今日（11日）は、辺野古の工事で使われている違法なダンプトラック、コンクリートミキサー車の問題で所管の沖縄総合事務局運輸部を訪ねた。５月２日にゲート前で撮影した工事車両22台の写真を、8日に沖縄総合事務局送っていたのだが、その結果を聞きに来たのだ。
昨日のブログで、側面と後面の番号表示が異なるというとんでもないダンプ規制法違反の車両についての説明はしたが、さらに多くの違法車両があることが確認された。
（タイヤがつるつるに摩耗したダンプトラック。危険きわまりなく、道路運送車両法の保安基準に違反する。）
（多くのコンクリートミキサー車もタイヤが摩耗している。上の車両はさらに、「最大積載量の表示なし」、「後部反射器不備」も指摘された。）
（昨日のブログでも説明した、後部と側面の番号表示が異なったダンプ。側面の番号は12844。ダンプ規制法違反であるだけではなく、沖縄総合事務局は、「最大積載量の表示なし」「後部反射器不備」を指摘し、さらに「過積載の疑い」ということで県警本部に写真を送り、情報提供したという。）
沖縄総合事務局は、22台全てに道路運送車両法の保安基準違反を確認し、5月10日、これらの車両の所有者に警告ハガキを送付したという。詳細は次のとおりだ。
・タイヤ摩耗 20台
・後部反射器の不備 ８台
・最大積載量の表示なし ７台
・速度抑制装置の表示なし ３台
・後部荷台のあおり（さし枠） １台
また、ダンプ規制法に定められた番号表示の不備の車両（４台）についても、車両所有者に連絡して是正を指示している。
さらに、側面と後面の番号表示が異なっているダンプトラックについては、過積載の疑いもあることから、県警本部に写真を送って情報提供したという。
なお、４月20日、本部町島ぐるみ会議の皆さんと一緒に、本部港（塩川地区）で使用されている違法工事事車両の是正申入れを行なった際、沖縄総合事務局は過積載の疑いのある16台の車両について県警本部に写真を送り情報提供を行なっている。その後、県警からは「今後、取締りをします」と連絡があったという。
また、今回確認された違法ダンプについては、沖縄総合事務局は、車両所有者だけではなく、事業者である沖縄防衛局に対しても、改善するよう申入れたという。しかし、 市民らが辺野古の違法工事車両について沖縄総合事務局に訴え、沖縄総合事務局が防衛局に是正を求めたのは、昨秋以来、今回で４回目となる。何度、沖縄総合事務局が注意をしても、防衛局はいつまでも違法車両を黙認し続けているのだ。政府発注の公共工事で、このような行為違法が許されてはならない。
また、ゲート前で違法車両を現認し、市民らからも指摘されていながら、それを黙認し続けている県警本部の責任は大きい。
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