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なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

W杯

2018年06月16日 | 
が始まった。けど、エクアドル代表が出てないので、つまらない。試合はいい試合が今のところ多そうなんですけども。

 エクアドルに行ったのは学生の頃。思えばとんでもない旅行内容で、よくまあ生きて帰ってこれたと思う。

 で、色々気が付いたことがある。

 人間の問題というか、国レベルのシステムをも揺るがす問題って、割と単純で、
1)人種とか民族
2)経済格差
3)宗教

 の3つ。これがごちゃ混ぜになって問題をこしらえている。で、これは全部人工的なものなのだ。人種っていうのは、結局人間が主にを使って生活しているから起こる問題なんだろうと思う。区別するのに簡単だから。多分、視覚障害のある人に黒人だ白人だ言ったって、はあ?ってなるケースが多いんじゃないかなあ。意味が分からないでしょ。人間全般が目じゃなくてに頼る動物だったら、おそらく声のトーンだのそんなんで分別してるでしょ。鼻がめっちゃきく動物だったら体臭とか。まあ、そんな程度の区別にすぎないはずなんだけどなあ。民族なんていうのは、そもそも住んでいる地域・気候・使ってる言葉・習慣とかで何となく形成されるもの。そこに共通点を見いだせるかどうか、程度の話。ミニ民族なら、近所やら、同じ通り沿い、とかのレベルでも出来上がっちゃいます。今ならSNSでもつくれるか。
 経済格差は要するにカネの話だが、カネなんていうのは人工物の最たるもの。今なんか電子決済が増えているからますます意味不明、元々は物々交換の代替品程度の物なのに、なんで幅を利かせてるんだか?
 宗教は、人を何かでまとめるときに、一番面倒の少ない方法の一つという事なんでしょう。やっぱり人間は妙に知恵がついちゃってるせいで何でも不安、それを和らげるのに、自分がどうにもできない「神」的な存在があるのだ、としておくことは便利ですから。

 なのに、こういう人工的なものに振り回されてるっていうのはどういうことなんだか、よく分からない。

 で、世の中悪い奴もいい奴もいる。途上国では悪い奴はやっぱり多い、けど、そっち方向に流れずに踏ん張ってる人だって山ほどいる。多分それは、「そのほうが気持ちがいい」生活になるからでしょうね。そこを信頼することって大事じゃないかと思うんだけどね。

日大

2018年05月23日 | 
の緊急記者会見を見る。呆れる。



 とにかくさあ、人に言われたから「謝る」というのは、その時点でペケですわね。

 というか、何のために記者会見したんだろう?ますます事態を悪化させただけ。で、選手の方に責任を押し付け(としか思えない内容だったんですけど)て終わりかあ。。。。指導者という立場にある人間とは思えない。

 で、この監督のちょうちん持ちなのね、あんた、というのが露骨にわかるコーチ&司会者よ・・・・

 どこの世界にもこういうえばる奴&お取り巻きというのはいるんだが。。。。。もちろん、馬業界にもね。たちが悪いぜえ。困るのは、それこそこんな問題でも起きなくちゃ、そういう人間がずっこけることが全くない点。従って、こういう人物は反省しないんだよね。

 で、今日は「クロ現」。朝の新聞広告で「文春砲」。ここまでどんどん話がデカクなってるのにも驚く。5年前だったらこうはならなかったかも。

 背景は、やっぱりパワハラに対する、みんなの拒否反応がものすごく強くなってきているからだろう。

 「クロ現」で分かったことは、日大という小さくてデカイ井戸の中でえばってたオジサンが監督をやって、で、それに全然逆らえない「王国」をつくってたのかあ、ということ。これじゃあ、ISとかと構造は同じなんですけどね。そんな場所に次々生徒を送り込んでる高校、なんか、ぞっとする。

 こういうとこで一種「洗脳」された人間というのは、昔の企業ではまことに使い易い。かーんたんに言うこと聞いて、組織内の力関係にも敏、自分のオツムで何も考えないから。戦力としては一流なんでしょう。

 凄い話だ。「パワハラ」の方法を学校が教えている。そりゃあ、世の中にパワハラが蔓延するわけよ。

 色々考えてしまう。自分の通ってた中学がまさにそういう場所だった。で、軽く洗脳されましたっけ。洗脳を解くのは本当に大変で、それなりの代償も支払った。当時は、そんなクソみたいな指導を親が支持してたんだもの。心底ムカツク。

 で、そういえば、と思い出したこと。多分、ちょっと間違えたら自分は「引きこもらー」になってただろうなー。10代の頃、こんなことがこれから先の人生で延々と続くのか?と思った時、気が遠くなる瞬間が何度かあった。底なし沼にずぶずぶめり込んでいくような。パワハラが蔓延する=いじめが蔓延するということで、そういうのにずうっと気を使いつつ組織の中で息を殺して暮らすの??これは、今でも考えるとめまいがする。恐怖しかない。ので、今も半分「引きこもらー」生活なんだろうな。組織に所属するのがつくづく嫌な訳。引きこもりの人がなぜ引きこもってるのか、その理由の一つはそれじゃないかと思う。さて、どっちがマトモなんでしょうね?組織内でえばる方法・あるいはへいこらして生き残る方法を熟知して暮らすことに疑念を抱かない人生と、どうしても疑問を感じてしまう人生と。

ハリルホジッチ監督

2018年04月22日 | 
が解雇されましたね。クビってやつ。
 まあしょうがないでしょう、最近の「強化試合」は全く強化になってない感じで、いったい何をどう「強化」したいのか、見えない状況だったし。W杯でなんとか勝ち上がりたい日本サッカー協会としては、クビしかないなあ、という感じでしょうか。

 10年以上続いてきた公民館の太極拳サークルがいよいよ崩壊寸前になってきた。それには色々と「積年のなんとやら」もあったみたいなのだが、事の発端は極めて単純で、「参加メンバーが少なくなっちゃいました。ので、指導謝礼を払いたくても、今の料金は払えません。ない袖は振れまヘン」ってだけだったんだけどね。ところが、それに対して指導者がぶんむくれてしまった。なにやら、自分は頼まれてやってたんだとかなんとか、で、受け入れられないということらしい。じゃあ、どうしろっていうのかなあ?

