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なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

本(題名:それでもハミを使いますか?)

2017年03月22日 | 仕事
の予約販売を開始します。この本の監訳の仕事に2年費やした&国の助成を受けた事業でもある。根性で完遂したわけだ。まあよくやりましたわ~~。
 内容は、このブログで何かと噛みついている「ハミ」についての本。馬と関係ない人には全くどうでもいい話ではあるんだけど。馬関係者にとっては、ある意味アタマに来る内容の本じゃないかと思う。

 どうすれば乗馬って上達するのか?について全く道筋がない、のはどうして??というのがそもそもの始まりだった。テニスを習ってると、とにもかくにもそれなりの上達道筋が(色々な理屈や考えはありそうだけど)あって、で、そういう情報がフラットに手に入る。乗馬は違う。乗らなくちゃダメだ、から始まって(数十年乗らなけりゃダメだっていうのよ)、落馬が当たり前みたいな考え方(つまり、怪我しろってことかい)だの、馬業界特有の言葉(ハミ受けだの口向きだの)に振り回されて、どんどん自信を無くしちゃう。
 一方、馬の方はとにかく「猛獣」なんだ。馬房から出てこない、連れ出そうとすると噛むは蹴るは、から始まって、馬装中に噛みつく、乗ろうとすると立ち上がる、乗ると今度はいきなり跳ねる、横っ飛びする、暴走する、そのスイッチがなにをきっかけにいつ入るのか、皆目見当がつかない、馬に乗ってる人なら誰しも覚えがあると思う。
 で、馬はすぐ死ぬ。いきなり疝痛を起こす、骨折する。

 その原因について、長らく言われていたのは、馬と人との信頼関係ができてないからだ、とか、馬の性格が悪いからだとか、馬の取扱が悪いからだ、とか。

 ぜーんぶ間違いです。なんとなんと、道具のせいだった!というのがこの本の主要テーマなのだ。

 ということで、この本の内容について、ケンカを売りたい方、まずは内容をよーく読んで、かつ、ハミを使わない、という事をちゃんと試してから、ケンカを売ってください。

 予約はアマゾンです。
 

商工会

2017年02月14日 | 仕事
に行って、申告終了です。毎年商工会でやる相談会の初日に提出して、ついでに消費税の申告もやってオシマイ。あ~~セイセイしたあ~~。

 青色申告は紙・確定申告はEーtaxというパターンは毎年同じ。毎年ちょっとずつE-Taxの仕事が速くなってます。あーあとマイナンバーか。
 マイナンバー、最初に送られてきたペラペラの奴、どう考えても失くしそうだなあ、と心配になってきて、結局マイナンバーカードをつくることにした。失くしている人、かなり多いんじゃないかと推察するわけですけど。

 で、そのためには写真が必要ですな。パスポートも切れちゃってるし、ついでに作るか、ということで、証明写真撮影機で撮ってみた。色々ビックリすること多し。
 これ知ってりゃあなあと思ったのは、証明写真撮影機からマイナンバーカードの申請ができる、というなんだかすごーく画期的な仕組み。その方法は使いませんでしたけど。撮影機の中にそれが書いてあってタマゲタのだが、なんせ肝心の申請書類が手元にないし、取りに帰るのもめんどくさいし。結局普通に撮影したんだけど。
 さて撮影しようと思ったら、撮影に2パターンある。¥800と¥1000。なにが違うのか?読んでみると、¥1000の方は「肌色を綺麗にする」というモードなんだって。どうしようと悩んだが、毎度毎度、この手の証明写真、まともに撮れた試しなし、ならちょっとはり込んで高い方で撮ってみっか、ということで¥1000を選択。機械の言うなりになって何回もパシャパシャ。多分5・6回は撮り直しができるらしいんです。

 さて、まあこれかなあ(大して変わり映えしないわけなんだけど)というのを選択して出来上がりを待つ。出てきた写真に驚いた。なんだこりゃ、詐欺か??まあ、自分の写真に間違いはないんだけどねえ・・・・・。

 ということで、詐欺写真を使って申請しました。手法としては、なんとスマホから。QRコードを読んでどうこう、というのに従ってあれこれやってると申請できる。なんとも頼りないんだけど・・・・・・。無事に届く事を祈ろう・・・・。

