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なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

危機感

2006年02月20日 | 
の方を、昨日は書けませんでしたね。というわけで、その解説を。
 昨日、一番ショックだったのは、実は演奏じゃない、客層よ。
 演奏会の性質も影響しているんだろうけど、それにしても、来てる面々が揃ってごま塩頭か、ハゲ頭か、という。つまり、ジイサンバアサンばっかだった、ということ。ホールにいた面子でほぼ最年少の人物が演奏者って・・・・・・。
 こないだ、新聞屋がくれた招待ハガキで「細川たかしコンサートin新宿コマ劇場」を見に行った。このときも客の年齢層が高いんでビックリしたが、まあ、細川さんの芝居&コンサートだし、場所も場所だし。でも、一応今回は、クラシックコンサートなんだけどなあ。
 コンサート終了後一歩街に出ると、休日の午後、若い奴がうじゃうじゃ。御茶ノ水って若人の街なんだよね。なのに、あのホールだけ、突如年齢層が高い人だらけ、なんだか奇異にすら感じられる。萩本さん、武満さん、どう思いますか?
 私が学生だった頃は、クラシックコンサートにはまだ、若い奴も来てたんだ。評論家気取りの嫌味な奴が多かったけど。でも、とにかく通って来てた連中がいたはず。しかるに、今の若い世代の人間にはクラシックなんか全く興味ないものになってしまっているんだろうか?若い世代に見捨てられつつあるのか?この音楽ジャンルは?
 今はいいよ、ヒマ&金を持て余してるジイサンバアサンが会場に来て、お金を払って聴いてくれる。でもさ、後20年も過ぎちゃったら?そういう人たちはほぼ絶滅してるぞ、そしたらどうする?聴いてくれる人がいなくちゃ、いくら演奏が上手くても素晴らしくても、意味がないんですよ。音楽ってそういうものだ。
 演奏会終了後、軽いパーティーがあったから、その辺の疑問を本日の出演者にぶつけてみたかったんだが、どうも本人達に危機感が感じられない。めんどくさくなって帰ってしまった。しかし。
 クラシックは死んでしまうのか?