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医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

ニキビ菌の酵素発見=大阪大学

2007年06月04日 | 創薬
 大阪大学の鈴木晋一郎教授と野尻正樹助教、井上豪准教授らのチームは、ニキビの原因となる菌が生存するのに欠かせない酵素を突き止めた。エネルギーを作る過程で働く酵素で、ニキビを抑える新薬の実現につながる可能性があると考えている。
 
 化学肥料や動物の死体などが分解してできる窒素化合物から窒素ガスを作る脱窒菌の研究に取り組むなかで、亜硝酸還元酵素に着目。構造を解析したところ、鼓に似たタイプを新たに見つけた。遺伝子配列を調べた結果、ニキビの原因となるアクネ菌にも同様の遺伝子配列があるのがわかった。ATP(アデノシン三リン酸)を生成する際に働く、菌の生命維持に不可欠なものと考えられるという。化学物質などで酵素の機能を左右できれば、菌の活動を抑えたり菌を殺したりすることも可能になると研究チームはみている

[日経ネット関西版 / 2007年06月04日]
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/40297.html


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