 今回の件は、そもそもの話の持っていき方の段取りの悪さだの、生徒側の内輪もめチックなことだのも絡んで面倒なことになっているのだが。指導側について絞って言うと。

 日本では、全般的に「指導側」がえばり過ぎだ。

 その理由は、生徒側から「あんた、使えないからクビ」と言われるかも、という危機感がない、からだ。


 日本では、「センセーは敬いましょう」みたいな話がまかり通っている。これはおそらく儒教の影響だと思うんだけど、こういうのは、今や条件付きですよ。「まともなセンセーなら敬ってもいいでしょう」って言い換えるべきじゃあないかな。

 カネの件は確かに難しいが、そもそもメンバー数がジリ貧になっていった理由として、指導者が新人や、なかなかうまくならない人に対して態度が冷たいというのが一つある、と考えている。指導内容は生徒がフォローできることじゃない。もっとまずいのは、そういう事について、生徒側から意見を述べて指導の仕方について考えてもらうことができなかった、という点。要は「人の話を聴く」姿勢が指導者にない、ということ。

 「相談してくれればよかったのに」とか言われたが、何を相談すればいいのだ?とこっちは思うわけでしてね。話を聴く気がない、生徒側に問題がある、という結論に持っていかれる、のであれば、諦めるか、やめるか、どっちかの選択肢しか生徒側は持てないわけで。

 自分もプロの技術を患者さんに売るという仕事で食っているので、自分の仕事がうまくいかない理由を相手に求める、という時点でプロ失格だと。これは断言できる。よくある話だが、影で生徒やら患者やらの悪口をコソコソ言ってる指導者ってのは、もうその時点で3流以下よ。自分はあっちこっちでこういう努力をして、こういう指導者について、大会で優勝して、とかの話もね、だからどーした、のレベル。カネ取って人に教えるんだから、当たり前、以前の話じゃないでしょうかね、そんなの。

 というわけで、ハリル監督をクビにした日本サッカー協会や、浦和の監督をクビにしたレッズのフロントなんかは、指導者側の緊張感を高めるという点で画期的だよなあと思うわけ。日本人は師弟関係なんかを美化しすぎですよ。テニスなんかもシビアだもん。どんなレジェンド選手だったとしても、コーチとなると、下手すりゃ数週間でクビ、なんていうのはざら。選手側から、指導を受けるに値しないと判断されればそこまで。そういう緊張感がないと、指導技術だって伸びないでしょう。指導者側にあぐらをかかせないシステムを作らないと、スポーツ大国なんかなれるわけなし。

「ユーリ・オン・アイス」

2018年02月15日 | 
という曲があって。というか、これは「ユーリ・オン・アイス」というアニメの主題曲、らしいんですね。フィギュアスケートのアニメってどういうんだろう?よく知らないのだが、どうやら世界中にこのアニメのファンがいるらしいのだ。

 アニメの中では、主人公の勇利君が自分の演技に使う曲らしいんだけど、この曲を使って演技したのが日本のペア、木原&須崎チーム。この二人はアイスダンスのペアもなんだけど、気になってて割と以前から応援している。ペアの競技って、もっと日本で盛んになればいいのに~~、と思う事多々あって。

 で、それをオリンピックのフィギュア団体戦、ペアのSPでこの曲を使ったんだけど(というか、今季はこの曲)そしたら、世界中で大反響だったという。NHKもびっくりしたのか、YOUTUBEに、この時の演技を実況解説なしの動画でのせちゃったのだ。



 うーん、こうして聴くと、いい曲ですよねえ。二人は、この後の個人戦もさらにいい得点を出してこのオリンピックで2度もPBを出した。すごい事なんだけど、それでも残念ながら決勝には進めず。レベルが高いですわ、世界は・・・・・・。フリーも見たかったんですけどね・・・・。個人戦では、PCで見つつ須崎さんに「笑え~~」ってついつい叫んでました。彼女の笑顔がチャーミングでねえ。というか、あんなにニコニコしつつ滑ってたのは、このペアだけじゃないかしらね。

 メダルがどうこう、ってやってますけども。なんか、スキーのジャンプ競技なんか見ていると、こりゃあメダルは「運」だなあと。努力がどうしたって、日本のマスコミはお好きですけど、努力なんかどの国のどの選手だってやってる。練習の方法だって、多分どこも変わらない。選手だって選りすぐりの人達なわけで。その中でメダルが取れるかどうかなんか、その時の運に比重がかかってる感じがしてね。ので、メダルの話であくせくしてるって、ちょっと子供っぽいと感じちゃうんだな。

 で、全然違う話。「ユーリ・オン・アイス」という曲、今さらってるバッハのフーガと構成がほぼ同じ感じなんですよ。主題が出てきて、展開して、変奏する。うーん、現代の「クラシック音楽」って、もう、死んじゃったのかなあ。。。。だってさ、武満さん以降、なんというか演奏会で演奏する現代曲で、人の心を掴む曲ってないもんなあ。調性が重視されなくなってから、曲が人の記憶に全然残らなくなっちゃった、のがまずいんでしょうか。あと、今の音楽は「音楽のみ」で勝負できてない。こないだ中西さんもおっしゃっていたけど、例えばゲーム音楽とか、すごくいい曲がどんどん作られてて、要はBGMなんだろうけど、そういう役割が大半になってきているような。ベートーヴェンさん、どう思います??

