ラットは今日も、きみのために。

マウスも研究者も頑張っています。
医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

膠芽腫の新モデルマウス開発-悪性脳腫瘍、特徴をよく再現=ソーク研究所(米国)

2009年01月06日 | 遺伝子組替マウス
 脳腫瘍(しゅよう)の中でも非常に悪性の膠芽腫(こうがしゅ)のモデルマウスを、脳細胞にがん関連遺伝子を導入する方法で開発したと、米ソーク研究所の丸本朋稔研究員(現国立病院機構神戸医療センター脳神経外科医師)らが6日までに米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表した。
 ヒトの膠芽腫切片を免疫不全マウスの脳に移植する従来のモデルマウスに比べ、病理がヒトの膠芽腫により近い状態を再現した。主に大人で発症する膠芽腫は、有効な化学療法や放射線療法ができず、手術で摘出しても再発するなどして、患者が1年程度で死亡することが多い。発症原因を解明し、新しい薬や治療法を開発するのに役立つと期待される。(2009/01/06-14:31)

[時事ドットコム 2009年01月06日]
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200901/2009010600481