翼をください

2016年08月14日 | Weblog


昨日と今日は外の仕事を休んでいます。『怠け者の節句働き』と言われると、子どもの頃に親に教わったことがあります。そういう勤務体制の人はもちろん例外です。普段、やらないでいてそう言うときに限ってyる人のことを言った悪口、あるいは、そうならないようにとの教訓だと言うことはもちろん子どもでも分かりました。

おかげさまでゆっくりしています。が、午前中は新盆のところが少しばかり遠方に二軒あったのでお線香を上げに行ってきました。

 

幾分、稲が黄ばんできたようです。そのうちに田んぼがまた賑やかになることでしょう。
本当に賑やかになるのは、あと一ヶ月後くらいでしょうか。

やや広い谷津田 (やつだ : 谷あいのたんぼ) ですが、良い風景だな~と、ウォーキングの途中でしばし眺めていました。

 

いろいろな重たい装備を身に付けないと、人は空に舞い上がれませんが、このように自由に空を飛べたらと、見上げるたびに思うものです。

身一つ、何もなくても行く先々で何とか食べ物にありつくことが出来さえするなら、たまには自由に出歩いて見たいものです。苦労山川、実際は大変なのでしょうが、火野正平の 『 こころ旅 』、うらやましいなと思います。上り坂は苦労しても 「 人生、下り坂最高!」 と嘯(うそぶ)く彼の性格はうらやましいと思うことがあります。

外国の田舎めぐり、露地歩き、巡礼の長い細い一本道を歩く、というような番組が好きで良く見ますが、今の2倍あるいは3倍くらい長い人生を送ることができたなら、ぜひぜひやってみたいものです。
翼が欲しいです。空間を飛べる翼と過去に旅の出来る翼が欲しいです。

 

ふり返って、こちらは居間から見た裏手です。杉と檜の少しばかりの木立と一本のかなり背の高いケヤキの木の間を通ってくる風が涼しいです。ここに座って世界を見るのが好きです。私にとっては、ここから世界が広がるのです。
どこかに出かけても、結局はここに帰ってくるのです。

     

先日、フルート教室に行き、順番が来るまで練習をしていたのですが、そのうちにある音が出なくなってしまいました。
唇の位置がずれたのかと思い、鏡の前に立って練習をしてみたのですが、別に特別に体系が崩れているわけではありませんでした。

先生に話をしたところ、青い矢印の所のキーがおかしいと言うのです。それで家に帰ってから調律師(士?)さんにメールを出して、見てくれるかと聞いたところ、芯金と言う棒の緑の矢印のネジを試しに締めて見てくださいと返事が来ました。やってみたところ、見事に直ってしまいました。ホッとしました。楽器ですから、調律さんに送るには梱包に気遣いますし、保険をかけなければならないかも知れません。とにかく安心しました。

 

『 夏の庭 』 と言う映画の中の一シーン。お爺さんの怖い話。外は台風が大荒れ。一枚いちまいの窓ガラスの不ぞろいが上手い具合に少年の姿や手の形を効果的にデフォルメしていました。

荒れ放題の庭のある荒れた家に住む老人に少しずつ近づいていった三人の少年。だんだん親しくなり、ある台風の晩におじいさんが一人で住んでいる理由が語られます。

最初は、どちらかと言うと退屈なシーンが続き、次第にだんだんと核心に迫ってくる描き方が素晴らしかったです。クライマックスはラストシーンにありました。怪談などとは違いますよ。



  


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