チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

シュワブゲート前、防衛局は違法な歩道の囲い込みをしていた! 道路占用の許可の範囲を逸脱

2014年08月04日 | 沖縄日記・辺野古

 8月4日(月)、早朝から4名を乗せ辺野古へ。今日もシュワブ基地第1ゲート前での工事車両の進入阻止の闘いだ。

 シュワブ基地のゲート前に設置された三角の突起のついた鉄板(「殺人鉄板」)や移動式鉄柵の問題点については、昨日のブログでも説明した。4日の朝、県民会議として、このような道路占用許可を与えた沖縄総合事務局北部国道事務所に行き、説明を求めた。北部国道事務所は、大城副所長と中野第1管理課長が対応した。

 交渉の中で次のような事実が明らかになった。

 国道事務所は、本年7月3日、防衛局に対して道路占用回答書を出している。「キャンプ・シュワブ施設関連工事による路面損傷防止対策」として、「仮設ゲート(鋼製可動式)」と「敷鉄板(泥引防止装置)」が許可されている。しかし、道路上に勝手に仮設ゲートなど設置できないし、泥引防止装置がもし必要なら基地の中に設ければいいのである。この許可は、道路法、同施工令の占用許可基準からみても、違法なものであることは明らかだ。(この点については後ほど詳しく説明する。)

 今日の国道事務所との交渉で明らかになった最も大きな問題は、占用許可は鉄板と仮設ゲートだけであるにもかかわらず、沖縄防衛局は、道路占用許可の範囲外である国道の歩道部分までも囲い込んで県民の立入を制限していることの不当性だ。防衛局が、県民が自由に歩行することのできる国道を一方的に囲いこんだのは、全くの違法行為だ。

  (占用許可の図面。占用物件は、鉄板(上図の緑の部分)と仮設ゲート(上手の赤点線)。緑の部分の左右の歩道部分(上手の白い部分)は道路占用の範囲外だが、防衛局は歩道部分まで立入制限していた。)

 交渉を終えてシュワブのゲート前に戻り、防衛局と警察の責任者に占用許可の範囲を説明し、歩道部分に自由に入れるようにせよと申し入れた。しかし、防衛局は、歩道部分は占用許可の範囲外であり、防衛局が管理している場所ではないことを認めながらも、歩道部分への立入を認めようとしない。それならやむを得ない。Yさんの指揮のもと、皆でいっせいに仮設ゲートを超え、歩道部分に入った。警察は慌てふためいたものの、歩道部分への立入を規制する法的根拠がないことが明らかになったため、何の対応もできない。こうして、歩道部分は県民が自由に入れる場所となった。

 我々は、さらに国会議員さんらとともに沖縄総合事務局との交渉を予定している。危険な鉄板、そして何の根拠もない仮設ゲートを撤去するよう強く申し入れる。

 シュワブ内の既設建物解体工事のアスベスト問題もそうだが、今回の歩道の一方的な囲い込みも道路法違反である。防衛局の違法行為の連続はもう絶対に許せない。

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 辺野古、シュワブ基地ゲート... | トップ | 炎天下、今日も続くキャンプ... »
最新の画像もっと見る

沖縄日記・辺野古」カテゴリの最新記事