あしなが育英会

2018年01月02日 | 
に投資し始めてそこそこ時間がたっている。自分的には「募金」ではなくて、投資。やる気があるのにカネがない学生諸君に勉学に励んでいただいて、それなりの仕事をできる人になってもらうと、将来、動物でも飼おうかってなるかもしれないですからね。そうすりゃ、今度はこっちが潤う。とにかく「施す」みたいな考え方が大嫌いなので。そーいう上から目線で子供の将来や思考を卑屈にしたくはない。利用できるもんはガンガン利用して、したたかにのし上がれ!というのが自分の考え。

 あと、ウエブスターの「あしながおじさん」ってやっぱりいい話です。尤も、自分が好きなのはその続編。「Dear Enemy」と題されているこの続編は本当に面白い、だけじゃなくて、かなり影響も受けたと思っているので。なんたって孤児院をサリー・マックブライドさんが経営する話なんだもの。

 時々育英会から新聞が届く。今年は早々に号外が届いた。珍しや、開けてみてビックリ!!



 まあ~~、本田君には感謝でございます!!

 で、こういう話、すぐ「売名」とか言う奴がいる。自分自身を「売名」すらできない輩がそういうことを言う。笑っちゃいますよね、本田君がこれ以上どう売名できるっちゅうんじゃ。日本中どころか、世界中のサッカーファンが知ってるわい。

 

今年のまとめ

2017年12月31日 | 
 色々あったような、なかったような・・・・・。馬については、ようやく上向きという所でしょうかね。

 突発する跛行について、いったいどうやって対応するべきなのか、そもそもその病理実態は何なのか、でもって、治療をどうするべきなのか、把握するのに結局3年がかりになってしまったわけだが。

 病態は要するに腺疫の後遺障害で、その実態は免疫異常。腺疫罹患馬の1%前後に発症するもので、予後不良、なーんてものの本には書いてある。免疫異常で予後不良なんて、ふざけんなよ~、小動物ではこの程度の免疫異常なんぞ今はごく普通に起こるもんだ、それで予後不良なんか、少なくとも当院では絶対にならん!!と思ってあれこれ調べたんだけど。分かったことは「馬の臨床はなーんも進歩がない」というしょうもない現実。結局体内での薬物動態すらまともに研究されていないんだから。

 免疫異常で予後不良とはどういうことかというと、免疫疾患の第一選択は当然ながらステロイド、ところが馬にはステロイドは使えません、使っちゃイケマセン、使ったら即蹄葉炎を起こしてアウトです、とものの本には書いてある。確かに、ステロイドを体重換算して使ってみたら、蹄葉炎を起こしたらしくて、跛行が最悪状況になって、そこから復活するのにナント3か月以上かかった、のは事実。この時はもうダメかと思った。これが2年前くらいか。効果が上がると分かっている薬を使えない、という治療上のジレンマに陥っちゃったんですよね。
 蹄葉炎を疑わせる酷い跛行を改善できたのが、実は漢方薬で、それ以来その漢方薬は手放せない薬になってしまった。ずうっと継続投与しないとだめそうな。

 しかーし、残念ながら、漢方薬をずっと投与してればいいかというと、やっぱり跛行が起こる。しかも脈絡なく突発的に起こる。これをどう解決するべきなのか、考え続けてきた。

 で、そもそも馬に使われているステロイドの種類、その投与量に問題があるのでは、という結論になったわけ。

 動物用医薬品で馬が対象となっているステロイド薬はデキサメサゾン。これ、強すぎますよ。かつ、強いわりに効果が上がらない、のは小動物での臨床上の印象。人医では、ステロイドはウイーク~ストロンゲストまで5段階に分類されてる。強いほど投与には注意が必要なのだ。デキサは4のストロングに該当する薬で、自分の中では、かなり要注意薬。それを能書に書かれてる通りの量で投与したら、危険ではないか?そもそも、推奨投与量にはなにか根拠があるのか?ないんじゃないのか?

 ところで、ステロイドを投与するとなぜ蹄葉炎?メカニズムが自分の中ではかなり整理されて分かってきたのだが。
 馬、というか草食獣は、我々人間や犬猫のような雑食~肉食獣と比べると、物凄い種類・数の腸内細菌を消化管内に飼っている。それなしではあんなカサカサした草を消化しきるのは不可能。その中には善玉菌ばかりじゃなく、当然悪玉菌も山ほどいて、そのバランスが日々微妙に揺れ動いている、はずなんだ。それを消化管の免疫が仕切っている。ステロイドを投与すると、全身の免疫が抑制されちゃうから、腸の免疫力も低下する、その結果、悪玉菌がどっと増殖して血流に乗っかっちゃって、蹄に集中した結果、蹄内で炎症が起こって蹄葉炎、という事じゃないかな。

 これは、濃厚飼料を多給した場合も同じで、その結果消化管内の細菌バランスが崩れて、同じ状況に陥るわけだ。濃厚飼料の何がまずいかというと、糖質。草食獣に糖質は禁忌と言ってもいい。

 あと、草食獣の免疫機構はどうも雑な感じなんですよ。我々と比較すると。それもやはり、腸内細菌の複雑さと関係している感じがする。下手に強い免疫を働かせてしまうと、善玉菌も全滅しちゃうものね。雑だから、なんか感染症に弱い。感染症をきちんと自力で治す、パワーが弱い。雑なくせして免疫異常を起こす、というのもヘンだが、事実だからしょうがない。

