<新刊情報>
書名:フルトヴェングラーとカラヤン
発行:啓文社
著者:小川榮太郎
カラヤン没後30年。二人の演奏の天才による激しい人間劇・運命劇をテーマに、「美」とは何かという「問い」に挑んだ著者渾身の労作。1(フルトヴェングラーとカラヤン―葛藤の核にあるもの)2(トスカニーニの現在―輝き増すリアリティ;カラヤンのレコード;セルジュ・チェリビダッケ;バレンボイム&ベルリン国立歌劇場の来日―圧倒的な“トリスタン”;クリスティアン・ティーレマン)3(「クラシック音楽」の成立と「演奏」の天才)。執筆13年、「約束の日 安倍晋三試論」「小林秀雄の後の二十一章」「平成記」に続く本格的論考。
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書名:のこす言葉 黒沼ユリ子~ヴァイオリンで世界から学ぶ~
著者:黒沼ユリ子
発行:平凡社(のこす言葉 KOKORO BOOKLETシリーズ)
8歳でヴァイオリンと出会い、コンクール漬けの青春はチェコ留学で一変、移住したメキシコで子どもたちに音楽を教え、帰国後は世界視点で日本を刺激し続ける稀有な一生。
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書名:フォレスタ 愛唱歌50選歌詞集
編著:フォレスタ
発行:海竜社
「フォレスタ」は本格的声楽家たちのコーラスグループ。メンバー全員が音楽大学卒業者。日本全国で1年間に約100回のコンサートを開催し、15万人のファンを魅了している。現在、BS日テレの番組「BS日本・こころの歌」に出演中。同書は、フォレスタが選んだ名曲の数々を、全歌詞とともに解説コメント付きで紹介。巻頭カラーとしてメンバーのインタビューを特撮写真とともに展開。フォレスタの知られざる素顔に迫る。
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書名:ベートーヴェン 完全詳細年譜
著者:大崎滋生
発行:春秋社
最新の基礎研究――書簡交換全集・会話帖全集・楽譜新全集校訂報告の全的把握と新作品目録によって可能となった全く新しいベートーヴェン像の地平。2020年(生誕250年)に先駆けてベートーヴェン新時代の到来を告げる労作大崎滋生著「ベートーヴェン像再構築」の、もう一つの偉大な成果。21世紀にベートーヴェンはどう読み解かれるべきか。その基本資料となるべき大作曲家の創造と社会を克明に年譜化。 付録:ベートーヴェンの「"音楽による戯れ"・カノン作品」