チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

9日(土)、中谷防衛大臣来沖抗議。夜は「戦場ぬ止み」(三上智恵監督)の試写会

2015年05月09日 | 沖縄日記・辺野古

 5月9日(土)、中谷防衛大臣が来沖し、翁長知事と会談するというので、県庁前で抗議行動が取り組まれた(県民会議主催)。約300名が参加。県民広場での抗議集会の後、県庁東口に移動した。しかし、今日は県警が今までにない過剰な警備体勢をしき、歩道の大部分を囲って抗議団の行動を阻止した。抗議団は、そうした規制に屈せず、知事と防衛大臣の会談中、シュプレヒコールを続けた。

 報道によると翁長知事は防衛大臣との会談で、毅然と辺野古埋立の中止決断を迫ったという。知事の冒頭発言全文が新聞に掲載されているが、そこに次のようなエピソードが語られている。

 2年前に参議院の予算委員会のメンバーらが超党派で来沖し、基地所在市町村の首長と意見交換した。当時、翁長知事は那覇市長としてその場に参加していた。そこである自民党議員が大きな声で、「本土が嫌と言っているのだから、沖縄が受けるのは当たり前だろう。不毛な議論は止めようや。」と言ったというのだ。

 中谷防衛大臣は、以前、「基地を分散させようと思えば、九州でも分散できる。」と発言したことがある。知事は、中谷防衛大臣の「辺野古が唯一の解決策」という説明はこの自民党議員のレベルだと言いたかったのだろう。それでも、知事は2回に渡ってこの自民党議員の話をし、最後には「切なく、寂しい思いがある。この気持ちを理解してほしい。」と話を締めくくった。

 午後は、辺野古に行った。大浦湾では台風に備えて、海上ボーリング調査のスパッド台船がクレーン船の上に撤去され、オイルフェンスなども片付けられていた。台風は連続して来るようなので、しばらく海上作業は中止になるだろう。

 夜は、瀬嵩の久志支所で三上智恵さんの「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)の上映会。一般公開は5月末からだが、その前に是非、地元の人たちに見てほしいという三上さんの特別の計らいだ。

 海上やゲート前での攻防だけではない。そこに参加する島袋ふみ子さんを始めとした地元の人たちの、新しい基地は絶対に作らせないというそれぞれの思いが、ユーモアを交えて描かれている。一人でも多くの人たちに見て欲しい映画だ。

 

             (挨拶する三上監督)

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