 だもんだから、雑な免疫を必要以上に弱らせると、もう、雑菌大繁殖、ということになっちゃうみたいなんですわ。

 ので、今回から、やってみたのは、跛行が出たら速攻でステロイドを投与する、但し、使うのはプレドニゾロン。これはミディアムクラスのステロイドだが、免疫調整には相当な力を発揮する。それを、もう、ほんの少量、しかも、連日ではなく、週に2回程度投与する。一回につき、いいとこ2ml/head。こんなの大型犬に使うのと同量ですよ。
 犬や猫の免疫疾患については、ステロイドはバンバン使う。そうしないと押さえられない。しかし、馬はこんなんで十分らしいのだ。

 この方法で、蹄葉炎に全くならず、効果が上がった。
 そもそも馬の体重500㎏というけど、その1/5位は、多分腸内容物でして、「体重」ではない。だから、単純に体重換算して投与量を決めるのは危険だ。海外で使われてる動物薬について調べてみると、馬については体重当たりの投与量がメチャクチャ少ない。体重換算すると犬の1/100 位になっている薬が大半。経口投与する薬の場合は、馬の消化管がやたら長くて、薬を吸収しきってしまうから、じゃないかと。

 まあ、そんな感じで突発跛行に対応するようにして、大分跛行が落ち着きやすくなってきた。なんかねえ、装蹄師とかが跛行についてあーでもないこーでもないとやってますけど、こういう全身疾患に起因する跛行なんて、「跛行」のみについて書かれている本にも毛筋も触れられてないわけよ。この件、誤診が多いんじゃないかね。ましてや、装蹄師なんぞに分かるわけがない。

 他にも、なんで裸蹄管理が難しいのか、そう管理するべきなのか、もほぼ分かったので、来年からは管理がし易くなって練習の成果も上がりやすくなるのではないかな。この件は、また、書きましょう。

 ということで、あー自分が獣医でよかった~~!!しかも、小動物臨床医でよかった~~~!!!という結論。馬の獣医なんか、ヤブばっか。こんな話、全く理解できないらしいんだもん。獣医同士なのに話が通じないってどういうこと?結局、馬の獣医は馬しか知らん。だから、「比較検討」ってのができない、から、ヤブになっちゃうんだろうな。

特定保健健診

2017年11月08日 | 
を受けようとして、昨今の病院事情に驚く。

 近所あたりの小さい病院(もちろん、健診を受けられる病院リストに載ってる)に予約しようとして電話すると、ことごとく拒否られるのだ。
1番目:今は火・木の午前中しか受けてません。水はできない。
2番目:水は休診日だからできない。
3番目:3か月以内にうちで診療受けてます?受けてないならできません。
 つまり、体よく拒否られてる感ありあり。3番目なんか、全く拒否の意味不明なんですけど。

 3回も電話して断られまくると、いい加減うんざりしてくる。4回目は、総合病院にかけた。「あー別に予約要りません」。そりゃ結構ですけど、きっと人だらけではないか?今日行ってみたら、案の定だった。でね、こういう検診なんかにも人が来ちゃうから、ますます混むわけ。

 結局午前中いっぱいかかって、腹ペコだし、つくづく嫌になる。この健診を受けているから、自分の病気も早期発見できたわけだし、やらなくちゃと思うのに、これじゃあ、受診率はどんどこ落ちるのでは?

 病院で、帯状疱疹ワクチンのポスターを見つけたので、打ってもらえないか聞いてみたら「まずは皮膚科で診察を受けてください」と言われる。で、対応してくれる皮膚科の先生は今日はいないから駄目だって言う。もう!!

 なんというか、一々弾き返されてる感あり。で、何度も病院に行って、まーた混雑要因をつくっちゃうわけだ。ヒマ&健康でないと、病院には通えないってことなのか?これじゃあ、仕事してる人(特に自営業者)は健康管理に病院のサポートを全く受けられない可能性すら出てきますわね。

 今日唯一へえ~~と思った事。血圧:105~63.低すぎ。これじゃあ、学生の時と変わらん。どうなってるんだ?

事故

2017年09月24日 | 
った。あーあ。

 車に曳かれかけた、起きたことはしょーがない、もうねえ、この手の事故の何が嫌って、その事後処理。

 頭を打ったので、まあ念のためと思ってケーサツ&救急車を呼んでもらった。しかーし、救急車、動きません。病院、待てど暮らせど返事がないっていうのだ。15分待って音沙汰なし。脳卒中とかだったらお陀仏ですなあ。。。ま、きっと大丈夫なんだろ、なのに救急車ってか?てなもんだったんじゃないかしら。

 結局受け入れしてもらったので、病院で頭部CTだのレントゲンだの撮って、やっぱり大丈夫じゃないか、さっさと帰ろうとしたら、受付でビックリ!「保証金置いてってください」「はあ?おいくらですか?」「1万円」「はあ~~~~???」確か、被害者はこっちじゃなかったっけ?

 財布をごそごそしたら、なぜか1万円札が出てきたから(普段はまず入ってないんだけど)しょーがなく、それを受付に渡して帰る。

 翌日、アクサからTELあり。なーるほど、アクサは仕事が速そうです。向こうさんの任意保険屋さんなんでしょうけど。車の保険を選ぶなら、被害側の評価というのも調べたほうがいいんじゃないかしらね。アクサは既に、こっちが保証金を払わされたことを知っていて交渉済みという。ということで、翌日保証金をスカッと取り返すことはできたんだけどね。。。。。。翌日まーた病院に行ったのは今度はケーサツの事情聴取のために診断書をもらわなくちゃならなくて。かかった病院、待合室の空気がこもっててヤバい感ありあり。冬場に来たら、確実にインフルもらいそう・・・・・。病院で病気がうつるってか?と考えて、速く退散しないと~~と焦る。

