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抗体で脳梗塞治療 時間たっても効果か=岡山大学、就実大学

2007年07月19日 | 薬理
 脳梗塞発症後、時間がたってからでも効く治療薬の候補を見つけ、ラットの実験で効果を確かめたとの研究結果を西堀正洋・岡山大教授(薬理学)と森秀治・就実大教授(薬理学)らが19日までにまとめた。

 この物質は、脳に炎症を起こすタンパク質を中和する抗体。注射することで、梗塞部分の範囲が縮小、運動まひが抑えられたという。

 脳梗塞は脳の血管が詰まり、酸素やブドウ糖が供給されなくなる。従来は血管を詰まらせている血栓を溶かす薬などを使い、発症後一定時間内に治療を始める必要があった。

 西堀教授らは、炎症を促進させる「ヌクレオカイン」というタンパク質のグループに着目。脳細胞が壊死(えし)すると細胞からこのグループの一種「HMGB1」というタンパク質が排出され、炎症が悪化し、脳梗塞が進むとの仮説を立て実験した。


[共同通信 / 2007年07月19日]
http://www.47news.jp/CN/200707/CN2007071901000646.html

就実大学薬学部 ホームページ
http://www.shujitsu.ac.jp/web/department/pharm/index.html


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