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なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

決算

2005年01月28日 | 仕事
が、ようやく、多分、終了であります。毎年、この時期は胃が痛む。決算って、いろんな意味で昨年の総決算ですもん。でも、胃が痛くなる理由はそういうことじゃなくて、いつもいつも「計算が合わない!!」ってなる、これですね。
 大体パソコン会計でもってやってるんだから、計算が合わないはずがないのに、どーして?と毎年イラつく。電卓でぐちゃぐちゃ数字をいじくっていると、ゲッとなってくるんですよねえ・・・・・・。
 さて、案の定、今回も計算が合わない。あーもう、なんだよ~、と電卓でもってああでもないこうでもない、で、今年も単純ミスでした。あーしょうもないよー。
 こういうことをやりつつ毎回思うんだけど、日本の簿記用語って分かりにくいなあ・・・・・・。なぜかしらん?と思ってたら、かつて簿記講座だったかな?教えてくれた人がいて。こうした「貸方・借方」だの、という複式簿記用語って、明治に、かの福沢諭吉先生様が海外から翻訳してこしらえた造語が基になってるんだそうな。だから、妙に気取った、わかりにくい言葉になっちゃってるらしい。
 じゃあ、それより前の商人の皆様はどうしてたんだろう?こないだNHKの「道中でござる」のいっとう最後だけチラッと見たら、面白い話が。近江商人の話だったらしいのだが、どうも、江戸時代の商いって、実は既に現在の複式簿記形式とほぼ同じ帳簿をつけていたらしいの。総勘定元帳に当たるのが「大福帳」。いいねえ、いかにも「商売繁盛」って感じじゃございませんか!だのに、そういうしゃれた庶民の言葉を明治の文明開化とやらでぜーんぶぶん投げてしまったのか・・・・・・、と思ってさ。
 
 それにしても、いい時代に生まれたもんだ、と思う。帳簿はパソコンいっちょでOK、電卓もあるし。多分、江戸時代にはおそらく、おっそろしくソロバンが達者なスーパーマンみたいな番頭さんがゴロゴロしてたんでしょうね。大体、つい20年くらい前までは電卓なんか存在しなかったんだもの。ソロバンだって小学校で習った覚えがあるのに・・・・・・。その頃はソロバン習ってる子も多かったし、NHKでも読み上げ算の番組なんかやってたんだよ。ソロバンくらいやっとくべきだったよなあ・・・・・・。