 ケーサツには更に翌々日。行ってみると、人がうじゃうじゃいる。。。。。待ち合わせの時刻に着いたのに待たされて、で、事情聴取。お気の毒に、加害側は「過失運転致傷」なる犯罪名が付くそうな。あれまあ。
 調書に「なぜ、事故が起きたと思いますか?」という質問があるので、答えた。車のフロントガラスの助手席側の枠、あれって、右折時に死角をつくるんだよねー、自分も右折時時々ヒヤッとする。いきなりフロントに人が出張ってくるから。そのせいじゃないですか?と言ったのだが。
 担当の警官さんは「じゃあ、前方不注意ですね」と言う。そう書いてしまった、「違~~う、その手のヒューマンエラーにしちゃったら、意味ないじゃないですかあ。ヒューマンエラーは『気を付けましょう』じゃ絶対なくならないですよ~~」と言ったのだが、結局「前方不注意」になってしまった。

 要するに、調書というのはなんとかして人間のせいにすることが必要なんでしょうな。そうしないと、なにか不都合があるんだろうけども。。。。。しかし、事故を減らすためのシステム作りにはあまり役に立たなそうなアンケートだよなあ。。。。どうなんでしょ?

 で、担当の方が「3日おきに24時間勤務なので」とか言うからたまげて「そりゃブラックじゃないですかあ!」と言ってしまった。警官が判断ミスしたら大変なことになりかねないと思うんだけども。

 で、事後処理はこれだけじゃあ終わりっこないわけですよ、おそらく。保健の交渉、自分の方の保険屋にも連絡しなくちゃならないし。一々色々書類を書かなくちゃならないし。めんどくさー!!

 振り込め詐欺とかでよくあるセリフ「今、被害者が示談にすると言ってるので」とか、警官が言うわけないです。当日即、なんてことがあるわけないし。ましてや弁護士なんぞが都合よくその場にいるわけがないし、いたとしたら、ますます任意やら自賠責やら、とにかく保険をどうこうってなって、即日全てが終わるような話になるはずがない。あり得ない。ので、その手の話が来たら、すーべーてー嘘八百。少なくとも、全部話が済むのに3か月以上、場合によっては1年近くかかるはずなのだ。

サイバラ

2017年09月05日 | 
の新刊。これね。



 サイバラは自分と全く同い年なので、なんかこう、ずうっと人生を伴走している気分なんですが。生まれた場所なんかは全然違うんだけど。毎日新聞での連載は初回からずっと読み続けているので、読みつつ考えることが多かった。

 この度連載が終了して、それに合わせるように出た本。読んでみて、やっぱり色々考えちゃうなあ。

 自分もそうだったのだが、我々が子供の頃、どうしてこう、子供はぞんざいに扱われたんだろう、と。自分はいじめと体罰の嵐の中にずっといて、たとえばいじめのターゲットになったのは自分のせいであるとか、親から言われたり(いまだに忘れらないんですがね。いつかやり返してやる)とにかく逃げる場所も何もない状況にあった。サイバラの育った場所というか環境もメッチャクチャだ。当時の大人ども、なんかしらんが誰もかれもがイライラしていたと感じる。これねえ、その大人が今の老人なわけだけど、極めて暴力的(すぐ文句言う辺りはまだかわいいもんだものね)なのは、当時のイライラをずっと引きずってるんじゃないかと思う。しかしなぜかねえ??

 自分の人生に文句ばっかり言ってるうちに歳とっちゃった、ということか。その文句の解決策を全く考えないままでね。これじゃあ、認知症になるよ。認知症というのは一種の「逃避」でもあると思っているので。人生から逃げ出す手っ取り早い手段。

 そういう人は未だに多いけどね。「末路」本が流行ってるそうだけど、要するに自分よりいい目を見た人物がしまいにしょうもない目に遭う、という話を読んでそーれみろってなもんでしょうかね。溜飲を下げるというか。誰かが何かミスすると、凄い勢いで騒ぎ立てる(主にネット)なのもそうやってスカッとしたいんだろうなー。キモチワルイけどさ。

 サイバラの考えは、原則きれいごとから一番離れているから、その通りだと思うことが多いのだが。

 にしても、読んでてかなりショックだったのは、彼女が、アルコール依存症の亭主にやられてた内容、その期間(何と6年間も!!!)の酷さ。こちらが知っている限りでは、最終的には再同居まで戻していたから、それなりに整理がついていたのかなと思っていたのだけど。読んだ限りではゼ―ンゼンそんなことがない。なのに「子供のために」再同居に踏み切った、という風に読める。それって、まずくないか?

 そこまで子供に「父親」を悪く思わせたくない、という気持ちは分からなくもない。サイバラの父親は二人とも超のつくロクデナシだったようで、同じ思いを子供にさせたくない、ということなんだろうけど、その為に整理がついてないのに再同居、というのはキツイですよ。自分が一番大事だと思うんだけどな。

 なので、依存症の恐ろしさを再認識して震え上がる、というのがこの本の最初の感想。人をずたずたにぶち壊してくれるんだ、この精神疾患は。こんなの「愛情」なんかで治るはずない。ビョーキなんだから。だから、身内に暴力人間やアル中やらギャンブル狂がいたら、一刻も早く離れろ、と言うべきなんだ。

 以前、そういう相談を受けたことがある。その人、いい年なのに、市内をちゃんと歩くこともできないのだ。病院の場所が分からないとか言うんだもの。
その人に言ったのは、「その男をすぐに追い出せ、鍵を付け替えろ、警察に被害届を出せ、引っ越せ、引っ越し先を突き止められないように市役所に届けておけ、電話番号を変えろ、ネットから消えろ」等々。。。当時はLineだのFBだのはなかったからこの程度だけど、今ならもっとあれこれ切らなくちゃならない。これを自力でやれ、と言った。多分1/10もできなかったと思う。でもでも、ちょっとでも自分でやることで、その人の実力になるのよ。絶対に手伝っちゃダメなのだ。こっちが「やってあげ」たら最後、今度はこっちが依存されてしまう。依存症にくっついてるのはやっぱり依存症で、そういう人は「他人依存症」なのだ。別名「寂しい病」。ストーカーはこの変形。