青色申告書

2017年01月16日 | 仕事
に書き込み終了。疲れた。毎年同じ事を書いている気がするが。

 今年は、申告書に手書きで書くのが心底嫌になっちゃって、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」というのを利用してみた。これ、e-taxやってる人だけが対象かと思ってたんだけど、実はそうじゃない。ここで決算書をつくって印刷して税務署に提出、という昔ながらの紙申告でも使えるようになっている、ことに気付いたもんで。

 利用してみたら、なーるほど、否応なく正確に決算が打ち出しできるように、一応なってる。もちろん、元ネタの決算がちゃんとまとまってる、のが前提ですけど。有難いのは減価償却費。今回までは自分でやっちゃったけど、今年分の決算からは、このコーナーを使って減価償却費を出そう、と決定。ここを使えば、間違えようがない、だろう、多分。。。というのも、減価償却費、あまりにもしょっちゅう制度が変わって、訳わからん状態になってる、これ、正確に申告できてる人っているんかい?国税庁が責任もって正確に申告できるツールを出す、のは当然じゃないかなあ、って思っちゃってて。

 e-taxじゃなくて、紙申告にしている理由。e-taxにすると、銀行から借金しなくちゃならない、事態が起きた場合に困るのだ。申告書を税務署から取り寄せなくちゃならない、それも有料で。紙だと、申告を出すときに2枚出して、片っぽにハンコをついてもらえば、それが銀行の資料になるわけ。これは無料なんですわ。紙の方が全然いい。苦労するかどうかは税務署の問題で、こっちはカンケ―ないもんね。

決算

2017年01月09日 | 仕事
終了。あー疲れたあ~~~~。

 毎年同じことを繰り返しているのに、工程をちっとも覚えられない。従って、毎年必ずどこかで糞詰まることになる。結局簿記をよく理解していないからなんでしょうけど。

 今使っているPC会計ソフト、多分日本で使っているのは自分だけじゃないかと思う。でも、どうにも使いやすくてやめられない。これが使えなくなったらどうしよう・・・・・・。

青色申告説明会

2016年12月07日 | 仕事
へ。これが来ると、年末=決算だなあ、と、気が重くなる。

 毎年配られる冊子2冊の説明なんだけど、こういう税理士さんの説明だけで決算をまとめられる人はいないでしょうね。

 今はほぼPCで会計帳簿をつけている人ばかりだと思うし、もうちょっと実態に即した説明内容でもいいように思うのだが。

 でもねー、PCで帳簿付けてるから自動的に決算書類が出来上がります、ということはないんですよ。やっぱり簿記の知識がないと。

週刊現代

2016年11月30日 | 仕事
の今週号の医療記事、なぜか獣医療記事に化けている。

 面白そうなので購入。この手の週刊誌を買うのは本当に久しぶりだ。

 こういうのを読むと、男の人の脳内を覗いている気分になる。ごっちゃごちゃなんだなあ。社会問題と健康情報とエロ情報が混然一体になってるし。で、「裏で何かやってる人」とか「裏事情を知ってる人」とか「裏で牛耳ってる人」が好きなのね。今更児玉なんとやらなんて人物を紹介してるんか。あんな人生のどこが楽しいかねというテーマじゃなさそうで。

 で、ヤブ獣医記事。まあ正しいと思う事もあるけど。若干反論を。

予防接種
打つ必要がない、というのは大間違い。そういうのは、伝染病の恐ろしさを知らない奴が言ってる。ついこないだまで、これでバタバタ死んでたのを見ているので、必要がないとは到底言えません。じゃあ、ベストな「打つ間隔」はどうか?実はついこの間、犬の伝染病については、「現時点の血液中にある伝染病抗体価」を測定できるキットが発売された。どうしても気になる人は、これを使えばよし。このキットは但し、ワクチン自体よりも高くつきますが。当院では原則2年に1回にしている。この方法に変更して以来、伝染病の発生もなく、ワクチンの副反応が出た経験もない。要は適切な打ち方をせよということ。

抗生物質
確かに、他の動物病院で2・3か月以上抗生剤を飲まされてました、という患者さんのお話はよく聞く。こういう漫然とした処方は「治す気がない」ということ。ただ、勝手に切られても困る。特に尿路疾患は、きっちり飲まないと再発どころか、腎炎に移行してしまう危険性も出てくる。不安なら、病院に聞くことです。聞きづらい病院なら、通う意味はあまりない。コミュニケーションが取れないという事だから。

