことができない。徴用工等々の判決でもめてますけど、これがあるから、行政側にいくら言っても行政が打開案なんか出せるわけないんですよね。大統領制だから、ますますそうだ。

 日本では、行政の立場が、簡単に司法に伝染する。ハンセン病の判決が選挙期間と重なってよかったなあと思うのは、司法がちゃんと役割を果たして、それに対して行政側がブウブウ言えない時期だったから。全く、ただの病気、しかも、今どき後遺症が表に出て困る、という疾患なんざごろごろあるのに、ハンセン病だけ超不当な扱いをされてた、というのは絶対許されることじゃないもの。

 で、そいういうややこしい話はお上に放り出して、自分らはつまんないことで文句を言い、「どーせ変わらないから」とか言って投票すらしない、そうそう、税金すら払いたくない、という連中がどんどこ増えているのが、日本の現状。特に。税金も払わんで(つまり扶養控除なんぞ必要ない、と言わず)、文句だけ言ったってねえ。町内会だって、町内会費も払わんと文句たれる奴の言う事に耳を傾ける人なんかいないっしょ。税金払わないから、舐められてるんですよ、行政に。

 ということで、ヘイトだなんだとやってる連中に言いたいのは、そういう事やるヒマがあるなら、とっとと投票に行け、投票するように周りにも言え、で、マトモな民主主義が日本で成り立つようになってから、文句を言いなさいよ、ということね。


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