 「寂しい」はものすごく危ない感情なので、本当に注意しなくちゃならない。

 この人に言ったのは。「あんたには男運が、ない 男運がいいとか悪いとかじゃない、「ない」、んだから、二度と男に近づくな」

 こう言ったのはですね、こういう人物は大体さびしくなっちゃって、まーた男に引っかかる。で、次の男はさらにロクデナシ、と相場が決まってるから。男運がないんだから、って、はっきりさせる方がいいんじゃないかと。なんでも自力で切り開く癖をつけないと。

 まあ、そんな事を色々考える。この手のビョーキ、どうすりゃいいんですかねえ?子供の頃から、この問題についてきちんと認識して理解しておくべきじゃないかと思うんだけど。つまり教育。加害者や被害者になってからじゃ遅い。
 

芸大

2017年07月16日 | 
に行った。正確に言うと、芸大付属図書館。芸大とは道挟んで反対側にある。芸大美術館も同じ敷地内。暑かった~~~。

 芸大付属図書館の見学ツアーというのに参加したのだが、これは芸大図書館が呼びかけたクラウドファンディングに応じたので、参加できたわけだ。図書館はどこもかしこも運営が大変なのだなあと感じる。大学図書館だと、学生のために資料的価値のありそうな本はとにかく蔵書にしなくちゃならないし、それがどんどこ増える。ましてや、芸術関連だと、図版が入った本はデカい、重い。楽譜も然り、という。収蔵は既に限界、で、新館を建てました、それを見学させてくれたのだ。

 新館は、見学前日に引き渡しという、まさに新築ホヤホヤです、という状況。装飾なし、壁はコンクリの打ちっぱなし、天井の配管はむき出し。予算がない、という事を案内してくれた方がおっしゃっていたが、だよねえ。。。。芸大の卒業生は原則ビンボーとの事、だよねえ。。。。。ポーンと気前よくお金をくれる人(何千万とか、億とか)はいないのだろうなあ。とにかく収蔵に徹した内容の建物だった。







これは新館屋上から国立博物館&スカイツリー。まず普通は上がれない場所なのでラッキーだったが、かなりコワかった。上野公園内は建物の高さ制限があるので、見晴らしがいい、との事。

 次は旧館。



収蔵がギッチギチになっているのがよく分かる。これは司書さんの管理が悪いせいでもないし、利用者のマナーが悪いせいでもない。こうでもしないと、本を本棚に押し込んでおけない、というわけ。

 色んな貴重な資料を見れたし、ついでにSPレコードの視聴もできて、楽しかったです。やっぱり、芸大は凄いと思う。

 せっかくなので、閲覧許可を頂いて、閉館間際まで図書室で本を探して読む。読む、というか、見る、というか。美術関係は「見る」ことになる。どの本も「俺の話を聞けえ~~~~!!」って主張している。確かに。特に芸術系の本は、著者がこう思います、という評論が大半を占めるものね。読んで感じるのは、ネットの情報ってホント上っ面だよなあという事。どんどん流れちゃって深くならない。FBのタイムラインなんかその代表みたいな感じだ。あと、芸術というのは原則実学から一番遠いので、パトロンがいなくちゃ成立しえない。立ち位置をどう考えるのか・・・・・。難しい。

鈴木メソード

2017年06月25日 | 
というヴァイオリン指導法について。というか、ヴァイオリンの話の続き。

 自分は勿論、鈴木メソードでヴァイオリンを習っているわけではない。あれは子供対象らしくて(この辺からしてなんとなく胡散臭いんですけど)、大人はおよびじゃないないらしいんですよ。

 大学でヴァイオリンをやったのは、オーケストラに入ったからなんだけど。後輩に鈴木メソードで習ったという人が入ってきて、確かにすごく巧い。自分が上の立場だなんて申し訳ないなあとも思ってた。しかし、彼は、実のところVnを弾きたくはなかったようなのだ。本当はトロンボーンを吹きたくて、なのに、弦楽セクションの人が全然足りないもんだから、Vnに引っ張り込まれちゃった、と。

 その人が言ってた鈴木メソードの話はあまり楽しそうじゃなかった。いい思い出がなさそうで。聞いた話の中で、まだ覚えているのは、Vnの持ち方について。「顎と肩で楽器を挟んで歩かされるんですよ。楽器が落ちないように持てって。で、センセーのところへそのまま歩いていって、センセーが楽器をぐいぐい引っ張って、それでも落ちない、ように持つって習ったんです」。これ、すごくおかしいですよ。

 肩と顎で楽器を挟み付ける、これだけで上半身が力みまくる。そんな風に力が常時入った状態で指なんか動くわけがない。それを無理して動かす。だから体が壊れちゃうわけだ。

 けど、子供だとそれについて「変です」なんて言い返せるはずもない。子供の体は凄く柔らかいから、こんな状況に簡単に体が対応しちゃうんでしょうね、どんなに無茶な要求でも。で、20年後に爆発する。体がガチゴチになっちゃって、あっちもこっちも痛い、整体に通って、となる、んじゃないかしらね。

 自分が指導を受けたわけじゃないから、これが鈴木メソードなるものの正体かどうかは分からない。でも、「弾くのが楽しくない、他の楽器の方がいい」となった人が少なくとも一人いた、ことは事実だ。

 早期教育というけど、弊害も相当な可能性がある、という事はもっと深刻に考えるべきじゃないかと思うんだけどね。楽器に限らずね。教師のレベルがもろダイレクトに子供に入っちゃうんだから、親がかなりシビアな目で教師側を診る必要があるのではないか。早期教育って、ほぼ親が「やらせる」って決めてるでしょ。親の責任は重大ですよ。自分的には、親にやらされたことは何一つ身につきませんでしたな。

