和歌山県立医大、同県工業技術センターなどの共同研究グループは、米ぬかに含まれるフェルラ酸が、糖尿病腎症の発症を抑える効果があることが分かったと発表した。ラットを使った実験で、腎症発症を示す尿たんぱく排出量が少なくなり病気の進行が遅いことが確認された。オランダの糖尿病専門誌に発表した。
フェルラ酸はポリフェノールの一種。強力な抗酸化作用がありサプリメントなどの原料に使われている。糖尿病腎症は糖尿病の3大合併症の一つで、高血糖が長く続くことで発症する。代謝異常のために活性酸素が過剰となることが原因として注目されており、研究グループは酸化防止機能を持つフェルラ酸の効果を調べた。
実験では、糖尿病だが腎症発症前のラットにフェルラ酸を含む飼料を与え、12週間後に観察。通常の飼料を食べたラットと比べ、尿たんぱく排出量が半分以下となった。谷口久次・同センター化学技術部長は「医薬品や特定保健食用品としての実用化を目指し、将来的には腎症患者を減らしたい」と語った。
糖尿病腎症に詳しい槙野博史・岡山大大学院教授は「効果のメカニズムを詳しく調べれば、人間への効果も期待できるのではないか」と話している。【辻加奈子】
[毎日新聞 / 2008年01月21日]
http://mainichi.jp/select/science/news/20080121k0000m040112000c.html
フェルラ酸はポリフェノールの一種。強力な抗酸化作用がありサプリメントなどの原料に使われている。糖尿病腎症は糖尿病の3大合併症の一つで、高血糖が長く続くことで発症する。代謝異常のために活性酸素が過剰となることが原因として注目されており、研究グループは酸化防止機能を持つフェルラ酸の効果を調べた。
実験では、糖尿病だが腎症発症前のラットにフェルラ酸を含む飼料を与え、12週間後に観察。通常の飼料を食べたラットと比べ、尿たんぱく排出量が半分以下となった。谷口久次・同センター化学技術部長は「医薬品や特定保健食用品としての実用化を目指し、将来的には腎症患者を減らしたい」と語った。
糖尿病腎症に詳しい槙野博史・岡山大大学院教授は「効果のメカニズムを詳しく調べれば、人間への効果も期待できるのではないか」と話している。【辻加奈子】
[毎日新聞 / 2008年01月21日]
http://mainichi.jp/select/science/news/20080121k0000m040112000c.html
今後ともがんばってください・・・と一言言いたくて。
しかし、科学/医学はすごいですね。
ん~、こんな何も(自分の意見とかを)発信していない単なるスクラップブックで、ホントに申し訳ない(照れます)です。
ランダムに興味を持った新聞記事をコピペしてるだけだったんですが、実はGOOのブログ内検索はお利口なので、過去の話題とか探す時に自分でも便利しています。
最近ですと、IPSのような花形の話題よりもむしろ小さな製薬会社のニュースとか、米ぬか、ヨーグルトのような食品栄養の話題とかの記事が気になりますね。
ちょっと眉つばな発表もあって新聞って玉石混淆だと思いますが、全部にコメントを捻ることも出来ず‥。まあこんな感じのマイペース・マイスペースです。