★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2020-08-17 09:46:09 | コンサート情報



<コンサート情報>



~イリーナ・メジューエワ  ベートーヴェン生誕250周年記念 ピアノ・ソナタ全曲演奏会~

<第5回>

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 op.13 「悲愴」

<第6回>

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 op.106 「ハンマークラヴィーア」


ピアノ:イリーナ・メジューエワ

会場:東京文化会館 小ホール

日時: 2020年9月6日(日)午後1時30分/午後5時30分

 ピアノのイリーナ・メジューエワ(1975年生れ)は、ロシア、ゴーリキー(現在のニジニ・ノヴゴロド)出身。グネーシン音楽学校でヴラディミール・トロップに師事。1992年ロッテルダムで開催された第4回「エドゥアルト・フリプセ国際ピアノ・コンクール」で優勝。 以後、ヨーロッパ諸国で演奏活動を行う。1997年から日本の京都を本拠とし、全国各地で演奏活動を展開。2006年度「青山音楽賞」受賞。2015年第27回「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」受賞。京都市立芸術大学音楽学部専任講師。
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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2020-08-14 09:37:00 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~ピアニスト児玉麻里、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲(ピアノ編曲版)に挑戦~



ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲より
           
           第7番 「ラズモフスキー 第1番 Op.59の1(サン=サーンス編曲)~ 第2楽章
           第6番 Op.18の6(サン=サーンス編曲) ~ 第2楽章
           第8番 「ラズモフスキー第2番 」Op.59の2(バラキレフ編曲) ~ 第3楽章
           第13番 Op.130(バラキレフ編曲) ~ 第5楽章
           第16番 Op.135(ムソルグスキー編曲) ~ 第2楽章
           第16番 Op.135(ムソルグスキー編曲) ~ 第3楽章

モーツァルト (ベートーヴェン編曲): クラリネット五重奏曲 K.581 ~ 第4楽章

ピアノ: 児玉麻里

録音: 2019年10月、オランダ、ヒルフェルムス、MCOスタジオ1

CD:キングインターナショナル KKC-6152
 
 ピアノの児玉麻里(1967年生れ)は、大阪府出身。6歳の時に家族とともに渡欧。14歳の時にパリ音楽院に入学。同音楽院修了後、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と共演で本格的な演奏活動を開始。ピアニストの児玉桃は妹、夫は指揮者のケント・ナガノ。
 
 児玉麻里は、これまでベートーヴェンのピアノ・ソナタとピアノ協奏曲全曲を録音し高い評価を受けてきた。今回のCDは、その補巻ともいうべきものであり、サン=サーンス、バラキレフ、ムソルグスキーの編曲によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲のピアノ版。原曲をただピアノに置き換えるのではなく、それぞれのピアニズムを反映させつつ完全なピアノ曲にしていることが聴きどころ。特に、ムソルグスキー編曲による第16番は、楽譜が極めて入手困難なため、ムソルグスキー研究家の間でも伝説となっていた。それがついに音になった。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2020-08-13 10:11:10 | コンサート情報



<コンサート情報>



~五嶋みどり ソナタの夕べ Ⅰ ベートーヴェン生誕250周年&アイザック・スターン生誕100周年に捧ぐ~

ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第1番 ニ長調 作品12-1
        ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第4番 イ短調 作品23
        ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第8番 ト長調 作品30-3
        ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第7番 ハ短調 作品30-2

ヴァイオリン:五嶋みどり

ピアノ:ジャン゠イヴ・ティボーデ

会場:サントリーホール

日時:2020年10月20日(火)  午後7時
 
 ヴァイオリンの五嶋 みどりは、大阪府枚方市出身。1982年、母に連れられて渡米、ジュリアード音楽院においディレイ教授の下でヴァイオリンを学ぶ。同年、11歳で、ズービン・メータ指揮のニューヨーク・フィルハーモニックと協演して米国デビューを果たす。当時、日本でも「天才少女デビュー」と話題を集めた。2007年より、日本人として初めて国連ピース・メッセンジャーを務める。「みどり教育財団」を改組した特定非営利活動法人「ミュージック・シェアリング」がライフワーク。

 ピアノのジャン=イヴ・ティボーデ(1961年生まれ)は、フランス、リヨン出身。12歳でパリ国立高等音楽院に入学し、3年後にパリ音楽院の首席となり、18歳でニューヨーク青年演奏家オーディションの覇者となる。19歳で「日本国際音楽コンクール」で第2位を受賞して脚光を浴びた。音楽教師としても活動しており、現在はアメリカ合衆国で後進の指導に当たっている。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2020-08-12 09:33:04 | コンサート情報
 