カルドメック
これは伝染病ワクチンの話とも通底するが。「疫学」というのがあります。実際、入間市ではフィラリアはほぼ撲滅されていると思う。なぜそうなったか、というと、皆さんがきちんと予防して下さったからです。じゃ、予防をやめたらどうなるか?フィラリアはすぐに周辺から入り込んできて、あっという間に元通りになっちゃうのさ。デング熱やジカ熱のおかげで行政が蚊の分布を調べてくれたわけだが、相変わらず驚くほど蚊は多い。撲滅状態を守るために、継続した予防は是が非でも必要なんですよ。磯部さん、極論を吐くな。

ウルソ
あーこれは確かに全く効果なし。肝臓が悪いとか言われて他院で処方された、と持ってくる患者さんが多いんだけど。利胆薬だから、別に肝臓自体をどうこうする薬じゃないのだ。ただ、飲んでて副作用が、ってほどでもない。どーでもいい薬、というか。

フォルテコール
フォルテコールというのは商品名。ウルソも商品名でしたっけ。商品名じゃなくて、成分名で記事を書くべきではないですか?成分のベナゼプリルは慢性腎不全には確実に有効な薬剤なので、使って当然です。「慢性腎不全の末期」=尿毒症ということで、これについては透析以外方法はないし、動物には透析は不可能だから、そうならないように、こうした薬で対応する必要があるのだ。「投与すべきでない」じゃなくて、「投与しても意味がないくらい状態が悪くなってる」ということ。患者さんを混乱させるな。

ステロイド
副腎皮質ホルモン剤の事。椎間板ヘルニアのような「整形」系の疾患に使う意味は確かにあまりない。但し、免疫が関与する病気では使わなくてはならない薬剤である。副作用だが、基本的に「使えば何が起こるか」がはっきり分かっているので、患者さんに説明しやすいし、対応もし易い。びくつかずに適材適所で使うべき薬。

NSAIDs
人間こそ使い過ぎじゃないか、と思ってるんですがね。ロキソニンだのバンテリンだの、ぜーんぶこの薬。現在は副作用も小さい非常に使いやすい薬が出てきているから心配せずにバシッと使ってOK.当院では長期連用もしている。もちろん、その必要性がある、と判断した上での事。副作用だが、この薬も副作用の内容が分かっているから、そこだけチェックしてもらっていれば大問題にはならない。つまり「吐いたり下痢したら投与を中止して連絡」を徹底してもらう、フィラリア予防開始の時期に、ついでに血液検査を検査屋さんのおトクなキャンペーン価格でやってもらえば、肝機能や腎機能だって調べがつく。ちなみに、今まで長期連用していて肝・腎障害が出たケースは0.腎機能については、飲水量のチェックで予測がつくことが多い。なんでもこまめに相談して先回りすればいいんです。

 にしても、猫の避妊手術、うちは安すぎるな~。手抜きなんかしてませんけどね。

 動物病院の治療費のからくりについて。街道沿いで、従業員が多くて、CTがあります、とか言ってる病院はバカッ高くて当たり前なのだ。健康保険システムがない動物病院は、患者さんからいただくお金が収入の全て。動物健保は、患者さんと保健会社の間の契約であって、動物病院が取りもっていても、こっちに回ってくる金はほぼ0だし。検査機器や治療機器の価格だが、レントゲンの撮影装置が180万、CRだのDRだのといったデジタル造影機器が大体200万以上、気化麻酔装置100万、血液検査機器が200万、超音波で150万、CTだと1000万以上、ってな感じ。治療機器でも、白内障の手術に使う水晶体を壊す装置は中古で800万、当院が使っているレーザーは中古を買って300万。こういう機器を揃えたら、売上が月300万じゃ全然足りない。で、街道沿いだと土地代だの、固定資産税だの、賃貸ならかなりの額の借賃料に人件費が加算される、治療費が高くなるに決まってるんです。つまり、患者さんが払っているのは、治療費じゃなくて、機械代だの人件費だの土地代だの、ということになる。自営業としてはつくづくいびつな業務体系になっちゃってるわけ。払わせるために、一番いい方法は「不安を煽る事」。今の獣医関連の講演会も、実際には2年に一回あるかないか、みたいな疾患についての内容ばかり、よって普通の病気を診る能力が全くない獣医が増えている。そういうセンセイは吐いても下痢しても「癌じゃないか」と言って検査する。ガンという言葉は、患者さんをガーン!!とさせるいい病名なんです。それに、癌は実際対応が難しい疾患の一種だから、(しかし現代さん、近藤誠じゃあるましいし、つうか、こいつ、獣医療にまで首を突っ込んできてるみたいですけどさ。放置とはどういうことだ?ふざけなさんなよ)癌と診断しておけば、その後の治療がどんなんでも文句を言われにくいんです。

