東京大学や大阪大学などのグループは11日、卵巣がんに対する新たな抗がん剤「BK―UM」の第2相臨床試験(治験)を始めると発表した。BK―UMはジフテリア菌由来のたんぱく質を主成分として、卵巣がん増殖因子「HB―EGF」を阻害する作用を持つ。従来と異なる作用機序の抗がん剤として阪大微生物病研究所の目加田英輔所長らが開発。2011年に終了した第1相試験では安全性が確認できており、今後、有効性と安全性をさらに検証する。
北海道、東北、東京、大阪、福岡の5大学が共同で、製薬企業の支援を受けない「医師主導治験」として実施する。期間は3年間を予定している。再発・難治性の卵巣がん患者64人を対象に、BK―UMを投与するグループと、投与しないグループに分けて検証する計画。
[日刊工業新聞 2013年06月12日]
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020130612eaae.html
北海道、東北、東京、大阪、福岡の5大学が共同で、製薬企業の支援を受けない「医師主導治験」として実施する。期間は3年間を予定している。再発・難治性の卵巣がん患者64人を対象に、BK―UMを投与するグループと、投与しないグループに分けて検証する計画。
[日刊工業新聞 2013年06月12日]
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020130612eaae.html