<コンサート情報>



~角田鋼亮指揮読売日本交響楽団 サマーフェスティバル2020”三大交響曲”~

シューベルト:交響曲第7番「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」

指揮:角田鋼亮

管弦楽:読売日本交響楽団

会場:サントリーホール

日時:2020年8月19日(水)  午後6時30分

 指揮の角田鋼亮(1980年生れ)は、愛知県名古屋市出身。1099年東京藝術大学音楽学部指揮科に入学。1902年「安宅賞」を受賞。同大学大学院指揮科ならびにベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。2008年カラヤン生誕100周年記念の第4回「ドイツ全音楽大学指揮コンクール」第2位入賞。2015年セントラル愛知交響楽団の指揮者に就任。2016年大阪フィルハーモニー交響楽団の指揮者に就任。2016年、セントラル愛知交響楽団 第145回定期演奏会(シベリウス&山田耕筰作品)が高く評価され、「第11回名古屋ペンクラブ音楽賞」を受賞。2018年仙台フィルハーモニー管弦楽団の指揮者に就任。2019年セントラル愛知交響楽団常任指揮者に就任。いま日本で最も期待される若手指揮者の一人として活躍の場を拡げている。
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◇クラシック音楽CDレビュー◇ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン・フィルのヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第3番「田園交響曲」/第4番/第5番

2020-08-11 09:38:46 | 交響曲



<クラシック音楽CDレビュー>



~ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン・フィルのヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第3番「田園交響曲」/第4番/第5番~


ヴォーン・ウィリアムズ:①交響曲 第3番「田園交響曲」(ソプラノ: アマンダ・ルークロフト)
               交響曲 第4番
            
                  <CD:ワーナークラシックス 9 84764 2>

              ②交響曲 第5番
               ノーフォーク狂詩曲 第1番
               「揚げヒバリ」~ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス~
                        (ヴァイオリン: サラ・チャン)
   
                  <CD:ワーナークラシックス 9 84766 2>

指揮:ベルナルト・ハイティンク

管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

CD:ワーナー・クラシックス ヴォーン=ウィリアムズ: 交響曲全集(交響曲第1番~第9番)
                  (7CD<9 84760 2~9 84772 2>)より


ワーナー・クラシックス ヴォーン=ウィリアムズ: 交響曲全集(交響曲第1番~第9番) 7CD<9 84760 2~9 84772 2>

<CD1>

交響曲 第1番「海の交響曲」
     ソプラノ: フェリシティ・ロット
     バリトン: ジョナサン・サマーズ
     合唱: ロンドン・フィルハーモニック合唱団、カンティレーナ

<CD2>
 
交響曲 第2番「ロンドン交響曲」

<CD3>

交響曲 第3番「田園交響曲」
     ソプラノ: アマンダ・ルークロフト
交響曲 第4番 ヘ短調

<CD4>

交響曲 第5番 ニ長調
ノーフォーク狂詩曲 第1番 ホ短調
「揚げヒバリ」(ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス)
     ヴァイオリン: サラ・チャン

<CD5>

交響曲 第6番 ホ短調
交響的印象「沼沢地方にて」
「ウェンロックの断崖で」
     テノール: イアン・ボストリッジ

<CD6>

交響曲 第7番「南極交響曲」
     ソプラノ: シーラ・アームストロング
     合唱: ロンドン・フィルハーモニック合唱団

<CD7>

交響曲 第8番 ニ短調
交響曲 第9番 ホ短調

指揮:ベルナルト・ハイティンク

管弦楽:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872年―1958年、RVW または VW と略される)は、イギリス、イングランド南西部のグロスターシャー州ダウンアンプニー出身。1890年王立音楽大学に入学。1892年ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学。1907年ラヴェルから作曲とオーケストレーションのレッスンを受ける。ヴォーン・ウィリアムズの音楽は、イングランドの特徴を備えていると言われる。生涯に9つの交響曲を遺し、また、イングランドの民謡を題材にした作品も多く、イギリスの田園風景を彷彿とさせる牧歌的な作風は、広くイギリス国民に広く愛されている。日本では、ヴォーン・ウィリアムズの作品として広く知られるのは「グリーンスリーヴスによる幻想曲」「トーマス・タリスの主題による幻想曲」「揚げひばり」ぐらいなものであり、「惑星」で知られるホルストに比べると知名度が低い。しかし、欧米では9つの交響曲をはじめ数多くの名曲を作曲したヴォーン・ウィリアムズは、ホルストより広く知られた作曲家だ。生涯にわたってシベリウスを尊敬していたといわれ、第5交響曲はシベリウスに献呈されている。ヴォーン・ウィリアムズが民謡に魅了され、そこから深い造詣を獲得していることは作品から窺い知れる。イングランドへの愛国心に加え、その古き風景を垣間見せる作品を多く遺した。1919年王立音楽大学の作曲科教授に就任。1935年「メリット勲章」を受章。1958年交響曲第9番が初演された後の8月26日にロンドンにて心臓発作のため死去。享年85歳。