 ま、こんな感じかな。患者さんに年収を聞いてくる病院が以前近所にあって、呆れてたんだけど。最近はどこかに引っ越して、2次診療だとかエラソーなことをぬかして埼玉県中の気の毒な患者さん達から金を吸い上げているなあ。こっちは3次診療だ。おたくの尻拭いをしてるから。

2016年10月27日 | 仕事
のご紹介。ぜひ読んでいただければと思います。



 著者の岸上先生は、御父上の世代から整形外科の第1人者として活躍されてて、御父上は小型犬の骨折手術用プレートなんかもつくってらした。この本の内容は、それを全否定する内容になっています。この先生の講演は昨年聴いた。自分としては、以前から同じことを感じていて、もう動物の骨折に対しては手術をやめよう、という結論になっていたのだが、患者さんに対しての説明がなかなか難しくて困っていたのだ。それを講演では科学的に解説していただいたので、その後は自信を持って手術なしでいく、という方針をきちっとできるようになったという、経緯がある。

 実は、同じことが人間の治療に対してもいえる。骨折のプレート手術はやめるべきだ。週刊現代さん、週刊文春さん、医療で取り上げるならこっちにしてよ、と言いたい。厚生省にも言いたいのだが、プレート手術で患者さんが被っている被害をきちんと検証して見直してもらいたいのだ。

 それにしても、この本の出版社が幻冬舎とは。。。。。。緑書房さん、せめておたくが出すべきなんじゃあないの?

ハミ

2016年09月21日 | 仕事
をやめろ、という活動をしてるんですよ、ここ数年。ああ、ハミってのは馬の口に噛ませるやつ。こういうの。これは、ハミを嫌がる馬に無理やりハミをくわえさせるためにやる処置を解説してるんですけどね。残忍でしょう?
 でね、ハミを使わなくても別に問題ない、ハミなし頭絡ってのを販売する仕事をしているんだけど。

 この件に関しては、既に科学的にハミなんぞない方が馬はコントロールしやすいし、安全なんですよ、という結果が論文に出てる。自分も去年学会で報告させてもらってるんですけどね。

 さて、今回キャロットステークスなる大会が馬事公苑であって。そこでブースでも出して販売しようかな、と思ったんですよ。

 で、協賛に必要なお金も振り込んで、広告もなんとか作成して、そしたら、今日になってこんな文章が来た。要するに、出店しないでほしい、ということ。

 規則ですか。規則がどうこうだから駄目、っての、中学時代、校則がどうこうだからダメだ以来の言われようなんですけど。あー思い出しちゃったよ、むっかつく。当時の教師ども、あんたたちの年金を払ってやってるかと思うと、心底むかむかするわ。

 規則なんざ、変えりゃいいじゃないですか。

 そんな事、考えもしないわけね。

ちなみに、人間がハミで馬にやってること、の例。リオデジャネイロオリンピック馬場馬術部門でこんな光景が当たり前でした。あれは、馬の虐待博覧会だったんですよ。

Rollkur - the best riders in the world???



スケーラー

2016年09月20日 | 仕事
がいきなり壊れた。どうしてこう、仕事しようとした時に壊れるんだか?「前触れ」的なものが全くないから困る。
 今回はそれでも、ガチャガチャやってたら偶然まともに戻ったので、何とか仕事は完遂できたのだが。

 ということで、まーた患者さんに泣きつく。何とかなりませんか、でないとお宅の犬の歯石取りができませんよお~~~、という凄い説得(?)で直していただきました。

 いつもフットスイッチがカラバカになる。その理由は今回は接触がダメ、というしごく単純な理由だったらしいのだが。分解方法がね、こうやろうと思って、と説明したら、それじゃ確実にぶっ壊れる、とは患者さんの弁。やっぱり~~~~。

