チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

<8月17日の辺野古>防衛局は土砂投入が出来なかった! カヌー49艇で海上大行動 // また明かになった防衛局の問題行為

2018年08月17日 | 沖縄日記・辺野古

 8月17日(金)、早朝5時半に那覇を出発、辺野古へ。

 今日は、防衛局が県に土砂を投入すると通告していた日であるため、「土砂投入を許さない! 8.17辺野古海上行動」が行なわれた。私は、Nさんと「ブルーの船」を担当。カヌー49艇、抗議船5隻が海に出た。

  カヌーが一斉に松田の浜から出てきた。「ブルーの船」が先導して海上パレードが始まる。

 シュワブの浜には10数艇の水陸両用艇が並んでいた。カヌーが通り過ぎた後、演習を始めたのだろう。サンゴも海草藻場も大規模に破壊されている。

  土砂投入が予定されている辺野古崎先端近くの②-1工区の前で、海上抗議集会が始まった。最初に、8日に亡くなった翁長知事を偲んで黙祷。

 

 

 

 

 外周護岸外側のフロートが台風対策のために撤去されているので、「ブルーの船」はK4護岸に近づいていった。今日は、海保の規制はない。護岸の上では、軍警らが慌てて駆け寄ってくる。 

 

 

 

 結局、今日の土砂投入はなかった。翁長知事が急逝したため、今、土砂を投入するのは県民感情を刺激するので、知事選後まで延期しようというのだろう。沖縄県は、こんな卑劣な政府のペースにごまかされることなく、一刻も早く、埋立承認の「撤回」に踏み切らなければならない。

 

 海上行動は午前中に終り、昼過ぎから浜で集会が開かれた。ゲート前からも大勢来てくれた、参加者は450名にもなった。

 私も、現場の様子や、これからの埋立工事はどのように始まっていくのかについて説明した。

  撮影A.Hさん

*********************************

 今日、海に出てK4護岸を間近に観察したのだが、また、防衛局の問題行為が明かになった。

 以前から、現在の外周護岸で造成は、下部工(基礎捨石、被覆ブロック)だけで、最終完成高よりもまだまだ低いと説明してきた。このままの高さで外周護岸を仕切ったとして内側に土砂を投入すれば、台風時の高波が簡単に護岸を超え、土砂をかき混ぜてまた外に出ていくため、周辺の海が汚濁されてしまう。

 4月27日、参議院議員会館での防衛省交渉や、6月4日の沖縄防衛局長交渉で、再三、この問題を追及してきたが、防衛省は、7月26日の辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会の交渉で次のように説明した。

「現在の基礎捨石の上にコンクリートブロックを置き、高さをCDL+4.00mとする。さらにその上に、石材を入れた袋材を2段に積み、高さをCDL+5.20mとしてから内側に土砂を投入する」

 ところが、今日、現場を見ると(下の写真参照)、②工区の辺りでは基礎捨石の上にコンクリートブロックが設置されているが、先に埋立が始まる②-1工区のK4護岸は、基礎捨石部の上にコンクリートブロックは設置されておらず、直接、石材を入れた袋材が2段に設置されているとしか見えないのだ。とても必要な高さになっているとは思えない。

 防衛局はこの問題について明確に説明しなければならない。

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今回の県の辺野古埋立承認の... | トップ | お詫び  ブログの更新が遅... »
最新の画像もっと見る

沖縄日記・辺野古」カテゴリの最新記事