 ヴォーン・ウィリアムズの交響曲は、多くの指揮者が録音しているが、ここでは、ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン・フィルの「ヴォーン・ウィリアムズ: 交響曲全集(交響曲第1番~第9番)」(7CD<9 84760 2~9 84772 2>)から①交響曲 第3番「田園交響曲」(ソプラノ: アマンダ・ルークロフト)/交響曲 第4番 <CD:ワーナークラシックス 9 84764 2>②交響曲 第5番/ノーフォーク狂詩曲 第1番/「揚げヒバリ」~ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス~(ヴァイオリン: サラ・チャン)<CD:ワーナークラシックス 9 84766 2>の2枚のCDを聴いてみることにする。 

 指揮のベルナルト・ハイティンク(1929年生まれ)は、オランダ、アムステルダム出身。地元のオーケストラのヴァイオリン奏者を務めた後、フェルディナント・ライトナーに指揮を師事し、指揮者に転向。1955年オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団次席指揮者(1957年より首席指揮者)に就任。1961年アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、1967年ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のそれぞれ首席指揮者に就任。1978年から1988年までグラインドボーン音楽祭、1987年から2002年までロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督を務める。1991年「エラスムス賞」を受賞。1995年からボストン交響楽団の首席客演指揮者となり、2004年に名誉指揮者。2002年ドレスデン国立管弦楽団の首席指揮者に就任。2006年シカゴ交響楽団首席指揮者に就任。日本には、1962年コンセルトヘボウとの初来日を皮切りに以後しばしば来日を果たしている。EUユース管弦楽団音楽監督、シュターツカペレ・ドレスデン音楽総監督・首席指揮者を歴任。2019年ルツェルン音楽祭でのウィーン・フィルとの共演を最後に引退を発表した。

 交響曲第3番「田園交響曲」は、1918年から1921年にかけて作曲された。全4楽章よりなる。ヴォーン・ウィリアムズが第一次世界大戦の従軍経験から発想を得たという。全部の楽章がモデラートあるいはレントからなっていて、ほんの一部を除いて曲中にテンポの速い箇所がない。この曲は、友人を含む第一次世界大戦の犠牲者への挽歌であると考えられている。この曲で用いられる独唱は歌詞を持たないヴォカリーズ。この交響曲は、従軍した経験者でなければ到底表現できないであろう、深い悲しみが込められた、古今の交響曲の中でも特筆すべき曲だ。決して声高に主張するわけではないが、美しい自然に対する深い畏敬の念に貫かれ、聴いていて心を打たれるものがある。ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン・フィルは、作曲者に強い共感をもって、深く静かに、ゆっくりとしたテンポで曲を進める。死と直面したヴォーン=ウィリアムズの心の叫びが、聴こえてきそうな、心のこもった演奏内容に深く感動させられた。

 交響曲第4番ヘ短調は、1931年から1934年にかけて作曲された。前3作はいずれも標題交響曲であるが、この曲には標題がない。初演は1935年4月10日、エイドリアン・ボールト指揮のBBC交響楽団によって行われた。聴衆の多くは、前作と異なる大胆な不協和音や厳しく激しい音楽に当惑したという。これは第一次世界大戦が終わり、来るべき第二次世界大戦への恐れや不安感が、この交響曲を攻撃的な作風にしたと考えられる。ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン・フィルの演奏は、第4番とは打って変わり、激しく強靭な演奏に終始する。重々しい弦楽器のうなり、ときおり飛び込む打楽器の破壊的な響き。どれをとっても再度の世界大戦の到来におののく当時の民衆の心の叫びが聴こえてきそうだ。ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン・フィルは、そんな雰囲気を余すところなく見事に伝えきる。
 