 ということで、うまい事直していただいてホッとしました~~。結局メカニックを全く理解できてない、なのに思い付きでネジを外すとか考えるから壊しちゃうわけで。こういうのを分解する手順って知恵の輪的で、それが一番苦手ときているからしょうがない。

近所

2016年05月29日 | 仕事
にローソンができるらしい、という話を、髪切りに行った美容院のマスターに聞いて、へええと思って見に行った。花みずき通り沿い、弁当屋のとこ、ってあー古い家を壊して何かやってたなあと思いつつ。

 確かにローソンを着々と製作中である。しかし、その隣、以前からしゃれた建物だなあと気になっていた平屋のおうち、あれ~~コーヒー店になってる?ひょっとして?と思って入ってみたら、やっぱり患者さんのお店だったのでした。

 当院にいらっしゃる患者さん、商売を始める人が多いのだ。自営業は女向きの仕事スタイルだと以前から思ってるので、その手の相談を受けるとついついリキ入れてアドバイスしてしまう。彼女の相談に対しても、まずは商工会を頼るといいのでは、とか、日本政策金融公庫から借金するのが開業資金の調達としては一般的なんだけど、借り入れの申し込み面接の時は一張羅を着ていってびしっとアピールしたほうがいい、とか、公庫が提出させる事業計画書ってつくづくよくできてるので、それすら埋められなかったら、商売はやめたほうが賢明じゃないか、とか、ついあれこれ熱く語ってしまった。
 その後音沙汰なし、どうなったか心配してたんですけど、首尾よく開業できたということで、やったあ~~!!という気分。開業っていうのは簡単だけど、軽く頓挫することもありがちなので。こちらのアドバイスも多少はお役に立ったようで、よかった~~。

 コーヒー飲みつつ話を聞く。時々彼女から豆を頂いて、そのたびに美味しいなあと感心してたんですが、やっぱり美味しいわあ~~。ローソンのコンビニコーヒーと対決するのは大変かもしれないけど、このレベルのコーヒーなら格が違う、棲み分けはできそうだなと。

 そういえば、近所の別の場所にコーヒー豆屋があった。そこそこ売り上げもあったらしいのに、いつの間にか閉店してた、そのいきさつを彼女から聞いてしまった。どうやらコーヒー豆の焙煎について、ケンカを吹っかけてきたオヤジがいたらしくて、店主が(放っとけばいいのに)それに乗っちゃって焙煎勝負みたいなことになって、オヤジが勝った(?)という。それで歯車が狂って店を畳んだと。あーこういうプロ気取りのトーシローってよくいるよね。こういうのに勝ち負けって成り立つの?とは思うけど。
 大体、一回の焙煎勝負なんかでめげてるようではしょうがない。

 プロのプロたるゆえんとは何か?焙煎ならば焙煎、毎回毎回同じ品質を造り出せるかどうか、ここです。1回なら、シロートの方が上手い、とかあるでしょう。でも、連日同じレベルとなると、全然話が違ってくる。

 でも、そこで凹むのはなぜか?男の商売って、すぐ「成長」だの「規模拡張」だのを狙っちゃうところにあるんじゃないかな。「満足感」とか、一般企業とは別の価値基準でもって商売を回さないと、自営業って続けにくいんですよ。そこら辺がポイントだよね、的な話を彼女とする。彼女の方は、こっちの「入院のお知らせ」ハガキを見てビビってて、病院に来るのも躊躇ってたそうで。へえ~~、そうだったんかー。

 花みずき通りの「豆春」さんです。ホントに美味しいですよ~。

お金

2016年04月08日 | 仕事
について、色々考えさせられた一日。



 新垣さんの記者会見以来のイベント、といえないこともない。と、ついゲスい感想を述べてしまうのだが。

 NTT東日本ってどういう社員教育をしてるんでしょうか?今度「NTT東日本代理店の~~」とかいう電話がかかってきたら聞いてみよう。「お宅の社員教育はどうなってんの?」って。

 高校出たての若いのが(しかも、小さいころからチヤホヤされまくってる)金を手に入れたら、そりゃ色々使いたくなる、に決まってますけど。その金の出所を考えない、よね、普通は。だから、上司や監督さんがその辺を小うるさく指導して、多少は耳に入るようにしていかないと、と思うのだが。

