たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はバッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番です。
全6曲で構成される「ブランデンブルク協奏曲」今回はその第4番です。
協奏曲”というタイトルがついていますが、楽器の名前がタイトルについていない事からも分かるように特定の楽器のための協奏曲ではありません。
(普通ならヴァイオリン協奏曲とかピアノ協奏曲ですよね。)
タイトルの「ブランデンブルク」というのは、バッハがこの曲を献呈したブランデンブルク辺境伯ルートヴィヒの名前に由来しているようです。
という前置きはさておいて、
この曲は「ウィキペディア」によるとヴァイオリンソロと2台のリコーダーが・・・とありますが、手持ちのCDだとどうみてもフルート(だってジャン・ピエール・ランパルって書いてあるし)なので紹介でも、その部分はフルートとして紹介します。
そして、そんな表記もあるように、2台のフルートとヴァイオリンが大活躍する曲です。
2台のフルートがさわやかに織りなすハーモニーとそこへうまく掛け合わせるヴァイオリンの魅力をお楽しみください。
第1楽章:2台のフルートの掛け合いがさわやかに始まると、弦楽器がスルリと入り、軽快な音楽を聴かせていきます。
フルートの掛け合いが可憐に舞い上がると、今度は、それまで隠れていたヴァイオリンのソロが浮き上がるように鮮やかに響きます。
フルートは伴奏にまわりますが、いいコンビネーションで、絡み合います。
ヴァイオリンが終わると、またフルートに戻り、最初のフレーズを聴かせ、
ヴァイオリンが、ぐるぐるとそれを引き立てるように盛り上げていきます。
特別に派手にはならないものの、とても華やかに繰り広げられるそのフレーズが
あふれ出すように、現れては消えフルートからヴァイオリンへ、そしてまたフルートへ・・・。
常に支え続けるチェンバロのリズムもなめらかに、最後までさわやかな曲を演出してくれます。
第2楽章:低音の弦楽器が入ると、すきま風のようなフルートが切なく吹きすさぶように奏でると、
ゆったりとした曲が始まります。
悲しげなフルートは、昔の思い出を語るように切々と、それでいて
淡々とその様子を語るように、静かに聴かせていきます。
そして、昔語りのフルートは、その結末をあいまいに濁したまま、
ふと、ため息をつくように終えてしまいます。
第3楽章:きらびやかなチェンバロの伴奏に、心地よく流れる弦楽器のメロディ。
気持ちを切り替えて明るく、豪華に響くアンサンブル。
ヴァイオリンやフルートも弾み、華やかなフレーズが戻ってきます。
そして、ヴァイオリンの伴奏から2台のフルートが自由に駆け巡るように
そのフレーズを聴かせていきます。
そのフレーズは弦楽器にも引き継がれ、重ねられていきます。
ヴァイオリンのなめらかなソロに、次第に曲が盛り上がっていくと
フルートも負けじと弾むようにそのフレーズを聴かせ、
ヴァイオリンとフルートが重なるようにそのメロディを聴かせていくと
更に曲も盛り上がり、
最後は綺麗にその曲を締めくくっていきます。
改めて、久々に聴くと、バロックの魅力あふれる無駄のない動き、というか、結構サラッとやってるように聴こえる割には難しい事を平然とこなす独特の響きが、なんとも軽快でさわやかに聴ける一曲です。
これは自分だけなのか?皆さんもそうなのか分かりませんが、「定番」の曲を改めて聴いてみると、意外と素直にサラッと聴けたり、今までは、少し距離をおいていた曲も、何気にスルッと聴けたりという事があるので、とても不思議です。
正直「バッハ」の音楽は、もちろん前から聴いてましたけど、個人的にちょっと距離を置いていた気もするので、最近あまり紹介してませんでしたが、こうやって「たまに」聴いてみると、とても素直に聴ける気がします(って何様のつもりだよって?!)
