沖縄県のとんでもない対応が明かとなり、困惑と怒りを禁じ得ない。
防衛局から出されていた埋立区域内に残る絶滅危惧種のオキナワハマサンゴの移植のための特別採捕許可申請を、今日(13日・金)、知事が許可してしまったのだ。来月から土砂投入が始まるというこの重要な時期に、いったい何ということか。
午後、沖縄平和市民連絡会として辺野古新基地建設対策課長と話しあった後、ある人から偶然、今日、県が与党県議団に特別採捕許可を出すという説明があったということを聞いた。あわてて水産課に行き事情を確認。やはり、今日中に許可を出すとのことだった。
途方に暮れて県庁1Fロビーに行くと、15日から県庁前で知事の承認撤回を求める座りこみを始めるグループが記者会見を終えて下りてきた。山内徳信さん、伊波義安さん、仲宗根勇さんら10人ほど。この話しをすると皆、驚いて、すぐに水産課に行こうということとなった。そのまま、午後7時半すぎまで交渉を続ける。埒があかないので、せめて副知事か部長から説明を受けるまでは防衛局への許可書の送達を待ってくれと申入れた。課長は、休憩をとり、三役とも相談したが、最終的にその要請も拒否され、今日中に許可書を送達するとのことだった。
土砂投入は、辺野古崎側の②-1工区から始まると言われているが、オキナワハマサンゴの移植ができれば、広い②工区の方も土砂を投入することができる。沖縄県は、そして知事は、いったい何を考えているのか、全く理解できない。
(水産課長らへの申入れは、4時間を超えた)