チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

海上ボーリング調査の中止を求めて防衛局への抗議の申し入れ

2015年03月30日 | 沖縄日記・辺野古

 3月30日(月)、県民会議が防衛局に対して、海上ボーリング調査の停止を求める要請行動を行うというので参加した。当初は、沖縄選出の野党国会議員団と県民会議の共同の申し入れの予定だったが、国会の日程が変更となり、議員さんたちは急遽、東京に行かなければならなくなった。そのため、井上防衛局長は出席せず、担当部署の課長補佐クラスの職員が対応することになってしまった。

 それでも、今回の大型コンクリートブロックの投入問題について、いろんな事実が明らかになった。政府・防衛局は、「県から、浮標の設置は岩礁破砕手続きの対象とはならないと言われた」と主張している。しかし、県の「取扱方針」によれば、「許可不要」となる場合は、事前に県に必要な書類・図面等を添付した協議書を提出し、知事から「許可不要」という回答文書が出されて始めて「許可不要」ということになるのだ。この点について、防衛局の担当者は、「事前に協議書は提出していない。昨年6月20日に県の担当者から手続きの必要はないという電話での連絡があった。」と説明した。役所の許認可手続きが、あいまいな口頭のやり取りだけで済まされるはずはなく、書面のやり取りがない以上、防衛局の主張は通用しない。

 また、その際、防衛局から、コンクリートブロックの重量、寸法、設置個数等について説明していたかという追求に対して、防衛局の担当者は、「それはしていません。」と答えた。事前に県が了解していたという防衛局の主張は、これでは通用しない。

 このような実態にもかかわらず、今朝、農林水産大臣は、知事の作業中止指示の効力を一時的に停止する決定をした。防衛大臣が申請して農林水産大臣がそれを認める決定をしたというのだが、同じ政府の中での決定にすぎず、全くの茶番劇としか言いようがない。後は、知事の毅然とした判断を期待したい。

 辺野古近くでは、今日も海上ボーリング調査が続けられていた。

 今日も船団とカヌー隊が抗議行動を行い、全員が海保によって拘束されてしまった。夕刻、辺野古の浜に行くと海保のゴムボートが拘束したカヌー隊のメンバーらを解放するところだった。

 シュワブ基地ゲート前での抗議行動にも参加した。農林水産大臣の決定に対し、参加者の怒りは収まらず、ゲート前での座り込みなども行なわれた。

(以前、山城さんを拘束、基地内に引きずりこんだ米軍に雇われた従業員ら。暑くなってきたのに、ほとんどが黒マスク姿だ。)

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