 交響曲第5番ニ長調は、1938年から1943年にかけて作曲されたが、時代はちょうど第二次世界大戦のさ中だ。この曲は、ヴォーン・ウィリアムズの交響曲の中での最高傑作と言われ、日本での演奏機会が最も多い作品。1943年6月24日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにおいて、作曲者指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団演奏により初演された。曲はシベリウスに献呈された。1935年初演の交響曲第4番で見られた暴力的な不協和音や緊張感は影を潜め、交響曲第3番「田園交響曲」以前の穏やかな作風に回帰しているが、独自の旋法性もこの頃から現れ始めている。この曲は、ヴォーン・ウィリアムズの交響曲の中での最高傑作と言われているが、あらゆる交響曲中の傑作の一つと言い換えても十分に通用すると私は確信する。この曲には、あらゆる苦悩を乗り越えた人間だけが感じ取れる崇高な精神に満ち溢れている。ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン・フィルは、第3番の静かさだけでもなく、第4番の激しさだけでもない、この交響曲の持つ精神性の高さを前面に押し出した熱演を聴かせてくれる。特に、第3楽章の演奏内容には深い感銘を受けた。そして、ベルナルト・ハイティンクの誠実な指揮ぶりには、思わず頭が下がる。(蔵 志津久)
 
 要望:日本のクラシック音楽界は、演奏会において、合計9曲もあるヴォーン・ウィリアムズの交響曲を、もっと積極的に取り上げてほしいものだ。 
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2020-08-10 09:53:43 | コンサート情報



<コンサート情報>



~横山幸雄の “入魂のショパン Vol.11”~

第1部:ショパン:ロンド op.1/マズルカ風ロンド op.5、他
第2部:ショパン:4つのマズルカ op.6/ワルツ「華麗なる大円舞曲」op.18、他
第3部:ショパン:ワルツ ホ短調遺作/4つのマズルカ op.67、他
第4部:ショパン:4つのマズルカ op.24/12の練習曲 op.25、他
第5部:ショパン:24の前奏曲/即興曲第1番 op.29、他

ピアノ:横山幸雄

会場:東京オペラシティ コンサートホール

日時:2020年8月26日(水) 午後1時30分(終演21:00予定)

 ピアノの横山幸雄(1971年生まれ)は、東京都三鷹市出身。1987年東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校在学中にパリ国立高等音楽院にフランス政府給費留学生として留学。1989年「ロン=ティボー国際コンクール」ピアノ部門第3位。1990年パリ国立高等音楽院卒業。1990年第12回「ショパン国際ピアノコンクール」第3位およびソナタ賞受賞。上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授。
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◇クラシック音楽◇新譜CD情報

2020-08-07 09:54:04 | 新譜CD情報



<新譜CD情報>



~ルドルフ・ブッフビンダーによる ”ディアベッリ・プロジェクト”~



<CD1>

ベートーヴェン:アントン・ディアベッリのワルツによる33の変奏曲 ハ長調 作品120

<CD 2>

アントン・ディアベッリ:ワルツ ハ長調

【アントン・ディアベッリのワルツによる新しい変奏曲<2020>】

レーラ・アウエルバッハ: ディアベッリカル・ワルツ
ブレット・ディーン: ルディのための変奏
細川俊夫: 喪失
クリスチャン・ヨースト: ロック・イット、ルディ!
ブラッド・ラブマン: RBのための変奏
フィリップ・マヌリ: 200年後…
マックス・リヒター: ディアベッリ
ロディオン・シチェドリン: ディアベッリの主題による変奏
ヨハネス・マリア・シュタウト: ディアベッリ…に関して
タン・ドゥン: ブルー・オーキッド
イェルク・ヴィトマン: ディアベッリ=変奏

【アントン・ディアベッリのワルツによる変奏曲(1824)】

ヨハン・ネポムク・フンメル
フリードリヒ・カルクブレンナー
コンラディン・クロイツァー
フランツ・リスト
イグナーツ・モシェレス
フランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト(モーツァルトの末子で四男)
フランツ・シューベルト
コーダ: カール・チェルニー

