チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

連日の雨の中、辺野古の工事強行で大浦湾が濁っている! 防衛局は、時間雨量5mm以上の降雨予測が出た場合、土砂搬送を中止しなければならない! /// 県の赤土条例の立入調査が何故、遅れているのか?

2022年06月13日 | 沖縄日記・辺野古

 今年の梅雨は例年になく降雨が続いている。そのため、連日のように大浦湾が赤土で濁っている。これは、①雨の中でも防衛局が埋立土砂搬送を続けているため、②辺野古弾薬庫第4ゲート内部で大規模伐採と開発行為が続いているため、であることは明らかだ。

 大浦湾での土砂陸揚・搬送の様子は距離があるので分からないが、土砂を積みだしている本部塩川港や安和桟橋では、下の写真のようにダンプトラックから汚濁水が流れ落ちている状況が確認されている。

 (5月31日、安和桟橋(O1さん撮影))

  (5月12日、本部塩川港 (O2さん撮影))

 本部町島ぐるみ会議は昨年4月から毎月、本部塩川港にベルトコンベアが設置された問題について沖縄県北部土木事務所と交渉を続けている。昨年6月29日、北部土木事務所長は、「降雨時の作業中止の基準を設ける。本部町の気象台で5mm/時間を超える雨が予測された場合、作業は一時中止させる」と約束し、翌月以後、業者の申請書にもその旨が記載されるようになった。実際には、今月の豪雨時もこの許可条件を無視して作業が進められているため上の写真のようなひどい状況となっているのだが、その都度、私たちは北部土木事務所に抗議の電話を入れて中止を申し入れてきた。

 「5mm/時間を超える雨が予測された場合、作業は一時中止」という許可条件については、当然、防衛局も承知している。この基準は、土砂運搬車両等からの汚濁水の流出を防ぐためのものであり、本部塩川港に限られるものではない。安和桟橋や大浦湾での土砂陸揚・搬送についても、同じ基準で対処するべきであろう。

 「日本気象協会 本部町」、「日本気象協会 名護市」で検索すれば、それぞれ、本部町、名護市の時間雨量予測が分かる。

 ・5月30日のブログ参照

 降雨が予想される場合はすぐに、本部町、名護市の雨量予測が5mm/時間を超えていないかどうかをチェックしよう。そして、雨量予測が5mm/時間を超えているにもかかわらず作業が続けられている場合は、沖縄県北部土木事務所や防衛局に抗議の電話を入れて工事を中止させよう! 

 

(辺野古弾薬庫第4ゲート内部の乱開発も大浦湾への赤土流出の原因(3月17日 Nさん撮影))

 辺野古弾薬庫第4ゲート内では、商用車用ゲート造成工事や美謝川切替工事等で、67,740平方メートルもの森林が皆伐され、広大な裸地となっている。この形質変更工事については、当然、赤土等流出防止条例に基づく県への事業行為通知書が出されている。

 ヘリ基地反対協の5月10日の県交渉で、県は、5月9日、防衛局に同条例に基づく立入調査を申し入れていることが明かになった。しかし、それからすでに1ケ月以上が経過しているにもかかわらず、防衛局はまだ県の立入調査を認めていない。大慌てで赤土対策の応急措置を急いでいるものと思われるが、県も防衛局の引き延ばし策を許さず、早急に立入調査を行うべきであろう。

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