 

 

 

ヴァイオリン

2017年06月22日 | 
という楽器について。習得がとにかく難しいとされている。大体、あの楽器は持ち方がよく分からない。そこから謎だらけなんですよ。

 去年この楽器を再開することにして、レッスンについてみた。確か4月だったか。バッハの無伴奏パルティータ3番をやってみましょってなって、7月初めに左手首を骨折しちゃって弾くどころではなくなって、12月にレッスン&練習を再開して、どうなったかというと。

 とりあえず、バッハのパルティータ3番全曲、めどが立った、ようだ。わーい

 上手くいっている理由は。
1)手首の骨折なのだが、レントゲン上の状況を診た整形外科医4人が全員「手術しないと」と言った。それを丁重にお断りして、これは勿論医学的な根拠があっての事なのだが、やっぱり正解。手首の骨折手術は原則プレーティングによる。これやったら最後、プレートの下の骨が死んじゃって骨炎を起こす。後々酷いことになるのが目に見えてた。これは自分が獣医だから理解していたこと。なのに厚生労働省までこのプレート手術を推奨している。今回は自分の事だから、その根拠等をかなり真剣に読んだ。で、やっぱりねーと思ったのは、10年後、プレーティングした骨は見た目はきちんとしているように見える、でも、患者さんの痛みが引かないというのを読んだとき。10年も経過してそんな事が起こるはずがない。それが決定打でしたね。厚労省にだまされるな!!!と声を大にして言いたい。

2)Vnの持ち方について。昔むかーしのこと、Vnは大学の時に始めたのだが、こうも上達しないってどういう事なんだろう、と本当に真剣に悩んだ。で、なんか知らないが体もガタピシ痛くなるんですよ。
 当時習ってたVnのセンセーというのがどーしよーもない奴で、ガミガミ怒鳴ってばかり、肝心かなめの楽器の持ち方だの弓の持ち方だのをまともに解説してくれたためしがない。Vnを教える人っていうのは大体3歳ごろに始めてるから、楽器の持ち方だの弓の持ち方だのを理論で学んでいない。従って教えるすべも正しいのはこれだ、という根拠もない。そんなんで教えるんだから大したもんだよ
 
 で、困り果ててあれこれ教則本を購入した。あー考えてみれば、馬でも同じことをやってるなあ。どの教則本もちゃんと理論で教えていないので驚いたのだが。その中で、あーこれだ!!となったのが2冊。メニューインの「ヴァイオリンを愛する友へ」とドミニク・オプノの「内なるヴァイオリン」。この2冊はほぼ同じことを言っている。メニューインさんは、一時期本当に弾けなくなっちゃって、やはり深刻に考えたらしい。で思い切って変えたのが、なんとヴァイオリンの持ち方だった、という。そこまで根本に立ち返るの?超一流の人が?ところが、ドミニク・オプノ氏の本にもそういう人達が山ほど出てくるのだ。プロのVn奏者がみんな辛い思いをしている。いったいこりゃ何が原因なのか?

 なんと、Vnの肩当てだというのだ。
 つまり、Vnは肩当てなんぞ使って持つものではないという。

 最初はにわかに信じられなかったんだけど(これも、馬のハミと同じですわね)思い切って肩当てをやめてみた。最初は持ててせいぜい5分たらず、こんなんで本当に持てるようになるのかと思ったんだけど、5分が10分になり、10分が20分になり、いつのまにかいくら弾いても全然問題なくなった。で、その頃上達スピードがやたら速くなり出したってわけ。

 今ついているセンセイに初めて行ったとき、結構驚かれたのだ。肩当てを楽器にはめる、という工程をすっとばして、いきなり調弦するもんだから。ヘタクソでも、これだけでハッタリがかませる。
 で、レッスンに青息吐息でついていってた、筈なのに、いつの間にかどんどん弾けるようになってる。これも馬の今の状態と同じだ。

 この辺、公表する意味ってあるのかなと思ってたんだけど、どうも意味があるんじゃないかと。というのも、自分がファンであるところの演奏家の方が頸椎を痛めて演奏不能になりかかった、という話を知ったものだから。

 面白いんですけど、馬のハミにも山ほどデザインがある。Vnの肩当ても同じ状況。つまり、どれ一つとしてまともに目的を果たしていない(馬をコントロールするとか、Vnを楽に持つとか)わけだ。要らない道具はそういう事態に陥るのだなあ。

 この辺は、どっちかというとYOUTUBE向けのネタなんですよ。ので、いずれそっちできちんと解説してみようと思う。賛否喧々諤々になるだろうけど、文句言うなら、その前にまず試せよ、というのはハミなし頭絡と同じですね。

メニューイン:J. S. Bach - 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番(1985)


テニス肘

2017年06月17日 | 
というテニスやってる人がなるトラブル。特に大人から始めた人に多い障害なんだけど。自分も案の定、一時期悩まされましたけどね。

 こいつの根本的な解決策が最近分かった、と思う。つまり、テニス肘にならない打ち方、という奴。

 これねえ、テニスの初心者がしょっちゅう言われる「ちゃんと振り切れ」というのに連動しているのだ。じゃあどうすれば「振り切る」事ができるのか?について解説してくれた人は今まで皆無なんですけどね。こないだライオンズ戦見に行って、ああそうだっけ、と思った事。

 野球のバットとテニスのラケット、どっちか重いか?こりゃバットに決まってる。のにぶんぶん触れるのはどうしてかというと、腕力じゃないんですよ、力の半分以上は、「遠心力」を使ってる。バットの遠心力についていけないとすっぽ抜けちゃう、それに対抗するために腕力だの何だのは必要なんだろうけど、バットを持つためにある力じゃなさそうだ。