 にしても、一人は1千万スり、もう一人は50万円か・・・・・・。今日は「あしなが育英会」の会報が届いたんですけど、ここに例えば100万突っ込めば、「売名行為だ」と言う奴が必ず出てくるけど、その数十~数百倍の人が大喜びしてくれるんですよ、きっと。
 選手のポスターを撤去して新しいのを刷り直すと、あっという間に50万円くらい出てっちゃうんですよ。

 毎回カジノに10万程度持ってったとは、全く羽振りがいいけど、突っ込み先を間違ってます。カネってのは、きっちり自分に戻ってくるように使うべきなんですよ。

 あしなが育英会に金を入れてるのは、自分的には人材投資です。善意なんかじゃありません。志のある人材がちゃんとした教育を受けて社会で一人前に金を稼げる人になってくれれば、その余力で動物でも飼おうかってなるかもしれないじゃない、そしたら自分に返ってくるわけ。それを狙ってるの。

 田児さんに申し上げるとすれば。確かにあなたが後輩を引きずり込んだわけで、だから後輩をかばいたくなるのは分かる。けど、世界のトップ選手だから、というのは違う。努力してるでしょう、確かに。だけど、みんな努力してるんですよ。それが実になってるかなってないかだけの違いであって、実になってるから処分を甘くというのは全然筋違い。コツコツ努力している人達に失礼なんですよ。

 桃田さんには、カネを甘く見るな、の一言だなあ・・・・・・。あなたのおっしゃってた「いい生活」の中身は大変貧しく感じられます。いい服・いい車・いい家、だっけ?そういう人には誰も近寄らないもの。モノを集めたってしょうがないんだよ~~。まあ、分かんないよね、多分。でもねえ、稼いだんじゃなくて、頂いた大切なオゼゼでしょ。賞金なんかは稼いだといえないこともないけど、それは自分のそれこそ努力のたまもの、それをこんなもんに突っ込むってのは、自分をバカにしてることになるんだ。

 そんな事をつらつら考えつつ会見を見る。あっちでは金が足りないといい、こっちでは金をどぶに突っ込む、バランスが悪いな・・・・・・。

 で、テニス。デ杯の錦織君を思い出します。一昨年だったっけ?ケガしてデ杯には出場できず、けどチームには残った。なにやってたかというと、球拾いなどなどのサポートワーク。デ杯中は一言もインタビューを受けなかった。天下の錦織君にそう指示してたのは植田監督さん。そういうびしっとした指導をしないと、選手って伸びないと思うんです。

電子レンジ

2016年02月29日 | 仕事
が壊れた。最近病院の備品が壊れることが多い。電卓まで壊れてしまった。電卓のメーカーはシャープ。シャープ製品、うちではしょっちゅう壊れている。冷蔵庫が壊れたのは真夏で、エライ目に遭いましたが。
 じゃあシャープ製を買わなきゃいいんだけど。このメーカーの製品って、ちょっとした点の工夫がいい、という場合が多くて。冷蔵庫の場合は、製氷機。説明しづらいのだが、ガチャッと回すと氷が簡単に落っこちるという仕組みになってて、まことに使いやすい。この製氷皿は冷蔵庫にねじ止めしてあったので、お払い箱にする時に製氷機だけ取り外して、今も使っている。電卓も、サイズ&カラーが割といいなあと思って購入したのに・・・・・・。

 さて、電子レンジ。これは開院当初中古品を買ってきて(確か3000円)使い続けて16年、さすがにこりゃ寿命でしょう。しかし病院で電子レンジをどう使うのか?電子レンジってかなり便利なんです。例えば、輸液剤やら浣腸剤やらをちょっと加温して使う、というのにレンチンが一番手っ取り早いんですね。浣腸剤なら3秒程度、輸液剤でも1分かからない。ガラス製品の消毒もできる。他にもおしぼりを温めたり、お湯もすぐ沸かせるし、安全ときている。実はかなり重宝な備品だったりする。

 しかし、レンチンというが、今時「チ~~ン」なんていう電子レンジってあるんでしょうか?見にいったら、あるわあ。へえ~~ しかも安い。リサイクルショップにも電子レンジはあるけど、リサイクル品って最近はあまり安くないんですよ、家電関係は。

