行ってきたのは明月庵 ぎんざ田中屋。初めてのおみせです。昼時の忙しい時間をはずしてゆっくりしたい、となると一日通しでやっている蕎麦屋じゃないといけないわけでして。
大抵は2時くらいから準備中の札がかかってしまう店が多くて探すのが一苦労です。
ここ明月庵 ぎんざ田中屋はつまみの一品料理の品揃えが豊富だし、蕎麦もそこそこ旨いし、店員も感じが良いときたのでの期待してのれんをくぐりました。
ここにもちゃんと炭箱に入った焼き海苔がありました。海苔の香りが凄くいいです。期待できてうれしくなってきます。
行儀が悪いが中蓋を開けると炭箱の火元には本物の炭が熾ってました。圧縮燃料のお店が多い中でこれは本格的でした。
となりが鶏わさ。これはねっとりとして水っぽくなく鶏臭さが全くないのが良いし美味しいわ。
卵焼きは関東風だしまきでそばつゆと砂糖が入った甘めの味です。オジさん好みでした。
昼下がりでもお客は絶えずいっぱいでして、近所のおやじさんらがすっかり出来上がってる様子は目障りだが、初めての私らも遠慮なく呑める雰囲気なので助かってます。ビール5本め。
いつも〆はざる蕎麦2枚なんだが、ここの「そば天いなり」が旨そうなので、それに舞茸天せいろにキマリです。
そば天いなりは、中にそばと小さな海老天が入ってて濃く甘く煮た油揚げの味で食べます。ほんの小さな海老天がアクセントになってなかなかのもんです。家でも作りたいが出来るかな？
薬味がやたら立派な様子からわかるように、ここの器はおしゃれで高価でその辺りも楽しめました。
で、肝心のお蕎麦ですが、蕎麦と寿司は親の仇のように食べろと言われてますので写真を撮るひまなく食べちゃいました。量は少なめですがシコシコとして角が立った好みのお蕎麦でした。つゆも濃い目のほうでして気分良くごちそうさまでした。