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医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

「ニモ」絶滅の危機に、映画人気が仇(あだ)=カンブリア大学(英国)

2008年06月26日 | 生命&倫理
【ロンドン26日時事】英カンブリア大学のビリー・シンクレア教授はこのほど、ディズニーのアニメ映画「ファインディング・ニモ」の主役として取り上げられた熱帯魚カクレクマノミが絶滅の危機にひんしているとの研究報告をまとめた。
 映画人気によるペット需要の高まりや、地球温暖化に伴うサンゴ礁の白化現象が原因。海中の生態系を描き、自然の大切さを子供に伝えるはずの映画が皮肉にも深刻な自然破壊を招いている。
 同教授によると、オーストラリアで行われた調査では、1つの群れの平均個体数が25匹から6匹に激減。繁殖の維持が難しくなっているという。(2008/06/27-06:04)

[時事ドットコム 2008年06月26日]
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200806/2008062700059


とても憂うべきニュース。
wikipediaでも既にクマノミの乱獲問題は記事にされていました。
クマノミ 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%8E%E3%83%9F
ファインディング・ニモ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A2

ところが某オークションを覗いてみたら、手頃な値段で常時数十件の出品があるんですね。
http://search.auctions.yahoo.co.jp/jp/search/auc?p=%A5%AB%A5%AF%A5%EC%A5%AF%A5%DE%A5%CE%A5%DF&auccat=0&alocale=0jp&acc=jp
出品者のコメントによりますと、国産ブリード(養殖)ものの「商品」を購入することが「天然カクレクマノミ捕獲を減らし生態系を守り自然破壊を防ぐ」ことになるのだそうです(!!??)。ホント、ニンゲンの欲の深さには呆れてしまうばかりです。


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