 ので、新品を購入。先代と仕様もなにも全然変化なし。「温め」だけの「チ~~ン」っていう機種が長々生き延びているという事は、結局この機能がレンジの全てなのかもしれないなあ、と思う。

 今回は入院に備えて、準力仕事になる「照明器具の交換」もやった。待合室の蛍光灯(暗い上にチラつく)にうんざりしてたので。LED,やっぱいいです。ちっちゃいのに燦然と輝く!もっと早く交換すりゃよかった・・・。

 

KYT講習会

2016年02月17日 | 仕事
に参加。主催はあんしん財団。ここに加入して随分になる。紆余曲折を経て(なんかコンプライアンスがどうこうとか、もめてたこともありましたっけ)保険業を主とする財団法人ということに現在はなってるんだけど、保険業の他にもこういう労働関係の講習会やDVDの貸し出しやら、安全管理機器購入にちょこっと補助金をくれたり、なんてこともしてくれる。使いでがあるのでどうもやめられない。

 今回の講習会は厚木でやったのだが、圏央道開通のおかげで厚木がやたら近くなったので、埼玉県の自分も参加しちゃおうというわけです。参加して正解でした。

 この講習会は以前入間市の商工会が開催してくれて、その時も1日がかりの講習だったのだが、今回も盛り沢山の内容。テキストもビデオも以前より洗練されてる。講師がオジイサン軍団だったのにはややビックリしたんだけど、おそらく、この方たちはお勤めになってた頃から安全管理担当者で、引退後もその道一筋、筋金が入ってるんでしょう、ビシビシしごかれてしまった。

 とはいえ、KYT講習は楽しむのが基本でして、以前もそう思ったのだが、普段全く会うことがない製造業関連の方が多く参加するもんだから、安全に対する意識がやはり厳し目だし視点も違うので、つくづく面白いんです。

 KYTの話し合いは、原則ブレーンストーミングの方法を使う。フラットに意見を述べ合わないと、問題の本質があぶり出されない。刺激的です、ホントに。

 で、こういう話し合いの仕方を嫌うのが医者だの獣医だの、あと馬関係者。へいこらするかされるか、という関係下の話しかできない。ホント、「センセイ」業ってのはしょうもない。

 今回の講習会はなかなか豪華で、崎陽軒のお弁当までついて受講料がタダ。参加者の皆さんはKYTが初めて、という方が大半で、最初は緊張もするしぎごちなかったんですけど、そのうち調子が出てきて、声も出るようになる。「なんとかかんとか~~、ヨシ!!」って大声でやるのは最初はこっぱずかしいもんですし。でも、慣れとは恐ろしいもんで、普通に出来るようになるんですよね。

 講習は少人数の班に分かれて話し合いをするのだが、仕切りをするリーダー役も持ち回りということで、参加者がまんべんなく技能を伸ばせるように工夫されてる。講習法も以前より進歩してる感あり。忘れてたことも色々思い出すし、ヒヤリハットの事例も改めて思い出してヒヤッとしたり、うーん、ためになりました。

 安全管理にはゴールはない、ので、今後も取り組みましょう。KYTはチーム作業の職場では特に威力を発揮する方法だと思う。オススメです。
 

マイクロエンジン

2016年02月13日 | 仕事
という機械があって。歯科で使ったり、整形外科で使ったりする道具。名前の通り、マイクロモーターでぐるぐる、で、ドリルをくっつけて穴を開けたりするわけ。当院ではもっぱら歯科の歯磨きに使ってた。

 うちにある奴は、開院時に親戚がくれた死蔵品。新品なのか中古品なのか定かではないが、年代物なのは間違いない。なぜか「お客様ハガキ」がついてたから(ってことは新品だったのか?)出してみたら返送されてきた。つまり、メーカーはとっくに潰れてたということ。

 しかしそれなりにちゃんと動くから、まあ重宝してたんです。

 ところが、最近怪しくなってきた。フットスイッチががたつくなあ、と思ってるうちに、いきなり動かなくなってしまった。壊れちゃったのか、あー困った、新品に買い替えようかと思って、調べてみたら。

 この手の機械って、最近なくなっちゃってるんですよ。なんでかというと、歯医者さんは今や歯科ユニットなる、オールインワンの装置を使っていて、スケーラーやらマイクロエンジンやらを台に並べて使う、なんてことがなくなっちゃってるのね。やっと見つけた奴の値段を見て仰天!!15万円ってふざけるなよ~~!!

