ほっとする夜は・・・・

とりあえず5回笑うこと
太極拳の練習をする
これが毎日のノルマなの

父のニョウガ

2008年08月19日 | 青果

実家に生えてた茗荷です。

茗荷を食べると物忘れをする。昔から言われてるけどホントなんでしょうかね~

一説には香りが刺激的なので子供にはあまり食べさせたくないから、なんて聞いた事があるような。でもこの独特の香りがなんか体に良さそうに思えません?

 

 

ずいぶん前のことですが、両親は縫製の仕事をしていました。仕事場は敷地内の離れにあり朝から晩までこもりっきりで働いてました。

仕事場にはトイレがないので用を足すには母屋まで行かなければならず、めんどうなのか父は時々庭のすみで立ちションをしていたようです。

ある夏の日、実家に遊びにきた私は庭のすみにある丸々とした茗荷を取ろうとしたら、母が「やめとけ!」と止めたのでした。理由をきくと父が茗荷の脇で立ちションしてるから食べられないと言った。

それも「お父ちゃんは糖尿病だからブクブクと泡立ってアリが寄ってくるオシッコなんだぞ~」と恐ろしい事まで追加したよ。

 

それ以来実家の茗荷には関心がなくなったのだが、きょう実家に行ったらその茗荷を取って食べてるよ~だとか。オイオイオイ!汚くて食べられないって言ったのはどうしたのよ。

「父が死んで十年、もう大丈夫だよ」 だって。