ピアノ:ルドルフ・ブッフビンダー

CD:ユニバーサルミュージック UCCG40103~4

 このCDは、オーストリア出身のベートーヴェンのスペシャリスト、ルドルフ・ブッフビンダー(1946年生まれ)のドイツ・グラモフォン移籍第1弾で、ベートーヴェン生誕250年を記念した「ディアベッリ変奏曲」に基づいた新しいCDコレクション。ブッフビンダーは、今回、11人の現代の作曲家にディアベッリの主題に基づいた変奏を委嘱して録音し、同じプログラムで演奏旅行を行う。今を遡る1819年、音楽出版業者で作曲家のアントン・ディアベッリは、32小節のワルツ主題を作曲して、50人以上のオーストリアの作曲家に送り、それぞれに主題の変奏を書いてもらった。ディアベッリは、カール・ツェルニー、フランツ・シューベルト、モーツァルトの息子フランツ・クサーヴァー・モーツァルト、ヨハン・ネポムク・フンメル、わずか8歳だったフランツ・リストらから変奏を受け取った。ベートーヴェンは当初、変奏を書くことを拒否したが、4年後、ディアベッリのワルツ主題による33の変奏曲を出版社に送った。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2020-08-06 09:43:53 | コンサート情報



<コンサート情報>



~音楽監督上岡敏之指揮新日本フィルハーモニー交響楽団のモーツァルト:交響曲第39番/第40番/第41番~   

モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K543
       交響曲第40番 ト短調 K550 
       交響曲第41番 ハ長調 K551 「ジュピター」

指揮:上岡敏之

管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

会場:サントリーホール

日時:2020年9月3日(木)  午後7時 

 指揮の上岡敏之(1960年生れ)は東京都出身。1979年東京藝術大学に入学、在学中の1982年に安宅賞受賞。1984年ハンブルク音楽大学に留学。キール劇場で専属指揮者を務めた後、エッセンの市立アールト劇場第一専属指揮者、ヘッセン州立歌劇場音楽監督、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任。2004年ヴッパータール交響楽団首席指揮者、2009年ザールラント州立劇場音楽総監督に就任。2016年新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督に就任。
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◇クラシック音楽◇コンサート情報

2020-08-05 09:33:55 | コンサート情報



<コンサート情報>



~日経ミューズサロン 第500回記念 ガラ·コンサート~

安倍圭子:祭りの太鼓、古代からの手紙(安倍圭子)
トゥルニエ:妖精の国~ハープのための前奏曲と舞曲
映像 第1集から:聖堂の入り口で、踊り子ロリータ(井上久美子)
プーランク:フルート・ソナタFP.164
フォーレ:子守歌 作品16 (工藤重典&工藤セシリア)
バリオス:マドリガル・ガボット、郷愁のショーロ
ピポー:歌と舞曲第一番(荘村清志)
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリツィオーソ、(徳永二男&坂野伊都子)
ベートーヴェン:バガテル「エリーゼのために」(室井摩耶子)

出演:安部圭子(マリンバ)
   井上久美子(ハープ)
   工藤重典(フルート)
   工藤セシリア(ピアノ)
   荘村清志(ギター)
   徳永二男(ヴァイオリン)
   坂野伊都子(ピアノ)
   室井摩耶子(ピアノ)

司会:朝岡 聡

会場:日経ホール

日時:2020年9月11日(金)午後2時/6時30分

 1971年以来、半世紀にわたり国内外の一流アーティストを迎え、日経ホールで毎月開催している室内楽コンサート・シリーズ「日経ミューズサロン」。来年の50周年を前に、第500回開催を記念して、日経ミューズサロンの礎を築いた、日本クラシック音楽界を代表するレジェンドらによる夢のガラ·コンサートが実現。マリンバ界から安倍圭子、ハープ界から井上久美子、ギター界から荘村清志、ヴァイオリン界から徳永二男、ピアノ界から室井摩耶子、司会はアナウンサーの朝岡聡の各氏による1日限りの夢の饗宴。
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◇クラシック音楽◇新譜DVD情報

2020-08-04 09:35:04 | 新譜DVD情報



<新譜DVD情報>



~パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルのブラームス:ドイツ・レクイエム 初演150年記念コンサート~




ブラームス:ドイツ・レクイエム

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

管弦楽:ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団

ソプラノ:ヴァレンティナ・ファルカス

バリトン:マティアス・ゲルネ

合唱:ラトヴィア国立合唱団

収録:2018年4月10日、聖ペトリ大聖堂、ブレーメン(ライヴ)

DVD:キングインターナショナル KKC-9540(DVD)/KKC-9541(BD)

 ブラームスの「ドイツ・レクイエム」は、1868年4月10日にブレーメン大聖堂で(第1稿/第5曲を除く)が初演された。ブレーメンを本拠地とするドイツ・カンマーフィルとパーヴォ・ヤルヴィは、初演からちょうど150年後にあたる、2018年4月10日にブレーメンの聖ペトリ大聖堂で「ドイツ・レクイエム」を演奏。このDVDは、その記念コンサートのライヴ映像。
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