 こうなると、捨てるのもためらってしまう。なんとかならんか、そしたら、患者さんのご主人を思い出した。なんでも洗濯機まで直しちゃったとか。洗濯機が直せるなら、この機械だって似たようなもんだし(多分モーターでぐるぐる、という仕組みは同じじゃないかと)、お願いしてみたのだ。

 本日来てくださいました早速見てもらったら、こりゃあ本体じゃなくてフットスイッチに問題あり、との事。スイッチをバラして調べてみたら。





 なんだかとっても昭和なつくり・・・・・・。歯車の噛み合わせがずれてスイッチが入らなくなって、その原因はねじが緩んでがたがたするから、と原因は究明されました。で、ちょこちょこっと20分弱で修理終了まあ~~~よかったわあ頼んでみるもんだ、持つべきものは患者さんであります!!ありがとうございましたあ!!

納税説明会

2015年12月10日 | 仕事
である。毎年年末恒例の奴。今年はどうなんだろう?と思いつつ産業文化センターのホールに行ったら、なぜかピアノが置いてあって、どうやら全然違う会をやろうとしてたみたい、ビックリして退散。いつもはホールなのになあ・・・・・。今年は2階の会議室でした。

 それにしても減価償却費。やんなる。毎度毎度計算法が変わっちゃって、おそらく計算間違いしてる事業者が山ほどいるんでしょうなあ、計算例まで配って注意喚起してるんだけど、だったらコロコロ変えるな!!と事業者側としては言いたくなる。それから、これも大混乱必至のマイナンバー。今年はまだ関係ないけど、来年がコワイ・・・・・・。まあ、自分は人を雇ってないからこの混乱に巻き込まれる可能性は小さいけど。来年は消費税も変わるし、どうなるんだか?

 会計経理っていうのは、本当にシビアだ。ここんとこ電子カルテを導入しようかと思ってて、開発メーカーとやり取りを始めたんだけど、メーカーが「会計もできます」って言うのは、結局売上帳レベルなんですよね。で、そのデータを税理士に放り出して、というのが前提になってる。自分でやってる、というと、メーカーさんがひっくり返るわけ。でもねえ、税理士に頼むと今の状況がどうなのか、が見えなくなりそうでおっかなくて。それに、そうやって法人化した方が節税になるとかいうが、その代わり税理士さんに頼む料金が発生するし。結局トントンじゃないかな、と。法人化すると、いきなり会計経理課目がめんどくさくなって、税理士さんにお願いしないとまとめることができなくなってしまうんですよね。で、ずるずる個人事業のまま来てるわけなんだけど。

 とにかく今の制度っておかしい。最近はもう一つ別の仕事を立ち上げてるんだが、その仕事を社団法人とか合同会社とか、そういうのにしようとしたら、自分の年金制度に躓いた。法人化したら、長でも年金を厚生年金にしろって。ええ~~?好きな方を選ぶってわけにいかないんですか?と聞いたらダメだという。立ち上げ会社のために年金を厚生年金にする意味がどこにあるんだ?
 厚生年金って、自分と会社が年金を半分ずつ折半して積み立てる仕組みで、国民年金とはシステムが全然違うし、じゃあ、今まで散々払い込んでた国民年金基金はどうなるんです?って聞いたら、どっかいっちゃうみたいなんです。ふざけるなよ~~!!

 とこの辺は、春に西武信金の年金相談で聞いた話なんだけど。カアッとなって、席蹴って帰っちゃったんですけども。相談員のおじさんに八つ当たりしてもしょうがないんだけど。

 自分の年金のせいで、会社立ち上げがままならんとは、なんたることだ

 むしろ自分がどっかの会社の従業員だったら、会社なんか立ち上げ放題なんだけどな。あーそれをすると今度はマイナンバーに引っ掛かって、あんた、副業してるんでしょ、会社辞めろ、とか言われたりして。鬱陶しいなあ・・・・。

 誰がこんなバカげたシステムを造り出したんだろう?

 年金でも税金でも、なるべくシンプルなデザインにして、ごたごた例外みたいなのを作らない方がすっきりまとまるのに。余計な金もかからないし。

 なのに今度は軽減税率とかいってる。やんなるなー。