≪オススメCD≫
ブランデンブルク協奏曲 3曲入ってます
(自分の持ってるCDは確かにこのシリーズなんですけど、なんせ昔のヤツなんで曲が1番、2番、4番でした。)
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
スッキりさわやかなフルートの魅力を楽しめます。
今日はバッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番です。
全6曲で構成される「ブランデンブルク協奏曲」今回はその第4番です。
協奏曲”というタイトルがついていますが、楽器の名前がタイトルについていない事からも分かるように特定の楽器のための協奏曲ではありません。
(普通ならヴァイオリン協奏曲とかピアノ協奏曲ですよね。)
タイトルの「ブランデンブルク」というのは、バッハがこの曲を献呈したブランデンブルク辺境伯ルートヴィヒの名前に由来しているようです。
という前置きはさておいて、
この曲は「ウィキペディア」によるとヴァイオリンソロと2台のリコーダーが・・・とありますが、手持ちのCDだとどうみてもフルート(だってジャン・ピエール・ランパルって書いてあるし)なので紹介でも、その部分はフルートとして紹介します。
そして、そんな表記もあるように、2台のフルートとヴァイオリンが大活躍する曲です。
2台のフルートがさわやかに織りなすハーモニーとそこへうまく掛け合わせるヴァイオリンの魅力をお楽しみください。
第1楽章:2台のフルートの掛け合いがさわやかに始まると、弦楽器がスルリと入り、軽快な音楽を聴かせていきます。
フルートの掛け合いが可憐に舞い上がると、今度は、それまで隠れていたヴァイオリンのソロが浮き上がるように鮮やかに響きます。
フルートは伴奏にまわりますが、いいコンビネーションで、絡み合います。
ヴァイオリンが終わると、またフルートに戻り、最初のフレーズを聴かせ、
ヴァイオリンが、ぐるぐるとそれを引き立てるように盛り上げていきます。
特別に派手にはならないものの、とても華やかに繰り広げられるそのフレーズが
あふれ出すように、現れては消えフルートからヴァイオリンへ、そしてまたフルートへ・・・。
常に支え続けるチェンバロのリズムもなめらかに、最後までさわやかな曲を演出してくれます。
第2楽章:低音の弦楽器が入ると、すきま風のようなフルートが切なく吹きすさぶように奏でると、
ゆったりとした曲が始まります。
悲しげなフルートは、昔の思い出を語るように切々と、それでいて
淡々とその様子を語るように、静かに聴かせていきます。
そして、昔語りのフルートは、その結末をあいまいに濁したまま、
ふと、ため息をつくように終えてしまいます。
第3楽章:きらびやかなチェンバロの伴奏に、心地よく流れる弦楽器のメロディ。
気持ちを切り替えて明るく、豪華に響くアンサンブル。
ヴァイオリンやフルートも弾み、華やかなフレーズが戻ってきます。
そして、ヴァイオリンの伴奏から2台のフルートが自由に駆け巡るように
そのフレーズを聴かせていきます。
そのフレーズは弦楽器にも引き継がれ、重ねられていきます。
ヴァイオリンのなめらかなソロに、次第に曲が盛り上がっていくと
フルートも負けじと弾むようにそのフレーズを聴かせ、
ヴァイオリンとフルートが重なるようにそのメロディを聴かせていくと
更に曲も盛り上がり、
最後は綺麗にその曲を締めくくっていきます。
改めて、久々に聴くと、バロックの魅力あふれる無駄のない動き、というか、結構サラッとやってるように聴こえる割には難しい事を平然とこなす独特の響きが、なんとも軽快でさわやかに聴ける一曲です。
これは自分だけなのか?皆さんもそうなのか分かりませんが、「定番」の曲を改めて聴いてみると、意外と素直にサラッと聴けたり、今までは、少し距離をおいていた曲も、何気にスルッと聴けたりという事があるので、とても不思議です。
正直「バッハ」の音楽は、もちろん前から聴いてましたけど、個人的にちょっと距離を置いていた気もするので、最近あまり紹介してませんでしたが、こうやって「たまに」聴いてみると、とても素直に聴ける気がします(って何様のつもりだよって?!)
≪オススメCD≫
ブランデンブルク協奏曲 3曲入ってます
(自分の持ってるCDは確かにこのシリーズなんですけど、なんせ昔のヤツなんで曲が1番、2番、4番でした。)
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲パイヤール(ジャン=フランソワ)コロムビアミュージックエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
スッキりさわやかなフルートの魅力を楽しめます。