 でね、テニスは球が飛んでくる場所に移動して打つ、というスポーツなんだけど、打点を意識しろ、とはよく言われる話。どこに打点を置くか、が問題だ。遠心力を使える打点って、体から相当遠いのだ。ラケットってかなり長いんですよ。

 のに初心者は、ついつい打点を「手で受けられそうな」近くに置いちゃう。で、打つときについつい腕を畳んで肘を支点にして打っちゃう。だから肘に負荷がかかって「テニス肘」というわけだ。
 ので、最近は極力ボールを離して打ってる。そうすると、遠心力がうまいことかかって、勝手に腕が回ってくれる。それに、動く距離も節約できるし。なーんだ、って気分ですよ。

 しかしなあ、今まで習ってて【打点をうんと遠くに置きましょう】なんて、誰も言ってないぞ~~~~。位置で指摘されるのは打点の「高さ」とか、前寄りでインパクトするといい、とか。なんかずれてるんですよねえ。

 でもまあ、テニスはまだ全然いいでしょ、乗馬業界よりか。

 こないだは久しぶりに那須に行ってビジターレッスンを受けた、のだが、結論から言うと、カネをどぶに捨てた感じ。

 といいますかね、とにかくハミにうんざりしてるので、そこの馬はホルターのグラウンドトレーニングを受けてるわけだし大丈夫だろ、と思って、「ハミなしで乗らせてください」と頼んだ。指導員(オリンピック日本代表)が下乗りしたんだけど、その人、断固ハミなしで乗ろうとはしないのだ。「馬がどういう反応するか分からないし」って怖いんかね?どういう反応って、ホッとするでしょうよ、と思いつつ、いきなりハミなしで乗った。同じ馬なのに、まあ全然変わっちゃう。まるで別馬。さっきの下乗りじゃ、ごっつい拍車でもってでなくちゃ動かなかったはずなのに、こっちの脚が触れるかどうかというレベルでかーんたんになんでもやってくれる。頭も全く振らない。さっきまで隙あらば振ってたのにさ。

 要するに、頭振るのは拳がどうこうとかじゃない、ハミのせいなのよ。

 でも、それを認めようとはしない乗馬業界指導陣軍団

 この人、言うに事欠いてなのか?「手綱に頼るな」とか言ってましたけど。あのですね、約束事が自分とお馬さんとの間に擁立するのに時間が必要じゃない、その間は手綱を使うしかないでしょうが、と。よく言うよ、オリンピック馬場馬術、手綱に頼りっきりじゃない。もし不要なら、大勒ハミだの、2本も手綱使うだの、する必要ないですよねえ。ということで、あほらし。

今年のまとめ

2016年12月31日 | 
 結局、手術して、というのが響いた1年。それと、骨折もしたし。病気したり怪我したり、ろくな年じゃなかった、という結論になりそうだが、そうでもない。

 手術してよかったことが結構ある。1番は、太らなくなったバンザーイ

 ずうっと悩んでた。なにしろケーキ一個食べると2個分の肉がつく、ような気がしてて。これ、結局のところ、病気のせいでホルモンの出方がおかしかったんじゃないかと。ホルモンが落ち着いたからでしょうかね、食べても太らない、感じがだんだんしてきて、もしかして大丈夫かなあ、ちょっとずつ、おっかなびっくり甘いものを解禁してみたんだけど、なんだか大丈夫そうなんですよね。ありがたや~~~~。

 あとは、自分の馬。体調管理の仕方がようやく分かってきて、トレーニングをどうやっていくか、めどが立ちそうだという事。奴もだいぶ懐いてくれるようになったので、来年はなんとか競技会に出られるように頑張ってみましょう。

 楽器はねー、一時期まーた弾けなくなって、もう一生無理かと思ったんだけど、そうでもなかった。レッスン再開までこぎつけてホッとした。この件については、いずれまとめて書きましょう。

 ということで、来年もよろしくお願いします。

市長選挙

2016年10月24日 | 
が投票日にゴタゴタしてた、らしい。

 防災無線が問題だったそうな。そういえば、「今回は無投票です」っていう放送があって、へ?と思ったわけ。だって、数日前にこっちはすでに期日前投票してたから。
 そしたらその後、7回くらい「投票日です。投票してください」という放送にくっつけて「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」っていう文言が追加されていた。なに言ってるんだろう?選挙って毎回毎回「投票してくれ」系の放送はされてるし、申し訳ないってなにが?と不思議だったんですけどね。

 要するに最初の「無投票です」なる放送が問題だったのか。でも、それを訂正する放送はなかったような気もするんだが・・・・。

 そしたら、今日になって、入間市で防災無線がどーのこーの、って記事ネタになっている。はあ?わあわあ言うほどの事かいな?
 そんなことよりか、結局どなたさんが市長に当選したのか、が重要な情報だと思うんだけどなあ。

 今日聞いた話では。対立候補が選管に怒鳴りこんできたらしい。今回は史上最低の投票率だったそうで(これだって重要な記事ネタだと思うぞ)それが、例の防災無線のせいで、そのせいで自分は落選したんだ、との事。そーかー???んなバカな。まともな争点も作れず、苦し紛れに入間基地がどうのこうの、なんてやっててさ(国政の話と入間市の市政の話は関係ないでしょ)、でもねえ、原則投票率が低ければ低いほどに、有利な政党の支持を受けてた、という事になってたんだけどな。

 しかーし、防災無線で喋った人も人だ、投票があるかないか、ご存じなかったんでしょうか?興味なかったのかなあ?それとも市外の人とか?

 ということで、怪文書こそ出回らなかったけど、今回も面白かったですね。